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第2シーズン #14

影
  • 脚本:三宅隆太
  • 演出:加藤裕将
  • 出演:川上淳子 … 芳賀優里亜
  • 木原裕子 … 朝倉えりか

クラブの合宿である保養施設を訪れた淳子(芳賀)は、友人の裕子(朝倉)とトイレに篭り、部内のイザコザについて話していた。すると、ふいにスリッパの足音が聞こえてきた。就寝時間はとっくに過ぎていることもあって、ふたりは、明かりを消して息を潜めた。すると、すりガラスの向こうに、女性の影が…。淳子たちは、その影が立ち去るのを待ったが、その人物はまったくそこを動こうとはしなかった。淳子と裕子は、諦めてトイレを出た。が、そこには誰もおらず…。

先見の少女
先見の少女
  • 脚本:小林靖子
  • 演出:鶴田法男
  • 出演:斉藤彩香 … 美山加恋
  • 本山照美 … 上野なつひ
  • 斉藤恵子 … ひがし由貴
  • 斉藤敏夫 … 筒井巧
  • 斉藤泰之 … 益冨信孝
  • 牧野 … 布施幾子
  • 主任 … 椿真由美
  • 太田 … 笠井一彦
  • 医師 … 土師孝也

看護師の照美(上野)は、勤めている病院で不思議な少女と出会った。照美が歩行訓練をしている入院患者の太田(笠井)と言葉を交わした直後、彩香(美山)という女の子が照美のスカートを引っ張り、太田が明日死んでしまうのにどうして何もしてあげないのか、などと言い出したのだ。彩香は、検査入院をしている泰之(益冨)の孫だった。照美は、彩香の言葉に一瞬ぞっとするが、子どもが気まぐれで言ったことだと思い直していた。
ところがあくる日、太田の容態が急変し、亡くなってしまう。照美は、壁際で患者たちを見つめていた彩香に昨日のことを尋ねた。すると綾香は、人が死ぬのが見えるのだという。
そんな折、泰之の容態が突然悪化する。照美は、担当の医師(土師)から、泰之の家族に連絡するよう指示された。すると、ナースセンターの前には彩香がおり、涙を流していた。そこに、彩香の両親、恵子(ひがし)と敏夫(筒井)も駆けつけてくる。その夜、泰之は亡くなった。が、照美は、なぜ連絡する前に彼らがやってきたのか、理解していた。

あの日の言霊
あの日の言霊
  • 脚本:三宅隆
  • 演出:鶴田法男
  • 出演:島崎和歌子 … 島崎和歌子
  • 和歌子の叔父 … 六平直政
  • 和歌子の母 … 松熊明子
  • 番組司会者 … 庄司正樹
  • 女子アナ … 川嵜美佳
  • 和歌子のマネージャー … 島岡安芸和

とある番組にゲスト出演した島崎は、多忙のために疲れていたが、そんなそぶりを見せずにいつものように明るく振舞っていた。控え室に戻った島崎は、そこで不思議な体験をする。傍らに置かれている花瓶から花が一輪、落ちたかと思うと、彼女の背後にいつの間にか白い作業服の男が立っていたのだ。鏡に映ったその男の姿に気づいた島崎は、悲鳴をあげた。が、ふり返るとそこには誰もいなかった。 その夜、家に戻った島崎は、写真を探す。昼間見た男が、昔からよく知っている人に似ていたからだった。やがて島崎は、1枚の写真を見つける。それは、島崎が小学校1年生のときに亡くなった、明るくて酒好きの叔父(六平)だった。
もしかしたら叔父は、疲れていた自分を励ましに来てくれたのかもしれない――そう思った島崎は、叔父の墓を訪れ、手を合わせた。

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