2025.09.12更新
ドラマ
上段左から)坂東弥十郎、菊地凛子、井上順_下段左から)佳久創、シルビア・グラブ、野間口徹、長野里美、野添義弘
10月1日(水)スタート 毎週(水) 22時~22時54分 ※初回30分拡大(22時~23時24分)
フジテレビでは10月1日(水)より、脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉、共演・二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波の新・水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』を放送する<※初回30分拡大(22時~23時24分)>。本作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。
1984年といえばバブル経済期の前夜にあたる時代。数年後、日本は未曽有の好景気に溺れていく。大人たちは夜な夜な繁華街で羽振りよくお金をばらまいた。渋谷は若者文化の中心地として活気づき、「SHIBUYA109」や「渋谷PARCO」はカルチャーの発信地として多くの若者でにぎわった。手にスマホはなく、人々はいつも前を見ていた-。
浮き足立つ世相の一方で、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様もあった。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく!
日本中に笑いと感動を届け続ける希代のヒットメーカーが、実に25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連ドラの脚本を手がけるということで、早くも話題沸騰中の本作。このたび日本を代表する名優たちの出演が明らかになった!菊地凛子、坂東彌十郎、井上順、野間口徹、シルビア・グラブ、野添義弘、長野里美、佳久創が「1984年の渋谷」に大集合!豪華な顔ぶれが本作を大いに盛り上げる。
菊地凛子
国内外の作品で活躍する名俳優・菊地凛子の出演が決定!菊地は新藤兼人監督の映画『生きたい』(1999年)でデビュー。2006年には映画『バベル』でろう者の女子高生を演じ、アカデミー助演女優賞をはじめとする世界的映画賞にノミネートされ注目を集めた。その後も『サイドウェイズ』(2009年)、『ノルウェイの森』(2010年)、『パシフィック・リム』シリーズ(2013年、2018年)、『47RONIN』(2013年)など数々の話題作に出演。近年は日本の連続ドラマでも視聴者を魅了しており、『PICU 小児集中治療室』(2022年、フジテレビ系)、『100万回言えばよかった』(2023年、TBS系)、連続テレビ小説『ブギウギ』(2023年、NHK)、『ホットスポット』(2025年、日本テレビ系)などに出演。三谷脚本作品には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)以来2度目の出演となる。今作で演じるのは案内所のおばば。謎めくメッセージで主人公・久部三成(くべ・みつなり/菅田将暉)を翻弄(ほんろう)する。
坂東彌十郎
歌舞伎俳優の坂東彌十郎は1973年に歌舞伎座『奴道成寺』で初舞台。1981年から15年にわたり三代目市川猿之助の門下に入り21世紀歌舞伎組メンバーとして活躍した。2014年に自主公演「やごの会」を立ち上げヨーロッパ公演を行うなど精力的に活動。舞台『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』(2019年)で初めて三谷作品に出演し、その後テレビドラマや映画にも出演。三谷脚本作品には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)、映画『スオミの話をしよう』(2024年)に出演している。本作では渋谷にある八分(はっぷん)神社の神主・江頭論平(えがしら・ろんぺい)を演じている。巫女(みこ)の樹里(じゅり/浜辺)の父親。厳格に振る舞うが、実はとある女性ダンサーの追っかけをしている。
井上順
昭和、平成、令和と時代を越えて芸能界の第一線で活躍し続ける井上が、劇場の客引き・うる爺(うるじい)役で登場!うる爺は渋谷の繁華街に精通した調子のいいおっちゃん。巧みな口上で、夜な夜な手持ち看板をかざしながら客引きしている。井上は1963年、16歳の時に「ザ・スパイダース」に加入し、堺正章とともにツインボーカルとして活躍。1976年から『夜のヒットスタジオ』(1968年~1990年、フジテレビ系)の3代目司会を務め、軽妙なトークでお茶の間をわかした。三谷脚本作品には映画『ラヂオの時間』(1997年)、『3番テーブルの客』(1996年、フジテレビ系)、大河ドラマ『真田丸』(2016年)に出演している。
野間口徹
名バイプレーヤーの代表格、野間口が舞台監督・伴工作(ばん・こうさく)役で登場。トラブル続きの劇場を成立させようと苦労を惜しまず奔走。体、表情、言葉全てから哀愁が漂う。演じる野間口はドラマ、映画にひっぱりだこの名脇役として活躍し、近年も『PICU 小児集中治療室』(2022年、フジテレビ系)、大河ドラマ『どうする家康』(2023年、NHK)、『ブラッシュアップライフ』(2023年、日本テレビ系)、『うちの弁護士は手がかかる』(2023年、フジテレビ系)、『VRおじさんの初恋』(2024年、NHK)、『全領域異常解決室』(2024年、フジテレビ系)など数々の話題作に出演している。三谷脚本作品には初参加。
