インタビュー

「真夜中の病棟」主演 榮倉奈々インタビュー
出演の話を聞いたときはどう思われましたか?
私、怖い話がすごく好きで…。夏になると怖い番組がいっぱいあるので、絶対に見ていたんですよ。人に怖い話をするのも好きで、学生の頃は、怖い話の本を読んでは、それを友達に怖く聞かせて楽しんだりしていました。なので、今回のナレーションも楽しかったです。だから、裏側を知ってしまうのは、どうなのかなっていうのもあったんですけど、でも嬉しかったですね。
怖がらせる側という意味では、今回も同じような立場ですね。
演じているときは、そんな風に思っていませんが、ナレーションは、「ちょっとここで、声のトーンを落として…」とか考えました。
昔の経験が生かされていますね?
きっと生かされていると思います。ただ遊んでいただけじゃないと(笑)。
今回の「真夜中の病棟」についての印象は?
この作品は、15年くらい前から温めてきた話みたいで、それを聞いたときは、やはりプレッシャーでした。スタッフさんから「期待しているから」みたいな感じで、トンっと肩を叩かれたりして(笑)。
今回は看護師役ですが…。
初めてです。患者さんに「大丈夫ですか?」と駆け寄るシーンがあったんですが、その時に、看護師さんらしい動きが分からなくて。職業だったらとっさにでるものだから、そういうのはやっぱり難しいと思いました。
恐怖体験はありますか?
金縛りはあるんですけれど、疲れたらあるとかいうじゃないですか。だからホントなのかどうか分からないけれど…。それから、小学校低学年のときなんですけど、寝ていたら、体は動かないんですが、勝手に見える景色が変わって、台所までいったんですよ。それが普通に見えているんじゃなくて、周りが真っ赤だったんです。スーって行って、また寝ている自分にスーって戻ってきて。
それは幽体離脱というものでは?
そうなのかな、それとも夢だったのかな?分からないです。
注目してほしいところは?
普通に怖がってもらえたらいいんですが、この話がちょっと違うのは、(主人公の)聡子さんという人物の人生がストーリーに入っているところだと思うんです。小さいころからの夢が叶ってこの世界に入ってきたけれど、そこには厳しい現実があって…。そんな彼女の成長過程も見せたいと思っています。なので、そこもちょっと見てもらいつつ、怖がってほしいなと思います。
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