2025.08.06更新
ドラマ
佐野岳
毎週(水) 22時~22時54分 ※第5話:8月6日(水)放送
フジテレビでは、藤木直人主演の水10ドラマ『最後の鑑定人』<毎週(水)22時~22時54分>が放送中。岩井圭也の同名小説を原作とする今作は、かつて科捜研のエースとして活躍した主人公が科学捜査を用いて難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー。このたび、今夜放送の第5話にゲスト出演する、佐野岳の“金髪イケイケ社長”姿が公開となった。今回佐野が演じるのは、仮想通貨事業で財を成し、金と権力にまみれた“金髪社長”。ある女性の死に関わっている容疑をかけられ、薬物使用疑惑もあるという何とも怪しい人物だ。佐野は撮影にあたり「監督からは“シリーズで一番救いようのない最低の人間でいてほしい”と言われました」と明かし、「視聴者の皆さんが心底ムカついてくれたら、役者としては本望です」とも話しており、どんな“救いようのない最低人間”になっているのか…。ぜひ放送でチェックいただきたい!
第5話にゲスト出演する佐野が演じるのは、仮想通貨関連企業の社長・室田誠治(むろた・せいじ)。事故死と断定された女性の死に関わっている容疑をかけられ、自身の薬物使用も疑われている役どころ。
ある日、糸川翠(いとかわ・みどり/池田朱那)という女性の遺体が発見された。現場と遺体の状況から警察は事故死と断定し、他殺の疑いはないと判断していた。しかし翠の素性を知っていた神奈川県警・捜査一課巡査部長の都丸(中沢元紀)は、他殺の可能性が高いとにらむ。というのも2年前、都丸は室田と翠がドラッグパーティーをしていた疑いで事情聴取をしていた。当時は二人から薬物反応が出ず、証拠も不十分だったことから逮捕できずにいた。そんな中、翠が自殺を図る。一命を取り留めたものの、室田を恐れ彼の元から逃げたがっていた。そんな翠に寄り添っていた都丸は、今回の件は事故ではなく室田が何かしら関与していると疑う。だが警察の捜査では、今回も翠の遺体から薬物使用の痕跡は見つからなかった…。そこで都丸は土門(藤木直人)と高倉(白石麻衣)に、翠が他殺で亡くなったことを証明してほしいと依頼するのだった。
大学在学中に「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界入りした佐野。舞台『SAKURA』(2012年)で俳優デビューを果たすと、『GTO』シリーズ(2012年ほか、カンテレ/フジテレビ系)で注目され、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013年~14年、テレビ朝日系)では主演に抜てきされた。その後も『陸王』(2017年、TBS系)、映画『十一人の賊軍』(2024年)、『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』(2025年、テレビ朝日系)などの話題作に立て続けに出演し、好青年からコワモテ役まで振り幅広く演じている。
佐野岳
◆佐野岳
―― ご自身の役柄をどのように演じましたか?
「今回演じた室田は、金と権力にまみれた、まさに“絵に描いたような成金のクズ”。監督からは“シリーズで一番救いようのない最低の人間でいてほしい”と言われました。
ここまで徹底して嫌われる役を演じるのは初めてで、だからこそ、“好かれない覚悟”を持って演じました。彼の言葉や態度に、視聴者の皆さんが心底ムカついてくれたら、役者としては本望です。自分でも不快になるほど室田を突き詰めていたので、終わったときにはちょっとした脱力感と達成感がありました(笑)」
―― 佐野さんの思う『最後の鑑定人』の見どころを教えてください。
「この作品の魅力は、表面的には事件の真相を科学で解き明かす“鑑定推理ドラマ”でありながら、その裏で人間の弱さや業が静かに描かれているところです。室田という人物は、その“業”を体現する存在。視聴者の倫理観を揺さぶるようなシーンも多く登場します。
そして何より、そんな彼に立ち向かう登場人物たちの真っ直ぐな眼差しが、希望の光のように輝いて見えるはずです。細かなやり取りの中に込められた真実の積み重ね。その重みと熱量を、ぜひ感じていただきたいです」
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