
Introduction

沖縄市コザの高校へ転校したタクと友人のミック、ヨウジを中心に沖縄のローカルな抗争や事件に巻き込まれる青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ
見たもの全てを覚えてしまう主人公・タクは繰り返される毎日に飽きて、那覇からコザの高校に転校する。面倒ごと避けたいタクだったが、同級生のミック、ヨウジとともにコザの個性的な沖縄の不良たちに絡まれ、抗争に巻き込まれていく。そんな中、東京出身のメンヘラ少女アオイと出会い…
オフビートでコミカル、シニカルでエキセントリックな南国青春グラフィティが今、幕を開ける…!
第1話 コザ!コザ!コラ!

見たもの全てを記憶してしまうタク(RUI)は、情報が頭の中でパンパンになるのを防ぐために、なるべく下を向いている。音楽は頭に蓄積されないため、情報を整理するためによく歌を口ずさんでいて、タクの歌に同級生のミック(TAIKI)とヨウジ(KANON)はラップで参加したり、ハモったりして遊んでいた。
ある日、3人がコザで不良高校生軍団・中山コザ連合のボスでとてつもなく強い我那覇龍(津波竜斗)に絡まれる。そこへタクの父親・瀧田広樹(池田鉄洋)の双子の弟・アンガマこと、瀧田浩一(池田鉄洋)がやってきて間に入るが、何故かラップ対決することになり、我那覇龍の弟で中山コザ連合代表の我那覇琉唯・通称ビームくん(edhiii boi)とラップバトルを始める。
ビームくんがラップで圧倒し、タクのラップとは呼べない代物に、オーディエンスや中山コザ連合たちがヤジを飛ばすと乱闘が起こる。ミックが鬼神のごとき戦いをするも、多勢に無勢でやがてミックとヨウジは劣勢に…その時、突然タクが歌いだすと、美しい歌声に皆が注目し、乱闘は収まり即興の歌を聞いたオーディエンスたちは涙を流す。タクの歌により、我那覇龍に認められ、タク、ミック、ヨウジにまた新しい仲間が増えて―



第2話 殴!恋!走!

アオイ(服部樹咲)は親友のナギサ(新垣李珠)を中山コザ連合に探してもらうため、沖縄で働く決心をする。しかし、ドジなアオイは失敗ばかりでコザ中のアルバイト先がなくなってしまう。我那覇龍(津波竜斗)がアオイに惚れていると知った名護の琉球空手女ヤンキー軍団・北山ヒヌカンは、知り合いのコンセプトカフェを使ってアオイを雇い、我那覇龍を誘い出し捉えることに成功する。しかし、本当の首謀者は謎多き黒尽くめの組織・南山グスクで、騙されたと分かった北山ヒヌカンから、タク(RUI)、ミック(TAIKI)、ヨウジ(KANON)はアオイを取り戻すことができた。
一方その頃、ビームくん(edhiii boi)が、兄・我那覇龍を助けるために、中山コザ連合で南山グスクのアジトに突撃する。南山グスクは謎の薬を飲み異様な強さに変貌し、ビームくんたち中山コザ連合は不利な状況に陥っていたが、タクからアオイが自由になったと連絡が入り、それを知った我那覇龍は縛られていた縄を引きちぎり南山グスクの下っ端たちを打ち負かし中山コザ連合は圧倒的に優勢となる。しかし、一緒に戦っていた弟・ビームくんが突然姿を消す…。



第3話 闇!盗!弟!

ある日、タク(RUI)とミック(TAIKI)がコザの街を歩いていると、ヨウジ(KANON)の絶叫が路地裏から聞こえてきて、駆けつけるとヨウジの財布を盗んだという少年を追いかけていた。3人で追い詰めるが少年にかわされ逃げられてしまう。情報通のヨウジは、ビームくん失踪の影響で中山コザ連合の力が落ちていることが原因で、最近コザの街で闇バイトが増えているという。ヨウジは、闇サイトでの""案件募集""を思いつき、アオイ(服部樹咲)の親友ナギサ(新垣李珠)がさらわれた情報を手に入れるために""何でも屋""をすることに…。まず来たのは猫の捜索依頼で、あまりやる気の出ないタクはアオイのバイト先に立ち寄る。
ある日、3人の元に闇バイトに手を出している弟を止めさせたいという依頼がくる。その弟はヨウジの財布を盗んだ少年で、タクは自身の記憶の混在と葛藤しながらも姉弟を助けることを決めるが、この事件をきっかけに、3人はさらに大きな事件へと巻き込まれることになる…



第4話 山!銃!母!

ある日、アオイ(服部樹咲)が居候する名嘉真(井上あすか)のタトゥーショップに、血まみれの主婦と息子がやってきた。"何でも屋"のタク(RUI)、ミック(TAIKI)、ヨウジ(KANON)が話しを聞くと、DVに耐えかねて夫を銃で射殺したという。あまりにも事件が大きいので帰るように促すが、保険金2千万を払うといい、目の色が変わった名嘉真が協力すると依頼を受ける。そして何故か死体を処理するまでの間、タクの家で預かることになり、そこへアオイファンの中山コザ連合の真栄城(町田達彦)がやってきて死体に気づき大騒ぎに。タクたちは真栄城がアオイとのデートのために借りてきた大型車両を強奪し、ヤンバルの森に死体を捨てに行く旅へ出発する。部下から車を奪われたことを知った我那覇龍(津波竜斗)が激怒しタクたちを追いかけると、北山ヒヌカンも合流し事態は混沌を極めるが…



第5話 踊!踊!鳥!

