2025.09.09更新
ドラマ
01上段左から)市原隼人、小林薫、下段左から)アンミカ、戸塚純貴、佐藤大空、秋元才加
10月1日(水)スタート 毎週(水) 22時~22時54分 ※初回30分拡大(22時~23時24分)
フジテレビでは10月1日(水)より、脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉、共演・二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波の新・水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』を放送する<※初回30分拡大(22時~23時24分)>。本作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。
1984年といえば経済の安定成長期からバブル経済期への移行期にあたる時代。数年後、日本は未曽有の好景気に溺れていく。大人たちは夜な夜な繁華街で羽振りよくお金をばらまいた。渋谷は若者文化の中心地として活気づき、「SHIBUYA109」や「渋谷PARCO」はカルチャーの発信地として多くの若者でにぎわった。手にスマホはなく、人々はいつも前を見ていた-。
好景気に浮き足立つ世相の一方で、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、時に恋模様もあった。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく!
日本中に笑いと感動を届け続ける希代のヒットメーカーが、実に25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連ドラの脚本を手がけるということで、早くも話題沸騰中の本作。このたび超豪華なキャスト陣として、小林薫、市原隼人、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、佐藤大空の出演が決定した!三谷作品常連キャストから初参加キャストまで個性あふれるメンバーが集結し、作品を鮮やかに彩る!
小林薫
言わずと知れた名優・小林は唐十郎の舞台を踏んだ後、ドラマ、映画で活躍。約半世紀にわたり数々の名演を見せ続け、観客を魅了してきた。近年の出演作として映画『Dr.コトー診療所』(2022年)、映画『首』(2023年)、映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』(2025年)などがある。フジ連ドラには『風間公親-教場0-』(2023年、フジテレビ系)以来2年半ぶりの出演。三谷脚本作品には初参加となる。本作で演じるのは渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」のマスター・風呂須太郎(ふろす・たろう)。「テンペスト」は薄暗く落ち着いた大人のジャズ喫茶。棚にはレコードが並び、ジャズとコーヒーを目当てに客が訪れる。主人公の演出家・久部三成(菅田)も来訪するが、ついつい演劇論を熱く語ってしまい…。
市原隼人
市原はシリアスな社会派作品からコメディー、時代劇にいたるまで多種多様な作品で存在感を発揮する名俳優。主演映画『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)で脚光を浴びると、2004年に『WATER BOYS2』(フジテレビ系)で連ドラ初主演。大ヒットを記録した『ROOKIES』(2008年、TBS系)での熱演が視聴者の胸を打ち、第58回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・助演男優賞を受賞した。フジ連ドラには『風間公親-教場0-』第1話(2023年)にゲスト出演して以来2年半ぶりの出演で、レギュラー出演は『カラマーゾフの兄弟』(2013年)以来実に12年ぶりとなる。三谷脚本作品にはスペシャルドラマ『死との約束』(2021年、フジテレビ系)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)に出演しており、菅田とは市原主演の連ドラ『ランナウェイ~愛する君のために』(2011年、TBS系)で共演している。本作で演じるのは、とある劇場の用心棒・トニー安藤。こわもてで寡黙。物語にどう関わってくるのか注目を!
