君が心をくれたから

2024年1月8日 成人の日 スタート 毎週月曜よる9時 放送

ストーリー

君が心をくれたから 逢原雨(永野芽郁)

逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)と付き合い始めた。雨の祖母・雪乃(余貴美子)がガン闘病で入院していることもあり、雨のことが心配になった太陽は、雪乃の家で彼女と一緒に暮らし始める。だが雨は、太陽との生活にまだ慣れない様子だった。そんな雨に太陽は、「これからは『雨』って呼びたい」と申し出る。自分の名前が苦手な雨は、少し考えさせてほしい、と返す。

君が心をくれたから 逢原雨(永野芽郁)、朝野太陽(山田裕貴)

雪乃の部屋を掃除していた雨は、古いボイスレコーダーを見つける。雪乃と雨は、そのボイスレコーダーを使って互いにメッセージを録音し、声の交換日記をしていたことがあった。当時小学生だった雨にとって、優しくて温かい雪乃の声は一番大切な宝物だった。

君が心をくれたから 逢原雨(永野芽郁)
君が心をくれたから 逢原雪乃(余貴美子)

その時、雪乃が入院している病院から、容態が急変したとの知らせが入る。病院へ駆けつける雨。すると雪乃は、家に連れて帰ってほしいと雨に頼む。病院から、もし何かあっても責任は取れない、と告げられた雨は悩むが、太陽から「大丈夫、俺もいるから」と励まされ、帰宅する。

「あと何日もつかどうか」。そう感じていた雪乃は、雨にひとつお願いをする。それは、雨の母・霞美(真飛聖)を連れた、最初で最後の家族旅行に出かけることだった―。

君が心をくれたから 逢原雨(永野芽郁)、逢原雪乃(余貴美子)、霞美(真飛聖)
君が心をくれたから 朝野太陽(山田裕貴)
君が心をくれたから 朝野春陽(出口夏希)、朝野陽平(遠藤憲一)
君が心をくれたから 逢原雨(永野芽郁)、朝野太陽(山田裕貴)
バックナンバー

逢原雨(あいはら・あめ、26歳/永野芽郁)

過去のある経験から、自分に自信を持てずにいる女性。学生時代に、“雨”という珍しい名前から“ザー子”と呼ばれてバカにされ、他人と関わらないようにしていた。そんな彼女に、ただ一人明るく声をかけてくれたのが太陽だった。太陽と過ごすうちに、初めて人生に前向きになれた雨は、高校卒業と同時に、パティシエの夢を叶(かな)えるために上京。太陽には自分の想いを伝えないまま離れることに。しかし、雨はある理由で長崎へ帰ることになり、心の中で太陽と再会したいと願いながらも、今の自分を見られたくないと葛藤していた…。

朝野太陽(あさの・たいよう、28歳/山田裕貴)

一人前の花火師になるという夢を持ち、明るく前を向いて生きる男。長崎で代々続く老舗煙火店の跡取り息子として生まれた太陽は、亡き母との約束を果たす為、父の跡を継ぐべく修行に励んでいる。元気で活発な性格だが、学生時代に気になっていた雨に対してだけは素直に話しかけられないような不器用な面も持つ。雨に自分の想いを伝えられないまま上京を見送ったが、離れていた8年の間、片時も彼女のことを忘れたことはなかった…。

日下(くさか/斎藤工)

雨に“過酷な奇跡”を提示するあの世からの案内人。太陽が事故に遭い、悲しみに暮れる雨の目の前に突然現れて、「奇跡を授ける代わりにあなたの心を奪わせてください」と持ちかける謎めいた人物。時に厳しい口調で雨に決断を迫る冷酷な一面を見せることも。

千秋(ちあき/松本若菜)

日下と共にあの世からやってきた案内人。日下と同じくミステリアスな人物だが、“過酷な奇跡”を提示された雨に対して思いやる言動を見せるなど、人間味のある一面も。

朝野陽平(あさの・ようへい、59歳/遠藤憲一)

太陽の父であり師匠である花火師。代々続く老舗煙火店“朝野煙火工業”の当主として、息子の太陽を一人前の花火師に育てるべく、人一倍厳しく接している。しかし、早く花火師として成功したいと焦る太陽とたびたび衝突してしまって…。

逢原雪乃(あいはら・ゆきの、67歳/余貴美子)

雨の祖母。長崎に帰ってきた雨と2人で暮らしている。明るくおおらかな性格で、ふさぎ込みがちな雨のことを優しく支え、時には彼女の恋愛相談に乗ることも…!太陽との関係に悩む雨の背中をそっと押してくれる、頼れる存在。

朝野春陽(あさの・はるひ、23歳/出口夏希)

太陽の妹。「春陽」という名前が表す通り、明るく陽気な性格で、不器用な一面もある兄・太陽にたびたびストレートな言葉をかけてはタジタジにしている。しかしその一方で、誰よりも太陽と家族の幸せを願っていて…。

望田司(もちだ・つかさ、33歳/白洲迅)

長崎市役所で働く心優しい青年。司は、自分に自信を失っていた雨と出会い、彼女の良き理解者としてたびたび相談に乗るようになる。前を向こうと必死にもがく雨の姿を見ているうちに、次第に彼女に恋心を抱くようになるが、雨の気持ちは太陽に向いていることに気がついてしまって…。