平成教育委員会

国語 feat. 理科

今時の小学生が学ぶ内容は、教科の垣根を越え、総合的な知識を求めるものが増えているそうです。そこで、国語 フィーチャリング 理科では、身近な言葉の裏に潜んでいる理科について学んでいきましょう。

まずは例題!

現在は肝心の『じん』は『こころ』と書くことが多いのですが、このように腎臓の『じん』をあてて『肝腎』という書き方も使われています。
肝臓と腎臓、そして心臓は、いずれも人体にとってきわめて重要で欠かすことのできない臓器です。このことから『かんじん』という言葉が生まれました。

Toshlくんが、見知らぬおじさんに怒鳴られたそうです。

このような恐怖を感じた状態を『顔が青ざめる』と言いますね。
これは慣用表現ではなく、この瞬間、実際に体で起こっていることなのです。

ここで問題!

人は身の危険を感じると、血管が縮みます。
これは、怪我や外敵に傷つけられて出血しないようにする防衛反応だと考えられています。

顔だけでなく、体全体の血管も縮み、赤い血液が減ることで青白く見えるようになります。

寒さを感じたり、感動したりした時に言う『鳥肌が立つ』

この瞬間、皮膚にはぶつぶつができていて、それが鳥肌のように見えるから『鳥肌が立つ』と言います。

毛の根元には立毛筋という小さな筋肉がついています。
この筋肉が縮むと、普段は寝ている毛が立った状態になります。

この時、同時に毛穴の周りの皮膚を立毛筋が引き寄せるので、表面がぶつぶつになり、これが『鳥肌が立つ』状態です。
人は、毛を立てることで何かを作り、寒さから身を守っています。

ここで問題!

寝ている毛が立つことによって、空気の流れが緩やかになり、皮膚と外気の間にあまり動かない空気の層ができます。

これが体温で温められ、体から出ていく熱を減らすことができます。この断熱効果で寒さから身を守れるというわけです。

驚いた時や怖がった時にも鳥肌が立ちます。動物は敵を目の前にした時に毛を逆立てますが、あれは自分の体を大きく見せるためです。その名残で、人間も恐怖を感じた時に鳥肌が立つと言われています。

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