
世にも奇妙な物語 冬の特別編

- 福田良一(吉田栄作)は恋人の前島由紀(松本伊代)と、有名な予言師・ガルーダが出演する公開生番組を観覧していた。ガルーダが予言したのは、これから起こる殺人事件解決のヒント、航空機の事故、そして福田が「13日の金曜日」に死ぬということ。13日は今日から3日後だ。一躍、時の人となった福田は、マスコミに追い回されることに。そんな中、本当に起こった殺人事件が、ガルーダのヒントで解決される。

- それは1カ月前のことだった。丸ノ内則男(薬丸裕英)は、理容師の鏡子(南野陽子)と関係を持ってしまった。鏡子は、丸ノ内の恋人・幸絵(渡辺美奈代)の親友だ。3人でいる時、鏡子は何かと丸ノ内との関係を匂わせるようになり、丸ノ内は、いつバレてしまうかと気が気ではなかった。そんな時、工事中の大きな穴から、鏡子の声が聞こえてきて…。

- 妻が中学受験の息子にかかりきりで家に居場所のない沢田公雄(片岡鶴太郎)は、ある日、見慣れないおでんの屋台に立ち寄った。文句ばかり言う家族に嫌気がさしていた沢田は、周囲の酔っ払い客に押される形で、屋台脇の公衆電話から、帰るコールならぬ「帰らないコール」を入れてしまう。屋台を出て家に向かった沢田だったが、この角を曲がれば家というところで…。

- 6年2組の担任・久保田玲子(中森明菜)は、卒業制作にもやる気のない生徒たちに、教師としての気力を失いつつあった。そんなある日、玲子は放課後の校舎で戦時中のような格好をした生徒たちと出会った。彼らは、約束した友達に会うために来たという。玲子に授業してくれとせがむ子供たち。無邪気で、勉強や遊びに熱心な彼らと触れ合ううちに…。

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- 原作
- 諸星大二郎(「復讐クラブ」
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- 「不安の立像」所収 集英
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- 社)
- 脚本
- 深谷仁一
- 演出
- 星護

- 平野忠雄(橋爪功)は、毎日のように桑原課長(入川保則)に怒鳴られてばかり。しかも決まってみんなの前で。それでも涼しい顔をしていられるのには訳があった。家族も同僚も知らない自分だけの秘密。実は、平野には日曜日ごとに通っている場所があった。そこには「復讐クラブ」という、自分の代わりに他人が復讐をしてくれるクラブがあるのだった。

- 平凡なサラリーマンの坂本(竹脇無我)は、家族とデパートで買い物をしている時に、ふと懐かしい絵を見かけた。妻に絵を見ていくと言い、一人で向かうと、そこにはかつての恋人・河野梨絵(いしだあゆみ)の姿が。久々に再会した二人は、梨絵が唱えた呪文で10年前に戻ってしまう。そこは公園らしき場所。梨絵は、坂本が忘れていた、当時の思い出を懐かしげに語り出した。
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