2025.12.08更新
ドラマ
左から)金田哲、一ノ瀬颯、沢口靖子、十明、黒島結菜、馬場園梓、松角洋平
<第10話:12月8日(月) 毎週(月) 21時~21時54分>
フジテレビでは10月期月9ドラマ枠にて、沢口靖子が主演を務める『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』を放送中。本作は、人気シリーズのシーズン5にあたる。シーズン1(2010年)ではコールド・ケースと呼ばれる“未解決事件”を、シーズン2(2011年)では“潜入捜査”をテーマに、女性刑事・桜木泉(さくらぎ・いずみ/上戸彩)の活躍を描き、シーズン3(2018年)・シーズン4(2020年)では、元公安のエリート刑事・井沢範人(いざわ・のりと/沢村一樹)を主人公に、“未来の犯罪を予測して捜査する” 「未然犯罪捜査チーム」(通称・ミハン)の物語を描いた。
シリーズ誕生から15年。時代の変化とともに犯罪の手口も巧妙化し、本作では、そんな新たな犯罪に挑む姿を、新キャストによって描く!新シリーズの舞台は「情報犯罪特命対策室」(通称:DICT<ディクト>)。高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす“情報犯罪”の犯人たちを追う捜査機関で、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される“特殊詐欺”や“サイバーテロ”など、私たちの身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の“情報犯罪”に立ち向かう。
この度、番組の主題歌を務めるアーティスト・十明(読み:とあか)が撮影現場を訪問!今作で自身初のドラマ主題歌を担当している十明は、ドラマ撮影現場への訪問も初となり、主演の沢口をはじめキャストとの初対面を果たした。
左から)沢口靖子、十明
物語はいよいよ終盤!撮影が大詰めを迎える現場に、主題歌『GRAY』を書き下ろしたアーティスト・十明が初訪問!沢口演じる二宮奈美らがいるDICTのセット内に入ると「すごーい!」と目を輝かせた。スタッフから「清水紗枝(黒島結菜)の席に座りますか?」と聞かれた十明は、「私、パソコン苦手だけどいいのかな…」と恐縮しながら着席。清水がデータ解析を行う象徴的な席で、十明がキーボードを打つマネをしていると、本編を撮影していたカメラマンがその様子を撮り始め、思わぬ“初演技”も経験することになった。
十明
その他にもさまざまなセットを見学し、その精巧な作りに「本物みたい!すごい…!」と興奮していると、目の前に主演の沢口が登場!沢口が「すてきな主題歌をありがとうございます。本当に透明感があって、きれいな歌声で、いつも聴かせていただいています」と話すと、十明も「奈美さんの印象的なせりふが多く、そこから楽曲のイメージが広がりました!」と会話を交わした。その流れで沢口が「じゃあこのままご出演いただきましょうか!一緒に走りましょう!」と冗談交じりに声をかけると、十明は「絶対に置いていかれちゃう!(笑)」と返し、現場が和やかな空気に包まれた。
撮影の段取りが始まると、セット内でそのままキャストの演技を見学し、息をのむように見入った十明。セットへの初訪問を終えて興奮冷めやらぬままにインタビューをすると、「実際にお芝居を目の前で見るのは初めてでしたが、まわりに多くのスタッフさんがいる空間の中で、役者さんたちが一瞬でそのキャラクターになって、場の空気が変わる様子に圧倒されました。まるでその人物が長い時間を生きてきたかのような説得力がありました」と感動。「沢口さんが主題歌を聴いてくださっているということで、奈美さんを生きる沢口さんにこの曲が届いたことが本当にうれしかったです」と喜びを噛みしめた。
十明
ドラマは残すところあと2話。総理大臣・桐谷杏子(板谷由夏)の娘・カナ(白本彩奈)が誘拐され、大規模サイバーテロやシステムエンジニア殺害事件、さらには総理を標的にしたディープフェイク動画の拡散まで、前代未聞の事態が同時多発的に発生していた。杏子は続く混乱に疲弊し、DICTも全力で捜査にあたるが、犯人の行方はいまだ掴めない。
いよいよ物語はクライマックスへ。今夜放送の第10話では、これまで極秘案件だったカナ誘拐の事実がSNS上に流出し、世間の動揺は一気に拡大。「総理の娘が誘拐!?」「日本はどうなるのか?」と不安が広がる中、杏子は緊急会見を決断する。一方で奈美は、事態の進み方に「誰かに誘導されているのでは」と疑念を抱き始め、その疑いの目は佐生新次郎(安田顕)に向いていた。そんな中、奈美の目を逃れ、杏子は単独行動に踏み切ってしまい…。予測不能な結末に向けて動き出す第10話は本日・12月8日(月)放送、ぜひお見逃しなく!
