2025.10.03更新
ドラマ
ポスター
2025年10月11日スタート 毎週(土)23時40分~24時35分
東京郊外の少し寂びれた繁華街。
夕方になると店のネオン看板が灯る。『介護スナックベルサイユ』。
その名の通り、客の大半は要介護認定を受けた高齢者だ。
今宵、一番乗りでやってきたのは、車いすの老人。
「ようこそ、ベルサイユへ」
店のママ・上杉まりえ(宮崎美子)が、優しい笑顔で出迎える。
店内を見渡せば…、
ボックス席では血圧測定が、片隅では平行棒を使って体操の指導が行われている。
カウンター奥の棚には、ボトルキープされた点滴が並ぶ。
一見どこにでもあるスナックのようだが、ここは立派な介護現場。
それもそのはず、スタッフは看護師や介護士、ケアマネジャーに管理栄養士と、誰もがスナックと医療現場の二刀流だ。
点滴をうってもらったり、とろみ剤入りのビールを飲んだり、介護が必要だった客がみるみるうちに生気を取り戻し、ベルサイユのひと時を楽しんでいく。
「今夜はあのワインをご希望です」
やってきたのは常連の五郎さん。
大衆演劇一座の役者で、医師からもってあと1週間と宣告されている。
まりえが、五郎の前におかれたグラスにゆっくりとワインを注ぐ。
「会いたい人はおきまりですか?」と、まりえ。
「ああ、きれいな色だな…」ワインを飲み干す五郎。
ラベルに記された「SEE YOU IN MY DREAMS」の文字。
まりえが提供するのは、生涯で一度だけ、しかも一人一杯と決められた特別のワイン。
これを飲めば、どうしても会いたかった人に会うことができるのだ。
人生最後の夢に誘う“魔法のワイン”…。
「お客さん、あのスナックなんか変ですよね?」
客の送迎を担当する大学生・神代大輝(杢代和人)は、店内の不思議な現象に戸惑っていた。
さっきまで元気に会話をしていた客のすみえさんは、後部座席で、酸素吸入器のマスクをつけて座っている。
一方、魔法のワインを希望した五郎さん、会いたかったのは大衆演劇のトップスター。
冥途の土産にと、脇役専門だった五郎さんは主役の交代を依頼した。
「冷めないうちに召し上がれ」
まりえが持ってきたのは「生姜鍋」。いつもは薬味として脇役の生姜が、主役の鍋だ。
夢の後は、最期の願いを象徴する逸品が待っている。
身体が思うように動かず不自由な思いをしているけれど、人生を楽しみ、希望をもって毎日を送りたい―
そんな方々が集う「介護スナックベルサイユ」
今宵、扉を開けてみませんか…。 まもなくオープンです!
上杉まりえ(宮崎美子)
Q今年3月の特別企画が連続ドラマに!そして今作では主演を演じます。まりえさんに変化はありますか?
「“介護スナックベルサイユみたいな場所があったら元気になれるよね”など3月の放送後にいろんな声をいただいて、関心をもって下さる方が大勢いらっしゃいました。連続ドラマ化されてじっくりと描かれるのが楽しみです。主演を演じること自体は、そんなに意識はしていません。でも今回はちょっとバージョンアップしているんです。前作は、高齢者の皆さんにとって懐かしいと感じるような昭和の雰囲気を残したスナックをお借りして撮影しました。温かみが感じられるお店でしたが、今回はもうちょっとキラキラッとしているらしくて!まりえさんの衣装もグーンと華やかになると聞いていますので、そんなところも楽しんでいただければと思います。」
Q「介護スナック」とはどんな空間で、どんな魅力があるのでしょうか?
「“介護”を掲げているスナックは実際にあり、介護士の資格をもったスタッフがお客さまのお手伝いをするそうです。ベルサイユも同様で、介護の場としていろんな目配りをしています。ベルサイユに行けば友達にも会えるし、頑張ってお店に行こうと思えるだけで、高齢者の方も元気になれると思います。まさに安心して楽しめて、元気になって帰っていただける場所ですね。ご家族にとっても、大事な場所になると思います。」
Q「介護スナックベルサイユ」に客として訪れるとしたら、どんな願いを叶えたいですか?
「最期に会いたい人は?とか最期に食べたいものは何か?などいろいろ浮かんできて、決められないんですよね。でもね、小さい頃に両親に連れて行ってもらったレストランのハンバーグが食べたいかな。『新世界グリル』という店なんですけどね。子供にとってハンバーグって、夢のようでしたから。」
Q視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「ドラマをご覧になりながら、“自分だったらどんな人に会ってどんな話をしたいかな?”というふうに落とし込んでいただけると、味わい深いのではないかと思います。結局それは、自分が一番大事にしているものが何かということに繋がるので、そういうことを自然に考える時間、ひとときになればいいなと思っています。」
神代大輝(杢代和人)
Qオファーを受けた時の気持ちを教えて下さい。
「夢のようなスナックだなと。僕は21歳ですが、こういう場所があったら本当に楽しいだろうなと思いました。出演が決まった時はとても嬉しかったです。僕が出演することで、同世代の方々にこの作品を届けられるように頑張りたいなと思いました。」
Q神代大輝は、どんな役どころ?
