ニュース

新堂湊役 山﨑賢人さんインタビュー

『グッド・ドクター』の台本を最初に読んだ印象はいかがでしたか?
「優しい話だと思いました。主人公、湊の真っ直ぐな気持ちが、彼に反対する人たちの気持ちを徐々にほぐして行く様子が良いですね。温かい気持ちになるドラマです」
湊はどのようなキャラクターだと思われましたか?
「本当に真っ直ぐで、子どものようにピュアな気持ちを持っています。そして、病気を抱えた子どもたちを1人でも多く大人にしてあげたいと思っている人です」
新堂湊役 山﨑賢人さんインタビュー
自閉症スペクトラム障がいを抱える湊をどのように演じようと?
「意識しすぎた演技はしないようにしたいと思っています。もちろん、ある程度は意識しないと普通のお芝居になってしまいます。ただ、それを作っているようにはしたくないんです。難しいかもしれませんが、描かれていく湊のブレない気持ちに寄り添っていけば良いと思っています」
台詞の言い回しも難しそうですね。
「長台詞もあるので、もう何回も台本を読み込んでいます。病気の説明などを急いでする時は抑揚をつけずに早口でしゃべります。自分の記憶に蓄積されたものを単に引っ張り出してきているだけというイメージで演じています」
新堂湊役 山﨑賢人さんインタビュー
医者役は初めてだそうですが、何か準備なさいましたか?
「病院にお邪魔して、小児外科医の医師に取材させていただきました。先生のお話は全て新鮮でした。小児科は幼い頃に行っていたかもしれませんが、その時の様子は忘れてしまっていますから。取材では、子どもたちを受け入れるためにされている配慮などを知ることが出来ました。例えばですけど、小児外科の壁にはアニメキャラクターの絵が貼ってあったり、治療時にアニメの楽曲を流したり…。病院という環境が子どもたちにとって嫌な場所にならないようにする工夫です。また、医師の方たちは子どもたちだけでなく、その親御さん方とも密接なコミュニケーションを取られているので、優しくて素敵な方たちだなと感じました。でも、そんな小児外科は、現在本当に少ないそうです。急患になって救急車で搬送される子どもの小児外科の受け入れが見つからず、病院をたらい回しにされるうちに亡くなってしまうこともあるそうです。お話を伺って、僕も小児外科がいろいろな病院に増えたら良いなと思いました」
共演の子どもたちとはどのように接して行きたいですか?
「まだ、撮影も始まったばかりなのですが、子役のみんなは偉いなと思っています。先日、怪我をした子どもの撮影をしたんです。その時の子は特殊メイクなどを施されてのお芝居なんですけど、ずっと大人しくしていてちゃんと演じているんです。そんな子役と撮影の合間に話をしているのは気を使わないでいられるので楽しいですね。でも、気を使ってくる子もいるんですよ。周りを意識し出す子たちと、まだそういう意識を持たない年齢の子たちがいるのも面白いです。子どもたちを助けるドラマなのですが、僕たちより子どもたちの方が芝居は大変なんじゃないかとも思います。手術シーンなどでは、じっとしていなくてはいけないですし…。みんなで良いドラマを作って行きたいです
新堂湊役 山﨑賢人さんインタビュー
共演者のみなさんの印象はいかがですか?
「まだ、みなさんと演じていないのですが(インタビュー時点)、上野(樹里)さんとはリハーサルをさせていただきました。上野さんは、すでに夏美先生という感じで…。夏美先生も湊も子どもたちを助けたいという気持ちに変わりはないのですが、よくぶつかってしまうんです。上野さんはそんなふたりの距離感をすごく考えていらっしゃって本番でどんな芝居になって、夏美と湊の関係がどうなっていくかは楽しみです
最後にドラマをご覧になるみなさまにメッセージをお願いいたします。
「メッセージのひとつとしては、このドラマで小児外科の現状を知っていただいて少しでも良い方向に向かえば…小児外科医を目指す方が少しでも増えたら嬉しいです。また、純粋にこんな医師がいたら良いな…とも思っていただきたいですね。何より作品として、毎週楽しみにご覧いただきたいです

BACK NUMBER

twitter