
世にも奇妙な物語 聖夜の特別編

- 日中親善大使として日本にやってくるはずのゴリラが病気になってしまった。外務省の高橋(坂東八十助)は、ある一人のお笑い芸人・勇二(勝俣州和)に目をつける。勇二は、ゴリラの物マネがとてもうまかった。そこで、彼にゴリラの着ぐるみを着せ、ゴリラの体調が戻るまで日中親善大使として各種のイベントに参加させる作戦をたてたのだ。作戦は、見事に成功するのだが…。

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- 原作
- 梶尾真治 (「絶唱の瞬間」
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- 『日本SFの大逆襲』 所収
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- 徳間書店)
- 脚本
- 樽谷春緒
- 演出
- 小野原和宏

- サラリーマンの塚崎軟一(田口浩正)は、歌が大の苦手。しかし、同僚の原田守(野村宏伸)らと一緒にカラオケボックスに行くことになり、結局、無理矢理歌わされてしまう。案の定、音痴だと笑われたうえ、原田にケチャップまでかけられてしまう。復讐を思いついた塚崎は、後日、打ち上げだと言って原田らを自宅に招待する。その地下室には、奇妙なカラオケマシンがあり…。

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- 原作
- 山崎洋子( 「テレパシー・『小説トリッパー』(朝日新聞社) 所載
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- ラブ」 朝日新聞出版)
- 脚本
- 高橋留美
- 演出
- 松田秀知

- テレパシーの能力を持つ遠藤美和子(水野真紀)は、同じ力を持つ上司の松下明(生瀬勝久)から交際を迫られていたが、松下は妻子持ちのため、距離を置いていた。しかし、松下は、この能力を持つのは世界で自分と美和子だけだと言い、テレパシーを使って何度も言葉を交わしていくうちに、美和子も松下に惹かれていく。ところがある日、松下が別の女性と親しそうに歩いているのを見た美和子は逆上し…。

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- 臼井さち子
- 野際陽子
- リチャード
- パトリック・ハーラン

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- 主婦の臼井さち子(野際陽子)は、平凡で単調な毎日に疲れ気味。夫の無関心や、子供たちの身勝手な態度にも辟易としている。そんなさち子の唯一の楽しみは、台所に隠してある、中高年向けのロマンス小説を読むこと。ある日、さち子の前に、ロマンス小説に出てくる主人公そのもののリチャードという白人青年(パトリック・ハーラン)が現れて、さち子は小説のヒロインと同じような体験をする。

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- 原作
- 井上夢人(「四十四年後の
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- 証明」『もつれっぱなし』
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- 所収 文藝春秋)
- 脚本
- 高橋留美
- 演出
- 小椋久雄

- 漫画家を目指し、警備員のバイトをしている多喜田利彦(荻原聖人)のもとに、未来の孫だという少女から電話がかかってきた。最初は半信半疑の利彦だったが、未来を言い当てていく少女のことを、次第に信じるように。そして、少女からのアドバイス通りに、自らボツにしていた原稿を完成させてみると、これが見事に採用された。そこから利彦の人生は好転するのだが…。
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