戸塚純貴
主演からバイプレイヤーまで話題作には欠かせない若き名俳優・戸塚純貴は舞台『ヴァンプ・ショウ』(2022年 ※再演)、『スオミの話をしよう』(2024年)に続いての三谷作品参加。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストを経て、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(2011年、フジテレビ系)で俳優デビュー。映画、舞台、ドラマと活躍の場を広げ、親しみやすいキャラクターで視聴者、観客を魅了し続けている。近年の出演作に『マルス-ゼロの革命-』(2024年、テレビ朝日系)、連続テレビ小説『虎に翼』(2024年、NHK)、ドラマフィル『バレエ男子!』(2025年、毎日放送系)、映画『ある閉ざされた雪の山荘で』(2024年)、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024年)、映画『まる』(2024年)などがある。本作では大瀬六郎(おおせ・ろくろう)という交番勤務の純情警官を演じ、渋谷の風紀を見守る。
アンミカ
世界を股にかけるファッションモデル、アンミカがダンサー・パトラ鈴木役で登場!三谷脚本作品には初参加となる。アンミカはパリ・コレクションをはじめ国際的なファッションショーに出演。モデル業のほか、俳優、ジュエリーデザイナー、タレントなどマルチに活躍し、ゴージャスできらびやかなオーラと歯に衣(きぬ)着せぬトーク、個性あふれる人間性で人々を魅了し続けている。近年は俳優活動も精力的に行っており、『ワタシってサバサバしてるから』(2023年、NHK)、『イップス』第8話(2024年、フジテレビ系)、『イグナイト-法の無法者-』第3話(2025年、TBS系)、映画『ババンババンバンバンパイア』(2025年)、『君がトクベツ』(2025年)などに出演している。本作にどんな爪痕を残してくれるのか、乞うご期待!
左から)佐藤大空、秋元才加
秋元は舞台『国民の映画』(2014年 ※再演)、舞台『日本の歴史』(2018年、2021年)、映画『ギャラクシー街道』(2015年)、スペシャルドラマ『黒井戸殺し』(2018年、フジテレビ系)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)、舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』(2022年)など、数々の三谷脚本作品に参加している常連キャスト。本作では毛脛モネ(けずね・もね)というダンサーを演じる。シングルマザーで朝雄(あさお/佐藤大空)という一人息子がいる。その朝雄を演じる佐藤は高い演技力が評価される人気子役。『PICU 小児集中治療室』(2022年、フジテレビ系)で主人公の幼少期を演じた他、『ライオンの隠れ家』(2024年、TBS系)ではメーンキャストの“ライオン”と名乗る男の子役に抜てきされた。
1984年の渋谷を舞台にどんな物語が幕を開けるのか期待が高まる中、15秒の予告動画があす10日(水)の夜、地上派初解禁となる。主人公の久部がとある場所でゆっくりと紫煙を燻(くゆ)らすわずか15秒の動画だが、作品のテーマ、キャラクター像、世界観がぎゅっと凝縮されているのでお見逃しなく。また、1984年当時を知る人ならもちろんのこと、今の時代でも愛される当時のヒットソングがバックミュージックで流れる。この日を皮切りに、楽曲違いの予告編が複数パターン放映予定!あわせてお楽しみいただきたい。
希望や夢を持ちづらくなった今、スマホで下ばかり見ている今、SNSはあるのに人間関係が希薄になっている今だからこそ、1984年をがむしゃらに生きた人たちの姿は「大切な何か」を投げかけてくれる。三谷ワールド全開で贈る、笑いと感動いっぱいの新水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は10月1日(水)スタート!続報にも引き続きご注目を!
