夏の特別編2010

あかずの間

• 脚本：高木登
• 三宅隆太
• 鶴田法男
• 監督：鶴田法男
• 出演：高安直樹 … 坂口憲二
• 矢野仁志 … 近藤芳正
• 住職 … 斉藤暁

フリーのフォトグラファー高安直樹（坂口憲二）は旅行雑誌用の写真撮影のため、編集者である矢野仁志（近藤芳正）と、とある寺を訪れた。
寺の住職（斉藤暁）に促されて中へ入る２人。ある和室の前を通り過ぎた時、何かの気配を感じた直樹が和室の中に入ると、奥にはお札で封印されている襖があった。直樹は不気味に思いつつもその襖へ近づき、ふと足元を見ると、床には爪の痕らしきものがあった。さらに目線を伸ばすとその先には、襖の下から伸びた長い黒髪があったのだ･･･。

叫ぶ廃病院

• 脚本：三宅隆太
• 監督：鶴田法男
• 出演：二宮慎太郎 … 溝端淳平
• 鹿角　隆 … 中尾明慶
• 田島　啓子 … 岡本　玲

二宮慎太郎（溝端淳平）は、友人の鹿角隆（中尾明慶）と隆の恋人・田島啓子（岡本玲）と3人で心霊スポットである廃病院へ行った。３人が病院内のある一室に入っていくとそこには、位牌や仏壇が床に倒れていた。不気味に感じた慎太郎は一人で先に外へ出て待つことにした。しばらくして、隆と啓子が慎太郎のもとへ戻ってきて、慎太郎の叫び声が何回も聞こえ、慎太郎を「ビビリすぎ」とからかった。しかし、慎太郎は一度も叫び声や大声を上げていなかった。3人が不気味に思い怯えていると、病院から「うわぁっ」という男の声が聞こえ･･･。

赤いイヤリングの怪

• 脚本・監督：鶴田法男
• 出演：綿引昌代 … 大島優子
• 佐山久美 … 山本ひかる

綿引昌代（大島優子）は同級生の佐山久美（山本ひかる）から泊まりに来て欲しいと頼まれ、久美の家を訪れた。久美は道に落ちている片方の赤いイヤリングを拾ってから、部屋にいると変な音が聞こえるようになったという。何度、そのイヤリングを捨てても久美の元に戻ってくるイヤリングを不気味に感じ、久美は昌代に泊まりに来るようにお願いしたのだった。
その夜、２人が寝ていると「ドンッ」と微かな衝撃音が聞こえた。昌代が目を覚ますと･･･。

レインコートの女

• 脚本：三宅隆太
• 監督：鶴田法男
• 出演：高橋みなみ … 高橋みなみ
• 小島陽菜 … 小島陽菜
• 佐藤由加理 … 佐藤由加理
• 浦野一美 … 浦野一美

高橋みなみ（高橋・本人）が４年くらい前に体験した出来事。
ライブ本番が始まるまで時間を持て余していた高橋は、メンバーとかくれんぼをして時間をつぶすことになった。ジャンケンで負け、鬼になった高橋がメンバーを見つけ始めると、突然“ペタペタペタペタッ･･･！”と暗闇から足音が聞こえ･･･。

死に神が来る夜

• 脚本：三宅隆太
• 鶴田法男
• 監督：森脇智延
• 出演：萩原真美 … 優香
• 脇坂朋奈 … 西山茉希
• 仁科美津子 … 濱田万葉

萩原真美（優香）は、老人介護施設で今日も忙しく働いていた。
真美がいつものように、安藤はつ（佐々木すみ江）の介護をしていると、はつがお守りを握りしめながら「ここには死神がいるよ。仕事ばかりしていると早死するよ。」と真美に訴えた。しかし真美は、はつの言葉を特に気にすることなく仕事を続けた。
真美がようやく夜勤を終えホッとしていると、主任の仁科美津子（濱田万葉）がやってきて、脇坂朋奈（西山茉希）の代わりに今日の早番に入って欲しいと真美にお願いをした。夜勤明けで身体が持つかどうか不安だったが、真美は仕事を引き受けることにした。どうにかこうにか仕事をやり終えた真美は、車に乗り帰路へついたのだが･･･。