「ごく普通の大学生ですが、お金のトラブルを抱えてしまい、普段しないようなアルバイトに手を出してしまいます。台本を読んだ時は僕もびっくりしたのですが、知らず知らずのうちに巻き込まれてしまい、気づいたら大ごとになっていたというのは実際にあり得ることだなと思って。いまどきの若者像もリアルにお伝えしたいと思っています。」
Q宮崎さんと初共演!どんなお気持ちですか?
「宮崎さんは、僕が小さい頃からテレビで拝見していた方なので、まさか共演させていただけるとは思ってもみませんでした。今回は宮崎さんとご一緒のシーンも多いので、いろいろ学ばせていただき、しっかり吸収して自分の演技に反映したいと思っています。」
Q『介護スナックベルサイユ』に客として訪れるとしたら、どんな願いを叶えたいですか?
「もう会えない人と会いたいと思います。僕は中学生のころから芸能活動を始めたのですが、忙しくなって毎年帰省できなくなった矢先に、祖母が亡くなって…。もし会えるならもう一回祖母に会って、大きくなったよということを伝えたいと思います。」
Q視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「『介護スナックベルサイユ』は、心温まる場所だと思っています。人生の最期に誰に会いたいか、そしてその人とどんな会話を交わすのかという物語は、僕の同世代をはじめ、年齢に関係なく感じるものがあると思います。このドラマを通して、人生を振り返ることの大切さや人と人との繋がりを大事にしながら日々をしっかり生きていくことの大切さを伝えていきたいと思っています。」
窪川みどり(笛木優子)
「前回の放送時には“介護スナックというのは、本当にあるの?”とか“私も行ってみたい”など、いろんな声を聞きました。知らない方も多いと思うので、単発ドラマで終わるのはもったいないと思っていました。連続ドラマ化されると聞いた時は嬉しかったですね。まだあのワインを飲むのは早いですが(笑)、いつか私も飲む時が来るのかなと考えたりしますね。誰しも最期に会いたい方がいるかと思います。ドラマをご覧いただきながら、そんなことに思いを馳せて頂ければと思います。ファンタジーですけれど、心が温かくなる作品なのでぜひご覧下さい。」
山本健太(木村了)
「連続ドラマになると聞いて嬉しかったです。今作では、健太の過去も明らかにされるかもしれません。兄が介護ヘルパーの資格をとりその職に就いたので、作品の世界を身近に感じていました。スナックに来て会いたい人に会って、本来の自分に戻って最期を迎える…、言ってみれば“終末のスナック”でもあるのかなと。命の重みや大切さを、このドラマを通じて感じて頂けたらいいなと思います。」
新藤美来(杏花)
「前作から約半年、“帰ってきたな”という気持ちになりました。キャストの方々もスタッフの方々もみなさん温かくて、すごく安心できる現場です。今作では、なぜ美来がこのスナックにいるのかなど、その生き様も表現できたらいいなと思っています。介護という大きなテーマやいろんな社会問題についても描いている作品です。店には、新しいメンバーも加わって、より一層華やかになった介護スナックベルサイユになるので、そこも注目して頂けたら嬉しいです。」
石井英次(高山広)
「本当の意味での大人のファンタジーというのに相応しい作品だと思っています。毎回2人の客のエピソードが紹介されますが、その一つ一つが非常に味わい深いエピソードに仕上がっています。時に“エッ!?”となるようなこともあれば、しみじみと涙することもあり、人生の悲喜こもごもが凝縮されたドラマになっていますので、ぜひご覧いただきたいです。英次は、人生の最後になると思われる食事を提供する立場ですので、毎回真心込めてお出しするということに徹したいと思っております。皆さんも味わっていただければ嬉しいです。」
内海リラ(森日菜美)
「とても幸せな空間が広がっているなというのが、台本を読んだり、前作を観たりして感じたことです。私が演じるリラは、昼間は老人ホームで働いていて、スナックで働くのは初めてです。お酒を提供する空間に慣れていません。その空間の中で、リラがどう成長し変わっていくのかを楽しみにしていただけたらと思っています。このドラマには、一日一日を大切に生きることなど、私たち世代でも感じ入るものが沢山あります。同世代の方にもドラマをご覧いただいて、新たな気づきのきっかけになったら嬉しいです。」
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。