2025.06.30更新
ドラマ
(左から)大森南朋、北川景子
毎週月曜22時放送
北川景子主演の月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)。本作は、食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(北川景子)が、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森南朋)に憎しみを抱くなか、図らずも旭の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐することから始まる、11年に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
第10話では、紘海の娘・美海(一色香澄)こそが、長年行方不明だった自分の娘・萌子だと知った旭が、誘拐犯である紘海を追い詰め、同時に、成長した萌子と10年ぶりに再会。美海を紘海から引き離し、萌子として結城家に連れ戻す様子が描かれた。そんななか、自分が誘拐された子供だと知って激しく動揺するも、「私、お母さんの子でいい」と紘海にすがる美海の姿や、そんな娘を本来の居場所である結城家に帰らせるため、本心とは裏腹な言葉で傷つけ、突き放す紘海の姿が多くの視聴者の涙を誘った。SNSには「つらすぎて涙が止まりませんでした」「今期のドラマで一番心動かされてるドラマです。どういうラストなのか来週が待ち遠しい」「序盤からボロ泣き。続き気になるけど、来週で終わっちゃうの悲しい」といったコメントが相次ぎ、Xでは世界トレンド、日本トレンドともに1位を獲得。怒涛の展開を受け、物語のクライマックスを見届けようとする人のコメントが相次いだ。
最終回の放送を前に、視聴者の間で様々な考察が飛び交うなか、北川景子、大森南朋からクランクアップコメントが届いた。
主演として現場を引っ張ってきた北川は、「連続ドラマって、みんなで作るから楽しいんだな。ということを、毎日感じながらの撮影でした」と撮影を振り返り、「私が現場で、『こういう芝居がしたいな』と閃いて、監督たちに提案させていただいた際は、みなさんが真剣に聞いてくださり、『じゃあ、こういうライティングにしよう、こういうアングルにしよう』とか、みなさんがうまく切り取ってくださいました。お互いのアイデアを出し合いながら、撮影が進められたこと、毎日感謝していました」と、現場では制作陣と一丸となって撮影に臨んだことを明かした。
一方、第10話では立場が一転し、紘海に静かな怒りをたぎらせた旭役の大森は、「放送まで、どれだけ僕が世間のみなさんに嫌われているのか、いないのか…、経過観察していきたいと思います!」と視聴者の心情を察して自虐的なコメント。共演者やスタッフを笑わせた。
北川景子
みなさん、1クールお疲れ様でした。連続ドラマって、みんなで作るから楽しいんだな。ということを、毎日感じながらの撮影でした。私が現場で、『こういう芝居がしたいな』と閃いて、監督たちに提案させていただいた際は、みなさんが真剣に聞いてくださり、『じゃあ、こういうライティングにしよう、こういうアングルにしよう』とか、みなさんがうまく切り取ってくださいました。お互いのアイデアを出し合いながら、撮影が進められたこと、毎日感謝していました。私は、このお仕事を始める前から、テレビドラマを見ることがすごく大好きで、テレビっ子でした。時代も変わり、テレビ以外の娯楽もたくさん出てきていますが、やっぱり、テレビドラマの持つ力やテレビの影響力というものを信じています。みなさんと過ごしたこの1クールは、きっと一生忘れられない思い出になると思います。私のような至らない主演にみなさんがずっとついてきてくださったこと、本当に心から感謝しています。みなさんとまた、ご一緒できるように精進したいと思います。本当にお疲れ様でした!
大森南朋
お疲れ様でした!ありがとうございました。寒い時期から始まり、ずいぶん長い間この作品に携わってきた気がします。作品としては、重たいテーマではありましたが、北川さんに引っ張っていただき、みなさんに引っ張っていただき、現場では非常に楽しく過ごすことができました。今日で撮影は終わりますが、放送まで、どれだけ僕が世間のみなさんに嫌われているのか、いないのか…、経過観察していきたいと思います! 皆さんもゆっくり休んでください。お疲れ様でした!
(左から)一色香澄、大森南朋、北川景子
“萌子”として結城家に戻った美海(一色香澄)が、ようやく新しい環境に慣れてきた頃、『スイッチバック』の関西進出を目前に控えた旭(大森南朋)は、木戸(中原丈雄)から一刻も早く紘海(北川景子)を逮捕させて事態を収拾するよう急かされるが、萌子の気持ちを思うと決心がつかない。同じ頃、砂羽(仁村紗和)もまた、長年追いかけてきた食品アレルギー事故の真相を記事にするかどうか迷っていた。父である鷲尾(水澤紳吾)が最期まで守り抜いた真実を、娘の自分が暴くことを躊躇(ちゅうちょ)していたのだ。一方、美海を失い、すっかり生きる気力を失った紘海の元には雪子(原日出子)がやって来る。雪子は、美海への贖罪を口にしてうなだれる紘海にある思いを伝える。
復讐相手の娘を誘拐するも自分の犯した罪に苦しみ、葛藤しながら生きてきた紘海と、そんな紘海の愛情を受けて育った美海。もはや会うことすら許されない親子の運命は――。
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