2025.06.26更新
ドラマ
2025年7月14日(月)22時スタート
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演する、7月14日(月)22時スタート(※初回15分拡大)のカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『僕達はまだその星の校則を知らない』のキービジュアルが完成。また、併せて本編映像を使用した60秒のPR映像も公開された。
キービジュアルに加え、ドラマ本編のオープニング映像も手掛けるのは、兵庫県出身のアーティスト・清川あさみ氏。写真に刺繍を施すという独自の表現で知られる彼女が、今回の制作秘話と作品に込めた想いを語った。
清川氏は、オファーを受けた際の感想を「最初にお話をいただいたとき、“見えないルールの中で生きようとする人々”が、とても今の時代的で、すごくひきつけられる魅力的なテーマと感じました。タイトルの『僕達はまだその星の校則を知らない』という言葉にも強くひかれて、『星』と『校則』が結びつくことで生まれる違和感と詩的な響きが、まるで異星に降り立ったような感覚になり、現実と幻想、ルールと自由のあいだで揺れるような、そんな世界を視覚化したいと思いました」と明かした。
主要キャスト3名の印象について、清川氏はそれぞれの魅力を語ってくれた。磯村勇斗に対して「内側に深い感受性を秘めている方。静けさの中に爆発的なエネルギーを感じて、今回の“心で物事を感じとる”主人公像にとてもリンクして、ピッタリ」と、役柄との親和性を高く評価。堀田真由に対しては「いつも柔らかい透明感がありながらもどこか芯の強さを感じる素晴らしい女優さんです。彼女が演じることで、この物語に“信じること”の温度が宿ったように思います」と、物語に深みを与える存在であると絶賛。そして、稲垣吾郎については「ご本人も常に現実と幻想の間を自在に行き来できるような存在感。役柄にも近い、少し超越したような雰囲気があり、この物語のもう一つの軸になりそうで楽しみです」と、その独特の存在感がドラマに与える影響に期待を寄せた。
清川氏の作品は、写真に刺繍を施すという独特な手法で知られ、代表作として「美女採集」「TOKYO MONSTER」などのシリーズ、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、アンデルセンの『人魚姫』などの絵本があり、個展や世界各地のグループ展やフェアに精力的に参加している。今回のキービジュアルも清川氏らしい手法を生かして制作された。制作するうえで、特にこだわった点や“仕掛け”について「オープニング映像やキービジュアルでは、“見えないものを視覚化する”ことに挑戦しています。例えばキービジュアルでは、夜空に糸やビーズを写真に重ね、まるで感情や記憶、希望がにじみ出るようなきらめく質感を加えました。また、空には『見えないルールの糸』が張り巡らされています。これに気づくかどうかは観る人次第ですが、そこに“自由と不自由”というこの作品の根底にあるテーマを込めました」と、細部にまでメッセージが込められていることを明かした。
最後に「このキービジュアルの星空に込めたのは、“規則の怖さ”と、それでも生まれてくる“希望”です。人は知らず知らずのうちに“見えない校則”に縛られ、それに適応しようとする。でも、その中で本当に守るべきもの、自分の心にしか聞こえないルールに気づけたとき、初めて人は“自分の星”で生きていけるのかもしれません。そんなメッセージが、映像やビジュアルのどこかに滲んでくれたらうれしいです」と、作品に込めた思いを語り、ドラマへの期待感を一層高めてくれた。
『僕達はまだその星の校則を知らない』は清川氏が手掛けた美しいキービジュアル・オープニング映像と共に、7月14日(月)22時から放送開始となる。清川氏の独創的なアートワークが、このドラマの世界観をどのように彩るのか、ご注目いただきたい。
さらに、本編映像を使用した60秒PR(https://youtu.be/0Crg7d_4WUo)も公開!独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ「ぼくほし」ぜひご期待ください。
弁護士の白鳥健治(磯村勇斗)は、独特な感性を持ち、感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、不登校になった過去がある。現在、小さな法律事務所で働く健治は、恩人でもある所長の久留島かおる(市川実和子)の命により、学校で発生する問題について、法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤーとして「濱ソラリス高校」に派遣されることに。ところが、尾碕美佐雄(稲垣吾郎)が理事長を務める「濱ソラリス高校」は男子校の「濱浦工業高等学校」と女子高の「濱百合女学院」が合併したばかりで、校内では次々と問題が勃発。なかでもジェンダーレスを意識した新しい制服の評判は悪く、着用を拒否する生徒もいるほどだった。
そんななか、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)がそろって不登校になる前代未聞の事態が発生。その原因は不明とあって、健治は早速、学校から打開策の提案を求められるが、そもそも学校が苦手な健治は法的なアドバイスこそするものの、問題解決の糸口は見出せない。健治のサポート役で国語教師の幸田珠々(堀田真由)が、そんな健治を心配し見守っていると、やがて生徒たちの間では2人の不登校の理由が合併による校則の変更なのではないかという憶測が広がり、制服を廃止するよう学校を訴える、という生徒が出てくる。そこで健治は、“制服裁判”なる模擬裁判を提案するが…。
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