2025.12.27更新
FOD
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
(左から 瀬戸康史、橋本愛、比嘉愛未)
FODとPrime Videoにて 毎週金曜20時最新話配信
フジテレビが運営する動画配信サービスFODとPrime Videoにて、12月26日(金)20時より配信開始したFODオリジナルドラマ『にこたま』の完成披露試写会を配信当日の12月26日(金)に、フジテレビ本社マルチシアターにて開催した。
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
(左から 瀬戸康史、橋本愛、比嘉愛未)
FODオリジナルドラマ『にこたま』は、渡辺ペコ原作の同名コミックを実写ドラマ化した作品。原作コミックは、2009年に連載が開始され、恋愛観、結婚観、家族観といった身近なテーマで多様なあり方を描き、多くの支持を集めた。
ドラマでは、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う、令和の今こそ必要な挑戦的なラブストーリーとして描いている。
出会って12年、なんとなく幸せな日々を過ごす温子(橋本愛)と晃平(瀬戸康史)に晃平の同僚、高野ゆう子(比嘉愛未)も絡んだ3人の葛藤を、日常の風景や季節の移ろいの中で、ポップでありながら深く繊細に描く。
本イベントの模様は、後日FODにて配信予定。
以下に、完成披露試写会の様子を抜粋してお伝えする。
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
橋本「あっちゃん(温子)は、10年以上一緒にいるパートナーの晃平に裏切られてしまうわけなんですけど、第1話は晃平と高野さんの視点が多いので、あっちゃんはわりと平和に幸せに過ごしているのかなと。でも、この先どんどん追い詰められていくあっちゃんの選択や晃平との関係性、そして、高野さんが選ぶ道もすごくリアルで、年齢的にもわりと切実な問題というか、現実が描かれているなと思います。あっちゃんは、恋愛感情が人より薄くて、そもそも恋ってなんだろうとか。『私は晃平を愛しているのかな』と思うような人なんですけど、そういう複雑な感情を渡辺ペコ先生独自の切り口で描いている作品です」
瀬戸「(10年来のパートナーを裏切る役とあって、開口一番)申し訳ございません! でもあれは役柄なので。今の僕は瀬戸康史なんで(笑)。晃平は起こしてしまった事実に対して、彼なりに向き合おうとするんですよね。そこは彼のいいところなのかなと。このあと、あっちゃんの信頼を取り戻せるのか。高野さんとはどう決着をつけるのか。面白いドラマになっていると思います」
比嘉「高野は、とても感情が読み取りにくい人。冷静で、常に凛としていて自立した女性というイメージがあるんですけど、晃平とこんな形になってしまって…。
“なってしまう”というのは、ちょっと違うのかな。彼女としては、自分で選択をした結果。倫理的にどうかという部分もありますが、彼女はその選択を相手に押し付けない。1人で背負って生きていくという覚悟を持った強い女性だなと。演じていて学ぶことが多くありましたし、彼女がどういう答えを出すのか。ぜひ注目していただきたいです」
橋本「先生がこの漫画を描いたのは、10年以上前。当時は、今よりも多様性が可視化されていない状態だったと思うんです。恋愛するのが当たり前とか、幸せな家族像とかを共通認識として持っていた時代だったのかなと。そのなかで、先生がこの作品を描いたところが本当に恐ろしいし、先見の明があるなと感じました。その一方で、今この作品をドラマ化する意味というのも同時に考えなければいけないなと思いました。原作とドラマで少し表現が変わっているところもありますが、そこは制作チームのみんなと一生懸命考えながら作っていきました」
橋本「原作のメタ的な表現をどうするのかと思っていたんですけど、面白かったです」
瀬戸「(レストランに向かうシーンは)手錠と足かせをしながら、1人でグリーンバックのなか頑張りました(笑)」
比嘉「完成した映像だから何をやっているかわかるけど、現場では『瀬戸くん、何しているんだろう』という感じでしたよね。1人で頑張る瀬戸くんにプロ意識を感じました。あと、表情が絶妙。やりすぎると世界観が崩れてしまうのに、さすがだなと」
瀬戸「本当に難しかったです!」
橋本→第1話より【「あっちゃんは、冷めてるもんねー」なんてことない一言だってわかっているのに、妙にざらっと残ってしまうのはなぜでしょう】
「あっちゃんの今まで生きてきた道が詰まっているセリフだなと思いました。しかも、これ親友に言われるんですよね。これまで『冷めてる』と言われすぎて冷たい人間なんじゃないかとか、違和感とともに生きてきた人なんだろうなと思ったし、『ショックだった』じゃなくて『ざらっと残る』というのも絶妙な表現。あっちゃんの強さも感じました」
瀬戸→第2話より【明日にも俺かあっちゃん死んじゃうかもしれないんだよ。言いたいことは言えるうちに言っとかないと。】
「ストレートだからこそ伝わるし、当たり前だからこそ忘れがちなこともあるなと思いました」
比嘉→第4話より【この期におよんでわたし、まだあの人に期待してるんだ…】
