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第6話 あらすじ

慧(高杉真宙)のレシピノートで未完成だった料理『夏のポルペッテ』。そのレシピを完成させた夜、キッチンから慧が消えた——。それと同時に、星見台総合病院の一室では、藤子(瀧本美織)のそばで昏睡状態だった慧が意識を取り戻していた。

キッチンで一人きりレシピノートを抱きしめ、朝を迎えたあゆみ(木南晴夏)。一方、慧は病室で診察を受けていた。医師の問いかけにささやくように返答し、目の前で見守っていた藤子が「私が誰だか分かる?」と問うと、かすれた声で「…藤子」と答える。久しぶりに聞いたその声に、藤子は慧にすがりついて泣きじゃくる。

慧と会えなくなってから、あゆみは心に穴が空いてしまったような日々を送っていた。月明かりが差し込む夜は、キッチンで慧のノートを抱いて床に座る。彼はもう、ここには現れないと分かっているのに——。

医師によると、慧の退院まで少なくとも2、3ヵ月を要するが、後遺症などの問題がなければそのうちリハビリも始められる。「一緒に頑張ろうね」という藤子の言葉に、慧は彼女の手をかすかに握り返す。そんな二人のやり取りを、林太郎(安井順平)は病室の隅から見ていた。

「慧くんの様子をたまに見てきて伝えようか?」と提案する林太郎に、それを断り、前に進もうとするあゆみ。それでもまだ気持ちが沈んだままのあゆみを心配する林太郎。
坪倉家では渉(中村俊介)があゆみの料理を褒めてくれ、娘の陽菜(吉田萌果)のことも気にかけてくれるようになった。そんな中、陽菜が突然体調を崩してしまう。

家族と向き合っていこうとするあゆみとキッチンでの記憶を完全に失った慧。
別々の道を歩み始める2人だが、運命はさらに大きく動いていき…。

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