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2021.03.28 update

竹野内豊さん、黒木華さん、新田真剣佑さんが登場!記者発表会リポート!

 4月5日(月)よる9時スタート!『イチケイのカラス』(初回30分拡大)の記者発表会が行われました。登壇者は、主人公の刑事裁判官・入間みちおを演じる竹野内豊さん、みちおに翻弄されることになるエリート刑事裁判官・坂間千鶴役の黒木華さん、みちおや坂間をサポートする裁判所書記官・石倉文太役の新田真剣佑さんです。記者のみなさんはリモートで参加した今回の発表会、司会進行役は佐野瑞樹フジテレビアナウンサーが務めました。

竹野内豊さん

 刑事裁判官が主人公のドラマは民放連ドラ初となります。ドラマのメインになるのはもちろん法廷シーンですが、その撮影は大変だったそうで……。「法廷シーンは丁寧に撮っているんですけど、時間がかかったシーンは2日間に分けてトータルで18時間とか。ワンシーン、ですよ(笑)。使い慣れない難しいセリフもあって……黒木さんも、東大卒のエリート役なのでセリフもロジカルで、量も膨大だったので、本当に大変だったと思います。あと、その時間にセリフがない新田さんとか、待つ方も大変だったと思います。傍聴席に座っているエキストラさんはもちろん、傍聴マニアの『みちおを見守る会』の役者さんたち、毎回ゲストで参加してくださっている芸人さんも、その長い裁判シーンをただ座って見ている、というのはそれだけでも大変だったと思います」と竹野内さん。続いて「刑事裁判官という役柄を演じて、何か発見はありましたか?」と問われた竹野内さんは、「私が演じていた入間みちおは、被告人と同じ目線に立つ人なんです。ですから、法壇から降りたりもするんですけど、実際にそういう方もいらっしゃるみたいで。その話を聞いた時は驚きました」と話してくれました。黒木さんも「知らないことがたくさんあったので、そこを知ることからまず始めましたし、監修の方がいてくださったので、逐一『これはどういうことですか?』と聞いて……。(イチケイの部長・駒沢義男役の)小日向文世さんとも『甲が乙に、とかも、これは誰と誰が争っていて、ということを知っていないとセリフが言えないね』と話していました」と明かしてくれました。一方、書記官役の新田さんは「書記官として、クランクイン前に事前に所作とかやらなきゃいけないことのリハーサルをさせていただいたので、覚えることはたくさんありました……いや、そんなになかったな(笑)。でも、精一杯覚えて現場に臨みました」とおっしゃっていました。

黒木華さん

 また、原作コミックとの違いに関しては、「全然違いますよね。原作のみちおファンの方も多いと思うので、最初は自分がこの役をやっても大丈夫かなと思いました。打ち合わせのときにも『ちょっと太った方がいいですか?』なんて話していたんですけど、そうしたら『竹野内さんの中にみちおさんがいます』と言われたので、みちおさんの魂だけを受け継いで臨もうと思いました」と竹野内さん。違うといえば、黒木さんが演じる坂間は原作では男性。それに関して黒木さんは「役作りも何も、性別から違うので、『原作者の方や原作ファンの方がどう思うだろう?』というのはありました。でも、ドラマは別物として、女性だから出来る、私だから出来ることがあると思うので、それを必死に探しながら、でも原作のイメージというものを自分なりに大事にしながら演じたつもりです」とおしゃっていました。

新田真剣佑さん

また、初共演ということで、現場での黒木さんの印象について尋ねられた竹野内さんは「お会いする前は、勝手に物静かな方なのかな、と思っていたんですけど、小日向さんと凄く仲良く話されている姿を見ていると、ちょっと夫婦漫才のような感じにも見えてきて、凄くその姿が微笑ましくて(笑)。黒木さんの笑顔が現場を明るくするんですよね。凄く過酷な撮影期間の中で、数え切れないほど、小日向さんと黒木さんのやり取りに笑わせていただきました」とコメント。それに関して黒木さんは「意識して(夫婦漫才を)やっているわけではないんですけど、小日向さんとは何度もご一緒させていただいているので(笑)」とのことでした。
一方、5歳のときに竹野内さんに会っているという経験を持つのが新田さん。「20年ぶりくらいの再会で、こうして共演させていたくことになって……とても感慨深いものがありました」と新田さんがコメントすると、「『できちゃった結婚』(2001年)というドラマのとき、アメリカから真剣佑が遊びに来ていたんです。ホントに良い子で可愛かったんですけど、あれ以来だから……こんなに大きくなっちゃって(笑)。父親の気分になったような感覚です」と明かしてくれました。当時、竹野内さんは新田さんを抱っこしたり、高い高いをしたりしていたそうですけど、新田さんはちゃんと覚えているそうです。

竹野内豊さんと新田真剣佑さん

最後に、竹野内さんから視聴者のみなさんへのメッセージをいただきました。
「リーガルものですとか、ちょっと難しいようなドラマはちょっと苦手、と思うような方でも本当に楽しんでご覧いただける作品に仕上がっているんじゃないかと思います。裁判官であっても、同じ人間を裁くことがいかに難しいか、ということをご覧くださる方々と一緒に考えていけるドラマにきっとなっていくと思うので、是非楽しんでいただけたらな、と思います」。

『イチケイのカラス』は4月5日(月)よる9時スタートです。初回は30分拡大でお送りします。
ご期待ください!

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