今回の現場の印象は?
今回の現場は凄く明るいというか、とても和気あいあいとした中で撮影が進みました。やっぱり小日向文世さんの存在が大きいですね。ご本人にはそういうつもりはないのかもしれないですけど、みんなのテンションの底上げをしてくださっていて。初日から凄く良い雰囲気で撮影が出来たのは、小日向さんのおかげだと思っています。
ベテランなのに、流石です。
もちろん、私たちに気を遣ってくださっているんでしょうけど……無邪気な方ですね(笑)。
台本をお読みなって最初に感じたことは?
第1話からとてもテンポが良くて。それぞれのキャラクターをきちんと説明しながら、その説明の中にも、物語を引っ張っていく引力みたいなものを感じられて一気に読むことが出来ました。楽しく読み進められる台本だな、というのが第一印象でした。
その中で、今回の浜谷澪というキャラクターを演じるにあたって、特に意識された点は?
クールで、サバサバしていて、「イチケイ」を辞めたいと思っている、という最初の設定があったのですが、田中監督とお話したときに、三つ子の母ということもあり、「抜けるような明るさがあった方が良いよね」という話になり……。母である故の強さや明るさは自分の中で意識して演じようと思いました。
達者なキャストばかりですので、楽しかったのでは?
そうなんです。自分が出ているシーン以外でも、モニターで見ていて思わず笑ってしまうくらい、みなさんのやり取りが面白いので(笑)。「これが繋がって、1本のドラマになったらどうなるんだろう?」って、とても楽しみにしていました。
みちお役の竹野内豊さん、坂間役の黒木華さんとお芝居をされてみての印象は?
みちおさんと坂間さんの掛け合いが作品の中で一番多いと思いますが、全然タイプが違うキャラクターを、竹野内さんと黒木さんが演じるだけで妙に面白いというか(笑)。竹野内さんと黒木さんもそれぞれ違うタイプだと思いますし、そのお二人が、温度差のあるみちおと坂間を演じられることで、面白い相乗効果を生み出しているような気がしました。
最後に、ドラマを応援してくれている視聴者のみなさんへ、メッセージをお願いします。
この『イチケイのカラス』は、裁判官の視点で繰り広げられているドラマですが、この「イチケイ」メンバーとそれを取り巻く人たちのやり取りは、毎話、毎話、違った面白さがあると思います。小難しく考える必要がない楽しい作品ですので、最後まで私たちと一緒に楽しんでください。

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