左から)佳久創、シルビア・グラブ
三谷脚本作品の常連俳優、シルビア・グラブがゴージャスな劇場オーナー・ジェシー才賀(さいが)役で登場。赤字続きの劇場にやきもきし、支配人にプレッシャーをかける。流行をいち早く取り入れるミーハーな一面も。シルビア・グラブは、1997年に舞台『ジェリーズ・ガールズ』に出演して以来、『エリザベート』、『レ・ミゼラブル』など大ヒットミュージカルを中心に数々の舞台に出演。ストレートプレイへ活躍の場を広げてからは、テレビドラマや映画にも精力的に出演している。三谷脚本ドラマには『死との約束』(2021年、フジテレビ系)、大河ドラマ『真田丸』(2016年、NHK)、同『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)などに出演。
そして、佳久はWS劇場オーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)の秘書・乱士郎(らんしろう)を演じる。佳久は元ラグビー選手という異色の経歴をもつ俳優。ラグビーの日本選抜メンバーに選出される活躍をみせたのち俳優へ転身。2022年に大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)へ出演し、2023年は『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系)、『サンクチュアリ‐聖域-』(Netflix)など幅広く話題作に出演。来年は再び大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)に出演予定など活躍は広がりを見せている。
左から)長野里美、野添義弘
劇場支配人・浅野大門(あさの・だいもん)を野添、その妻・浅野フレを長野が演じる。次から次にトラブルが発生し、劇場運営に日々てんやわんやしている2人。赤字続きでジェシー才賀(シルビア・グラブ)からもプレッシャーがかかり…。
野添は24歳で劇団スーパー・エキセントリック・シアターの一員となり、舞台で活躍を続けた後、バイプレーヤーとしてドラマや映画にも出演。近年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)や連続テレビ小説『虎に翼』(2024年、NHK)で注目を集める。
長野は早稲田大学在学中から演劇に関わり、のちに第三舞台に参加。小劇場ブームを牽引(けんいん)する俳優として人気を博した。三谷脚本作品には舞台のほか、大河ドラマ『真田丸』(2016年、NHK)、『誰かが、見ている』(2020年、Amazon Prime Video)、『死との約束』(2021年、フジテレビ系)に出演している。
希望や夢を持ちづらくなった今、スマホで下ばかり見ている今、SNSはあるのに人間関係が希薄になっている今だからこそ、1984年をがむしゃらに生きた人たちの姿は「大切な何か」を投げかけてくれる。三谷ワールド全開で贈る、笑いと感動いっぱいの新水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は10月1日(水)スタート!続報にも引き続きご注目を!
◆菊地凛子
「また三谷幸喜さんの世界に呼んで頂ける俳優人生があったなんて、大変に大変に大変に嬉しく思います。そして、キャストの皆さんの豪華絢爛!!正直、心も身体も震えました。そして、温かくて楽しいスタッフの皆さんと力を合わせて作る幸せを噛み締めつつ、おばばという難解な役を乗りこなしていけたらいいなぁーという気持ちでございます。ありがとうございました!!」
◆坂東彌十郎
「先ずお話をいただいた時に
“おー楽しみ!”と思い。
台本を読んで
“うはー!こりゃ楽しみ!”って思い。
撮影が始まってからは
“あははは!楽しみ!楽しみ〜!”って思っています。
皆さんどうぞお楽しみに!!」
◆井上順
「『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は私が生まれ育った街、今も大勢の方たちが出入りする渋谷が舞台です。子供の頃、親に連れてってもらったり、小中学生時代にちょっと背伸びをしたりして大人の雰囲気を味わった場所。今は仲間と昭和を感じながら美味(おい)しい楽しい時間を過ごしてます。ドラマは昭和のノスタルジーを十分に味わいながらファンタジックな世界を醸し出します。そんな昭和を一緒に探求して下さい。探求〜(Thank you)。ははは♡」
◆野間口徹
「芝居を始めた頃から憧れの存在だった三谷さんの作品に、よもや自分が出演することになるとは想像もしておりませんでした。撮影初日から“楽しい”の連続で、興奮を抑えて冷静さを保つのに苦心した憶えがあります。
すでにご存知の通り、各方面から一筋縄ではいかない面々が集結し、その世界を創り上げております。きっと楽しんで頂けるはずですので、10月までお待ちくださいませ」
◆シルビア・グラブ
「まず、この作品に出られること、豪華キャスト、素晴らしいスタッフの皆様と共演できることがものすごく幸せです。ドラマのレギュラーとして出演する事も今まであまりなかったのでとても刺激的な現場でした。初めてセットを見た時の興奮忘れられません!
