- 撮影現場の雰囲気はいかがですか？
- とても良いです。僕と山崎育三郎さんは、裁判官チームと敵対する検察チームではあるのですが、みんなとても仲が良いんです(笑)。その辺も面白いところだと思います。普段からひとつのチームになっていますから。常に近い距離感ですけど、やるべきことはきちっとやる、共感できるところは共感する、という空気感でいますね。
- 山崎育三郎さん演じる井出とのコンビは本当に素敵です。
- 井出くんはクールですからね。エリートの後輩ですし。城島は……出来る男ならもっと上にいっているんでしょうけど、一応先輩ですから(笑)。井出にも尊敬されなければいけないポジションだということだけは意識しています。“カッコいい”はもう彼に任せていますから。
- みちお役の竹野内豊さん、坂間役の黒木華さんとお芝居されてみての印象は？
- 竹野内さんとは以前ご一緒したことがあって……。もちろん、そのときとは全く役柄は違うんですけど、やっぱり竹野内さんがまとっている空気感みたいなものを感じられて、懐かしいなと思いました。今回は、素の感じで笑わせてしまうような、他人が真似できない芝居も見せてくれて、素敵だと思いました。華さんは今回初めてですが、とても気さくで、小日向文世さんにもツッコミを入れるような面白いところもあって、きっぷの良い女性だなと思いました。もちろんお芝居は達者ですし。
- 台本をお読みになったときの印象は？
- 面白くて面白くて。通り一遍の知識しかない裁判というものに、どんどん新しい知識が入ってきて、またそれが分かりやすいので、「なるほど！」と納得することも多くて、そうなるとますます裁判が面白くなるというか。判決を下す以上、法に則ったものであることは当然として、そこにちゃんと“人間”が感じられるものでなければいけないという意思みたいなものを感じました。よくニュースで、裁判の様子を描いたスケッチを見るじゃないですか。台本を読むとそこに繋がっていくまでの絵も浮かんできて、「こんなに面白い空間なんだ」と思いました。
- 最後に、視聴者のみなさんへ向けてメッセージをお願いします。
- おそらく視聴者のみなさんも、僕が最初に台本を読んだときのような、ワクワクした気持ちでご覧になっていると思います。事件を解き明かしていくサスペンスやシリアスな部分もありますが、同時にコミカルな部分も描かれている作品ですから、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。