緊急地震速報とは・・・

フジテレビは緊急地震速報を放送します

緊急地震速報は、地震発生した時に強い揺れが来ることを気象庁が事前に警告するものです。
フジテレビは、気象庁が緊急地震速報(推定震度5弱以上)を発表し「強い揺れ(震度4以上)」が放送エリア内(関東各地、山梨、伊豆諸島など)に予想された場合、CM中も含めて速報スーパーでお伝えします。
フジテレビの放送エリアは関東全域と広く、一方、表示スーパーの字数には制限がありますので、具体的な震度や揺れが来るまでの時間のカウントダウンは表示しません。

緊急地震速報とは

緊急地震速報は、地震が発生した際に震源に近い地震計で揺れ(初期微動)をキャッチして、これから来る強い揺れ(主要動)を気象庁が瞬時に予測、警戒を呼びかけるものです。
地震には、最初に来る小さな揺れのP波(初期微動)と、後から来る大きな揺れのS波(主要動)があり、地震による被害はほとんどの場合、S波によってもたらされます。
P波は伝わる速度が速く、S波は伝わる速度が遅いため、この時間差を利用したのが緊急地震速報です。
震源に近い地震計でP波をキャッチし、気象庁が瞬時に地震の規模や震源地を予測、強い揺れ(S波)を推定します。
S波が遠くへ伝わる前に気象庁が発表します。
このため、猶予時間は短く、緊急地震速報が発表されてから強い揺れが来るまでの時間は、数秒から長くても数十秒しかありません。
このわずかな時間を有効に利用するためには、緊急地震速報を受け取った時の行動について普段から考えておくことが重要です。

予測の限界、デメリット等

●震源に近い場所では間に合わない場合も
緊急地震速報は、発表されてから強い揺れが来るまでの時間が数秒から長くても数十秒と短く、震源に近い場所では緊急地震速報が間に合わない場合があります。
●追突事故やパニックなどのデメリット
自動車運転中に緊急地震速報を受け取った際、後続車が緊急地震速報を知っているとは限りません。あわてて急ブレーキを踏むと追突事故を起こすことが懸念されます。 また、人が多く集まる施設などでは、あわてて出口などに走り、人が殺到するとパニックや将棋倒しになるなど情報による混乱や二次被害を起こしかねません。

※地震被害を減らすために
予測の限界、デメリットもありますが、上手に活用すれば、地震被害を軽減することが可能であると期待されています。適切な行動を取って頂くために気象庁は「利用の心得」を作成しています。

どのように利用すべきか(心得、行動指針)

緊急地震速報「利用の心得」

周囲の状況に応じて、
あわてずに、
まず身の安全を確保する!

気象庁作成「利用の心得」より

緊急地震速報は見聞きしてから、強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。
その短い間に身を守るための行動をとる必要があります。

家庭では
・頭を保護し丈夫な机の下などに隠れる
・あわてて外へ飛び出さない
・無理して火を消そうとしない
人がおおぜいいる施設では
・係員の指示に従う
・落ちついて行動
・あわてて出口に走り出さない
自動車運転中は
・あわててスピードをおとさない
・ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促す
・急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとす
・大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止
屋外(街)では
・ブロック塀の倒壊等に注意
・看板や割れたガラスの落下に注意
・丈夫なビルのそばであればビルの中に避難
鉄道・バス乗車中は
・つり革、手すりにしっかりつかまる
エレベーターでは
・最寄りの階で停止させすぐに降りる
山やがけ付近では
・落石やがけ崩れに注意