タク(RUI)、ミック(TAIKI)、ヨウジ(KANON)、アオイ(服部樹咲)は、中山コザ連合と北山ヒヌカンのガーエーに参加することに。一触即発の雰囲気のど真ん中、携帯自撮り棒を持った少女・メグ(夏野琴子)がやってきて、いきなりタクに平手打ちをする。タクはよくわからない状況になり、すっかり喧嘩どころではなくなってしまった防戦一方の様子に、北山ヒヌカンは去って行く。メグは、ChikTokでタクを見てコザにやってきたというが、あまりにも噛み合わない会話に業を煮やし、ずっと持っていた鳥かごをテーブルに置いて、「お兄ちゃんが面倒見てよね!」と去って行く…。あっけにとられていると、鳥かごの中で暴れていたセリーヌという鳥が、なぜかタクの顔を見て大人しくなる。
タクはセリーヌを預かりアンガマ(池田鉄洋)の家に帰るが、タクをずっと見ているセリーヌが怖くなり鳥かごから放つと……!



第6話 幻!好!忘!

タク(RUI)はミック(TAIKI)とヨウジ(KANON)を誘い、アオイ(服部樹咲)のバイト先へ行くと、黒いパーカーを被った男が突如に現れて意味ありげな質問を残して消えた。混乱したタクは、しばらく学校を休むとミックとヨウジに告げて帰っていく…何日も学校にこないタクを心配して、ミック、ヨウジ、アオイで外に連れ出す計画を立て、アオイはタクをデートに誘い、それをミックとヨウジが影から観察することに。タクはアオイに自分の今の苦しい心境を吐露すると、アオイはタクを優しく抱きしめ、優しさに触れたタクは涙するが、ごまかすように「ジュースを買ってくる」とその場を離れる…。
アオイは戻りが遅いと探しにやってきて、タクを見つけ話しかけが、そこにいたのは別人格のタクだった。罵倒しアオイが涙を流した瞬間タクは我に返るが、アオイはショックのあまりその場を去ってしまう。その夜、タク、ミック、ヨウジは、名嘉真のタトゥーショップへ向かうと、店の中はもぬけの殻になっていた。更にミックがタクの背中の異常に気づき慌てて服を脱がせると、覚えのない名嘉真のタトゥーが彫られていた…。



RUI
■初めてのトリプル主演を務めた感想は?
最初はとても不安でしたが、撮影を重ねていくことにより、日々楽しさが増していきました。今後のアーティスト活動にも活かせる経験になりました!
■ドラマの主題歌を務めた感想は?
人生初の主題歌が自分の主演ドラマでとてもありがたいし、とても素敵な楽曲となったのでドラマと重ねて聴いてほしいです
TAIKI
■初めてのトリプル主演を務めた感想は?
普段音楽活動をやっている僕たちが一ヶ月半急に演技漬けの生活になって、最初は苦戦しましたが、撮影を重ねるたびにどんどんコツを掴めるようになりました。達成感がたまらなかったです
■ドラマの主題歌を務めた感想は?
ドラマの内容にとても合った曲で、普段の自分では言わないようなワードが入っていたりしていて、歌っていて新鮮でした。ぜひ聴いてください!
KANON
■初めてのトリプル主演を務めた感想は?
いつも仲良くしている3人で主演を務められたことがとても光栄でした!撮影中はスタッフの皆さんが本当に優しくしてくださって、この大役をやり切ることができました!
■ドラマの主題歌を務めた感想は?
主演をさせていただいた上に、主題歌までやらせていただけるなんて、とんでもないことですし、非常に貴重な機会をいただいたなとしみじみ感じております。たくさん聴いていただける機会になりますので、主題歌もドラマも楽しんでください!
企画:SKY-HI
兼ねてから彼等の才能…そして普段から醸し出しているあまりにも尊いあの空気感を、ドラマという形で世の中に出したい…!ドタバタとして猥雑さもある…まるであの頃の堤幸彦作品のような形で!どこかに堤幸彦監督のような人はいないか…
と思っていたら、まさかのご本人様とこのような作品を生み出せる運びになりました。全てのご縁に心から感謝とリスペクトを。本当にすごい作品になりました!感涙
監督:堤幸彦
もう10代が主役のドラマを撮ることはないだろうと思っていたのだが、RUI、TAIKI、KANON、そして、edhiii boiの顔や動きやパフォーマンスを見ていたら、ムクムクと“あの頃の気持ち”が持ち上がってきて、さらにコザの街でオフビートなおバカ青春ドラマなら!と不穏なエンジンかかり、沖縄42泊で撮り終わっていた!なんてことだ!不埒なオレが発動してる!面白いし、どうしよう