課長に昇進したばかりの三沢健太(草なぎ剛)は、上司と部下の間に挟まれ、自身の無力さを痛感する日々を過ごしていた。そんなある日、部下である派遣社員の熊谷美咲(北乃きい)が、健太にまとわり付くようになる。しまいには「私はニュース映像を見ただけで殺人事件の犯人を言い当てることができる!」と言い出す。 最初は相手にしていなかった健太だったが、美咲が本当に殺人犯を言い当ててしまい…。
会社からリストラされ、タクシー運転手として働き始めた中川行雄(坂上忍)。ある日、夜道を流していると病院の前でひとりの女性客を拾ってしまう。うつむきながら何も語らない彼女。長い山道を経て目的地に到着すると、思いもよらぬ展開が行雄を襲う…。
取引先から車で帰社していた山辺夏美(石原さとみ)は、山道で迷い、荒れ果てた廃墟にたどり着いてしまう。 S銅山と呼ばれる閉山したこの一帯は心霊スポットとして有名だった。そこを訪れて以来、社内で不思議な現象が次々と起こり始める。上司も部下も体調不良を訴え、入院する者まで出てくる羽目に。 再びS銅山を訪れて怪奇現象に終止符を打とうとする夏美に、想像を絶する恐怖が襲いかかる…。
入社4年目でプロジェクトチーフを任されることになった滝本理沙(桐谷美玲)は、公私ともに順調な日々を送っていた。その成功を目の当たりにした同期の雅美(菜々緒)は、理沙への態度を急変させ、ねたみからとげとげしく接してくる。 ある夜、眠っていた理沙は金縛りに遭い、この世のものでない何者かに右腕をつかまれる。 そんなことが何回か続き、この現象が雅美の怨念のせいだと思い込んだ理沙は、恐怖のあまり…。
工場で働く森川千尋(黒木 瞳)は、不思議な能力を持っていた。“見えなくていいもの”が見えてしまうのだ。無数の霊が漂う工場で必死に働く千尋はある日、他部署で働くある女性と出会う。彼女にはいつも若い男の霊がつきまとっていた。たまりかねた千尋がその霊の存在を彼女に伝えるが、全く信じてもらえない。やがて男の霊は千尋に纏わり付くようになり…。
恋人のアパートから見知らぬ女性が出てくるところを目撃してしまった笹岡里奈(剛力彩芽)は、ひどく落ち込んでいた。失意の中、里奈はある噂を思い出した。公衆電話から自分の携帯に 「さとるくん」と3回唱えると知りたいことを何でも教えてくれるというもの。 あの女性が誰なのか、軽い気持ちで「さとるくん」に聞いてしまった里奈に予期せぬ事態が…。
仲間たちと森でキャンプを楽しんでいた住田葵(島崎遥香)は、怖がりの友人に付き合わされ、森の中にあるトイレに行くことに。今どき珍しい“ボットン便所”を気味が悪いと言いながらも中へ入っていく友人。外で待っていると突然、トイレから奇声が。おそるおそる中に入って行った葵が見たものは…。