◆小林薫
「1980年代の演劇界のシーンに、何やら訳知りな謎めいた役での出演でした。たくさんの“多種多才”な出演者に混じって、楽しく参加することが出来ました。年齢を重ねる中で、才能ある人たちに囲まれて、ボクも少しはアップデートできたのかなと感じた時間でもありました。作品にはホントに感謝しています」
◆市原隼人
「この度、敬愛する三谷幸喜さんの世界に参加させていただけた事を心より嬉(うれ)しく思っています。自分自身も人生を預けている役者、芝居、演劇の世界が描かれている物語に埋没できる喜びは計り知れませんでした。登場人物の役者が必死に泥臭く生きながら見る儚い夢に心を奪われ、とにかく作品に夢中になりました。
私たちは一つ一つの作品に命を懸けています。そんな想(おも)いが時に面白く笑えたり、時に美しかったり、時に泣けるほど切ない姿をお楽しみください。
出演者の皆様は底がないほどに温かな人間愛があり、個性豊かな人間が集まる現場に向かうのが楽しみで仕方ありませんでした。菅田将暉や神木隆之介とそれぞれ15年や20年ぶりの再会は、親心のような思いで微笑(ほほえ)ましかったです。この真っ直ぐな2人の為に何かできるなら、何かを失うことも苦じゃない。と、思わせてくれた2人と縁をいただけた事にも心より感謝しています」
◆戸塚純貴
「80年代の渋谷とシェイクスピア。水と油のような作品ですが三谷さんの手に掛かるとシェイクスピアの悲喜劇がネオンの下で踊り出します。この激動の時代を生き抜く愛すべき人たちとこの渋谷の風紀は警察官として私が命に変えてでも守り抜きます。この街のお巡りさんとして最後まで絶対に職務を全う致します。観(み)てくださる皆様と共に、笑って泣いて驚いて、一喜一憂できたら幸いであります!」
◆アンミカ
「53歳で初の連ドラレギュラー出演を、憧れの三谷幸喜さんの脚本で、尊敬する役者の皆様と共演させていただき、人生観が変わるようなこの経験に心から感謝しています。
菅田将暉さんをはじめ先輩方や監督、スタッフの皆様から、本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。昭和好景気の時代背景のエネルギーが相まって、現場は楽しさとエネルギーがぶつかり合い、心地よい緊張感に満ち満ちていました!今も“もしがくロス”です(笑)。
そんな中、1984年当時のワクワクを思い出しながら、皆の姉御的存在のダンサー・パトラ鈴木を演じさせていただきました。人間のどんな凹凸や個性も愛せるようになり、人って皆それぞれに一生懸命生きていて、そしてお茶目な存在なのだと思える、誰かの苦悩や誰かの笑顔に、心に力がもらえる群像劇です!昭和の街並みを再現した美術セット・ファッションなども必見です。
ぜひ、ぜひ、ぜひ、ご覧下さい!」
◆秋元才加
「この度、シングルで子供を育てるダンサー、毛脛モネを演じます、秋元才加です。キャストもセットもスタッフさんもスケールが大きすぎる現場で、日々緊張と喜びの連続でした。一致団結してシーンを作っていこうという熱量とチームワーク、忘れられません。劇場の作り込みも素晴らしく、AKB48で活動していた私にとって、WS劇場の存在が心を落ち着かせ、励ましてくれる場所でもありました。1984年には、私はまだ生まれておりません。演劇やお芝居を通じて、多種多様な人々が交わっていく姿。あの頃の日本を令和の時代に振り返って何を感じるのか。沢山の方に観て頂きたいと思います。
私の毛脛モネという名前にもきっと意味があるはず…」
◆佐藤大空
「役が決まってうれしかったです!僕は昭和を知らないので、ズボンに洋服を入れるのが面白かったし、昔の遊び道具で遊べたのが楽しかったです!昭和にタイムスリップしたみたいでした!」
◆プロデュース・金城綾香(フジテレビ第1スタジオ)
「三谷さんと相談しながら、登場人物をひとりひとりキャスティングするお仕事は、本当に楽しかったです。小林薫さんは寡黙なだけでなく、チャーミングさと厳しさを併せ持つ魅力的なマスター・風呂須に仕上げてくださいました。市原さんはトニーを、身体中の血液が沸騰しそうなほどの危うさを持ちながらも、どうも憎めない愛らしさを持った役にしてくださいましたし、戸塚さんは昭和な雰囲気漂う、もみあげをしっかり生やしたキュートなお巡りさん・大瀬を、アンミカさんはご本人の周りの方への愛情がそのまま役柄にも反映されたような情に厚い肝っ玉姉さんのパトラをしっかり演じてくださいました。秋元さんは母親の強さと弱さを併せ持つモネを繊細に、そして、大空君はそんな母親と肩を寄せ合いながら生きている朝雄を素晴らしい演技力で演じていただきました。ぜひキャラクタービジュアルと共に、物語を想像しながらオンエアの日をお待ちいただきたいです」
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。