個人的には早く見たい!
皆様にも早く見てほしい!
早く台本に書いてあったシーンたち、台詞たちの完成版を目撃したい!
あの時代のあの街のエネルギーたっぷりでがむしゃらに生きている住人たちと早く会いたい!」
◆野添義弘
「バブル期に入る少し前のエリマキトカゲが大流行だった昭和59年の渋谷のお話です。とにかく面白く素敵(すてき)です!!監督はじめ、全スタッフの皆さんが全精力注いで昭和59年を作って下さって、特にスタジオセット、オープンセットはホントに昭和にタイムスリップした感覚になりました(連ドラでオープンセット、驚きです)。キャストの皆さんもいろんなジャンルから参加されていて、舞台出身の方、お笑い界の方、アイドル出身の方、歌舞伎界の方、バラエティー界の方、小劇場出身の方、モデル出身の方、音楽業界の方などなど素敵(すてき)な化学反応が起きています!そして民放GP帯連ドラ25年ぶりの三谷幸喜さんの脚本。スタッフの皆さんが作ってくれた昭和59年の世界観×個性派キャラの俳優部×三谷さんの半自伝的脚本、この3つが重なれば、楽しくならない訳が無い!スマホも無い時代、渋谷の片隅で不器用ながらも一生懸命生きる人間くさい人たちが、衝突しながらも前を向き、エネルギッシュに生きた1984年、昭和59年をお見逃しなく!!!」
◆長野里美
「またも三谷作品で“変な女”を演じる機会をいただけて、本当に嬉(うれ)しいです!しかも“長野さんにしかできない”と三谷さんから言われ、調子に乗りました(笑)。“ドラマの外で勝手に生きている感じが凄(すご)くいい!”とも。フレは本当に妙ちくりんですが、監督さんたちからも愛されて(いじられて?)演出していただいて、楽しんで演じることができ、私の中でも新鮮な役です。また、顔合わせの時に三谷さんがおっしゃっていた“誰もが輝く明日を信じていた、そんな時代のことを今に生きる人たちに伝えたい”という言葉が心に残っています。どうぞこれを見る方が元気になれますように。たくさんの方々にご覧いただきたい作品です」
◆佳久創
「この度、乱士郎を演じることになりました佳久創です。三谷幸喜さんの作品に再び出演できることを、大変光栄に思っております。今作品は主演の菅田将暉さんをはじめ、錚々(そうそう)たる出演者の皆さまが脚本の三谷さんによって作り出されたキャラクターを、一度観たら忘れられないくらい個性的に演じられており、ストーリーも目が離せない展開が怒涛(どとう)のように続きます。その中で私が演じる乱士郎は、無口で無愛想な男であり、どのように演じていくか悩んでいたのですが、西浦正記監督にキャラの方向性を導いていただき、登場する度にインパクトを残していく面白い役になり、私自身も大好きな役となりました!また、舞台が1980年代ということもあり、衣装・セット・小道具など、なにからなにまでリアルに再現されており、まるで当時にタイムスリップしたかのような感覚を楽しんでいただけると思います。登場人物全員の思惑が入り乱れる群像劇、ぜひお楽しみください」
◆プロデュース・金城綾香(フジテレビ第1スタジオ)
「皆さんのコメントをお読みいただくだけで、今作がどれほどバラエティーに富んだ多種多様な才能あふれた方にご出演いただいているか、ご理解いただけるかと思います!菊地さんはあんなに美しい方なのに、その美しさを忘れさせてくれる“おばば“を最高にチャーミングに演じてくださいました。彌十郎さんは、本当に優しさがあふれる方で、浜辺さんとすてきな親子を演じてくださいましたし、順さんは世界中に愛される“うる爺“をパワフルに演じてくださいました。跳ね回っている“うる爺“にぜひご注目いただきたいです。また、野間口さんは冷静沈着で多才な“伴“を演じてくださいました。“伴さん!”と菅田さん演じるクベが声をかけるシーンをぜひ楽しみにしていただきたいです。シルビアさん、佳久さんの怪しげなペアは、セクシーでもあり、コミカルでもあり、そして恐ろしくもあり…。この2人が物語を掻き回すさまも楽しみにしていただきたいです。野添さんと長野さんのご夫婦は、支配人として劇場を守ってくださっています。この夫婦もとっても個性的なので、注目してご覧いただきたいです!」
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。