平成教育委員会

高速マシーン 工場見学

金具とプラスチック製の容器でワンセット。
その器具がズラ〜と並んでいるいます。

ここにあるものをセットして作業するのですが…
まずはセットしない状態でゆっくり動かしてもらいました。
すると、刃のような器具が下から跳ね上がっています。

そして、左右に開きました。

流れてきた食材、それは卵!

次々に割られていきます。
1分間に600個という早さで卵を割る機械、『高速割卵機』

卵の下からナイフ状の金具が出てきて割れ目を入れ、左右に開き、卵が割れるのです。

さらに、割れた卵の中身は下のケースに落ちますが、小刻みに揺らすことで、白身が落ち、卵黄だけを取り出すことができるのです。

その卵黄に、お酢、油、塩を良く混ぜると…マヨネーズが完成!

こちら、キューピーの工場だったのです!

卵を自動で割る機械なのに、その側に人がいます。すごい目つきで割卵機を見つめています。
一体何をしているのでしょう?

そう思ったその時!大変なことがおきました。
殻が落ちて、卵黄のカップに入ってしまいました。

すると、高速マシーンにも劣らない素早い動きで殻をキャッチして、捨てていました。
殻を取るのは高速マシーンではなく、高速の人力なんですね!

広島県 造幣局 広島支局。
私たちが普段使うお金を作っているところです。

今回見学するのは「500円玉」作りです。
この500円玉、すごい技術が満載なんです。

例えば、「0」の中をよく見ると…角度によって「500円」の文字が浮かび上がってきます。
これは「潜像(せんぞう)」という世界的にも珍しい高度な細工です。

さらに、ふちの部分をよく見ると…縦ではなく、斜めに溝が入っています。
世界初の高度な技術です。

他にも、髪の毛より細い線を刻み込んだり…

金属加工の限界に挑んだ、偽造防止技術が随所に施されています。

そんな500円玉は、3つの金属から作られます。

それを高温で溶かした後、固め、
長さ1m30cm、厚さ15cmの塊にします。
これ1本で1800万円相当です!
これが、500円玉の厚さ2mmになるというのですが…

機械の中に吸い込まれ、また戻ってきました。
この作業を繰り返すこと、10回。

すると、1m30cmだった金属の塊が、20mにまで伸ばされました。

その後も伸ばす工程を重ね、最終的に厚さ2mmの金属板が出来上がります。

そしていよいよ、高速マシーンが登場!
こちらは圧穿機。何をしているのか分からないほどのスピードです。

こちらの機械、1秒間に60枚という速さで、金属板を貨幣の形に打ち抜いています。

模様がつく前の状態を『円形』と言います。

そして、プレスして模様をつける前にある工程が入るのですが…
さあ、ここからが問題です。

先ほどの円形がすごい早さで、この溝の間を移動します。

この機械は、出口に向けて徐々に幅が狭くなっています。

この機械を通った円形を見てみましょう。
縁ができています。

この機械は『厚縁機』と言って、入り口から出口にかけて幅を狭くすることで、縁をつける機械なのです。
なぜ縁をつけるのでしょう?

この後は、模様をつける工程です。
すごいスピードで動いているこちらの機械は『圧印機』です。
1分間に750枚、刻印します。

模様は数10トンという強い力でつけられます。

もし縁がないと、その圧力で模様が広がり、不鮮明になってしまいます。

縁がストッパーの役目を果たすことで、鮮明な刻印ができるのです。

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