「心の声がぽろっと出てしまった高野のセリフですけど、私これ言ったことあるなって。リアルな言葉すぎて共感しかなかったです。親子でも分かり合えないもどかしさみたいなものが全面に出ているなと思いました」
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
橋本「(相関図のなかに、温子が働く弁当屋さんの常連客役・石田純(鈴木仁)に“付き合う?”という矢印があり…)気になります?そっちがその気ならこっちも、ですけどね(笑)」
瀬戸「やめてよ、あっちゃん~!」
比嘉「(高野の母・友梨江(筒井真理子)の恋人?村治源三役の高橋克実さんについて)すごく大事なシーンのときに高橋さんの頭に蚊が止まっていて(笑)。気づいたら刺されていて、おでこが真っ赤だったんです。それがすごくチャーミングだなと。(蚊を仕留めて笑顔を見せる高橋の写真も披露)最後に爪痕を残されていきました(笑)」
橋本「2~3話にかけて出てくるうどんですね。ネタバレになっちゃうんですけど、せっかく作ったのに晃平が食べてくれないんですよ。だから、撮影後に私がおいしくいただきました(笑)」
瀬戸「その分、卵の肉巻きは10個くらい食べましたよ?『監督、おなかいっぱいです』って言いながら!」
比嘉「私は、ポテトフライですね。高野がやけ食いするんですけど、彼女の心情がすごく出ていて。監督が『もっと早く食べて』と言うから大変だったんです。クールに淡々とポテトフライを素早く食べるという高度な技術を得ました(笑)」
橋本「くるりさんの曲がもともと大好きなので、作品に寄り添いつつも、くるりさんらしい世界観で包んでくれたのがうれしかったです」
瀬戸「ずっと申し訳ないという気持ちで本編を観ていたんですけど、主題歌のこの曲に救われました。ホッとした気持ちになりました」
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
瀬戸「晃平くらいシンプルな質問になっちゃった(笑)」
比嘉「私もシンプルですよ。人生一度きり。今体験できることを思い切り楽しもうという精神で生きているだけですから。大変なことも学びとか感謝に変えたいなって。でも、それができるようになってきたのは最近ですね。この人生が終わるときに、自分がどれくらい成長できているかなと、自分で実験している感覚。だから、楽しめているんだと思います」
瀬戸「撮影中、比嘉さんがちょっと落ち込んでいたときがあったんですけど、沖縄出身だからとHYさんの曲をかけていたことがありましたよね」
比嘉「おセンチになったときね(笑)。瀬戸さん、優しいんですよ。そのときも、一緒に歌い始めて。しかも、私が歌うとハモってくれるんです」
瀬戸「特殊なコミュニケーションでしたよね(笑)」
橋本「私も、比嘉さんには明るいイメージがあります。撮影ではあまりご一緒できなかったんですけど、そのなかでも『占いで、オーラが子どもだったと言われた』とお話しされていて。すごく面白い人だなって」
比嘉「なんかえらそうなこと言っちゃいましたけど、ただの子どもでした(笑)」
瀬戸「盗み見したわけじゃなくて、見えちゃったんですけど、いろいろ読めないくらい書き込んでいますよね」
橋本「メイク中とかに『また呪文書いているんですか』と言われるくらい、いろいろ書いちゃってますね(笑)。あれは、演じる役の心情です。サブテキストというか、ここは何を考えているのかなとか。1行ずつ書いていくので、めちゃくちゃ疲れるんですけど(笑)。それをやらないと演じられないので、毎回やっています」
瀬戸「台本に、ばーっと書いてたと思ったら次の瞬間『あはは!』ってギャップがすごい」
橋本「ちょっとやばいやつじゃないですか(笑)。おもしろ動画は、リフレッシュです。自分へのご褒美として、何も考えずに笑う時間を作っています」
橋本「自転車、好きなんです。ずっと乗っていたくて。誰にも取られたくない気持ちでした(笑)」
比嘉「自信作だと声を大にして言える作品が出来上がりました。みんな不器用で、一生懸命生きている人たちばかり。いい悪いではなく、それぞれの生き方や奮闘している姿を見て、少しでも生きるヒントや勇気を受け取ってもらえたらうれしいです」
瀬戸「大切だと思った人は、大切にしましょう!よろしくお願いします」
橋本「私自身、渡辺ペコ先生の漫画が本当に大好きで、今回の実写化で夢がかなったところもあります。あっちゃんの選択は、それが最善だとか、一番幸せというものではなく、彼女と晃平にとって覚悟を持って選んだ1つの道。家族って授かりものなところもあると思いますけど、自分で選べるものでもあるんだなと。いろんな選択をこのドラマを通して学ばせてもらいました。あっちゃんたちの選択が自分の考えと沿わないものであっても、どこか自分の人生や選択を考え直すきっかけになるんじゃないかなという思いもありますので、ぜひ3人の行く末を見守ってもらえたらと思います」
『にこたま』(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
(左から 瀬戸康史、橋本愛、比嘉愛未)
『にこたま』
(C)渡辺ペコ/講談社/フジテレビ
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