十明
・ドラマセットへの初訪問を終えて。
「ドラマの世界に入り込んだようで、セットに足を踏み入れた瞬間から感動しました。まるで実際に人が働いている場所のようなリアルさで、廊下や階段まで作りこまれていたことに驚きました。ドラマの中の人物たちの躍動感が、こうした構造によって生まれているのだと実感しました。黒島結菜さん演じる清水のデスク周りが、パソコンの画面から机の上の小物まで細かく作り込まれていて、キャラクターの人柄がにじむようなこだわりがあり、とてもすてきでした」
・沢口靖子さんを始めキャストの方々と初対面してみていかがでしたか?
「稚拙な表現かもしれませんが、“テレビで見ている人たちだ!”と純粋に感動しました。普段は柔らかい雰囲気の皆さんが、いざ演技に入ると途端に“事件と真剣に向き合う表情”に変わる。その瞬間を直接見て、役者さんの表現力に改めて心を打たれました。沢口さんに“二宮奈美のせりふによって、この主題歌が作れたんです”と伝えることができました。曲を制作しているときに自分が想像していた奈美のせりふが、沢口さんの演技によって生き生きと人に届いていくのを感じ、自分もただの言葉ではなく、“人の心に染み渡るものを作りたい”という思いが強くなったので、その感謝も伝えることができました。沢口さんが主題歌を聴いてくださっているということで、奈美さんを生きる沢口さんにこの曲が届いたことが本当にうれしかったです」
・撮影の様子を間近でご覧になった感想をお聞かせください。
「実際にお芝居を目の前で見るのは初めてでしたが、まわりに多くのスタッフさんがいる空間の中で、役者さんたちが一瞬でそのキャラクターになって、場の空気が変わる様子に圧倒されました。まるでその人物が長い時間を生きてきたかのような説得力がありました」
・第一話の中で主題歌が初めて流れた瞬間を振り返っていかがでしたか?
「主題歌が初めて流れた瞬間は、一生忘れられないほど心に残っています。自分が物語を想像しながら作った曲が、キャストの皆さんやスタッフの皆さんが緻密に作り上げてきた世界の一つのピースとしてこの曲もカチッとはまったような感覚がありました。その瞬間を迎えられて、とてもうれしく、どこか安堵(あんど)した気持ちになりました」
・視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
「SNSは今や日常と切り離せない存在で、時に大きな問題へ発展することもあります。知識として知っていても、それを具体的に想像するのは難しい。このドラマを通して、“情報”とどう向き合い、どう振る舞うべきかを考えるきっかけをもらいました。情報社会に生きる一人の人間として大切な視点が得られました。皆さんが生きていくうえで考えるべきことを教えてくれるような作品になっていると思います。ぜひ最後まで楽しんでご覧ください」
相次ぐサイバーテロに加え、不倫疑惑がSNS上で炎上し、桐谷杏子(板谷由夏)は激しい誹謗中傷にさらされていた。娘・カナ(白本彩奈)の誘拐も進展がない。二宮奈美(沢口靖子)は、カナの誘拐を世間の目から逸らすために不倫疑惑のフェイク動画を流した佐生新次郎(安田顕)に不信感を抱く。さらに、佐生がカナの出国を把握しながら杏子に報告しなかった事実を知った奈美は、これまでの行動は総理を追い詰めるためのものではないかと疑う。
DICTでは、一連のサイバーテロと関係があるとされるシステムエンジニア連続殺人犯・野村翔(北代高士)の追跡を継続。山内徹(横山裕)と掛川啓(金田哲)が捜査に向かおうとした矢先、南方睦郎(一ノ瀬颯)が驚きの声を上げる。SNS上に誘拐されたカナの監禁動画が投稿されたのだ。削除要請を急ぐものの拡散は止まらず、清水紗枝(黒島結菜)が投稿元の特定を試みるが、混乱に便乗する偽アカウントが乱立し状況は混迷を極めた。
極秘案件だった誘拐事件は瞬く間に世界へ共有され、国家的危機に発展。佐生は杏子に緊急会見の開催を提案する。奈美はそのやり取りを聞きながら、佐生への警戒心を強める。ついに杏子は会見でカナ誘拐の事実を世間に公表。会見を終えた杏子は極度の疲労をにじませながら奈美の付き添いを断り、ひとりで化粧室へ向かった。異変を察した奈美が後を追うも、すでに杏子の姿は無かった。早見浩(松角洋平)に連絡を入れるが…。
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