
世にも奇妙な物語 秋の特別編

- 映画翻訳家を目指している聡子(斉藤由貴)に、見合い話が持ち上がる。その気がない聡子は、断るつもりでやってきたのだが、見合い相手と無理矢理対面させられてしまう。相手を一目見て「絶対、絶対、絶対イヤ!」と叫んでしまう聡子。すると次の瞬間、聡子は別世界にテレポート。そこは、戦場のような場所だった。その後も、「イヤ!」 と叫ぶたびに、ひどい世界に移ってしまい…。

- 瀬川(本木雅弘)は広告代理店に勤務している。仕事が忙しく毎日帰宅が遅くなるため、なかなか恋人の直子(藤谷美和子)と会う時間を作れないでいた。そんなある日、瀬川が帰宅すると、留守番電話に、女性のうめき声が録音されていた。翌日、瀬川は、近くのガード下にある公衆電話の前で、女性が血まみれになって倒れているのを目撃する。

- 綾子(沢口靖子)は、教育実習で母校の小学校にやって来た。彼女には、確かめたいことがあった。小学校の時に、顔のない半ズボンの男の子を学校の部屋に閉じ込め、置き去りにした記憶があったのだ。その部屋があった場所は、すでに壁でふさがれていた。そんな折、綾子が宿直で残っていると、故障中のはずの電話が鳴った。受話器を取った綾子に、「開けてよ」という少年の声が…。

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- 原作
- 山田正紀(「代打はヒットを
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- 打ったか?」『まだ名もな
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- い悪夢』所収 徳間書店)
- 脚本
- 中村功一 (飯田譲治)
- 演出
- 鈴木雅之

- エリートサラリーマンの今関部長(伊武雅刀)は、今日も部下を引き連れて、自慢話を肴に高笑い。帰りのタクシーに乗り込み、野球中継で巨人戦を楽しんでいた。すると、いい場面で代打が登場。「大事な3球目、バッターが打ったぁ! 打球の行方は…?」という実況の声に、息を殺す今関。と、そこでタクシーがトンネルに入り、ラジオが聞こえなくなってしまった。結果が知りたい今関は…。

- 30歳を前に金も名誉もすべて手に入れたキャリアウーマンの不二子(浅野ゆう子)。だが彼女は、自分の人生にどこか迷いを感じていた。ある日、部下の運転する車で帰宅途中、渋滞を避けようとして路地に迷い込んでしまう。そこで5年前に将来を占ってもらった占い師と再会する。占い師は、何の不自由もない華やかな生活ではなく、もう一つの人生を見てみないかと不二子に提案する。
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