2025.06.11更新
ドラマ
左から)村川絵梨、荒川良々
25年6月11日(水)22時~22時54分 毎週(水) 22時~22時54分
フジテレビでは松本若菜主演の水10ドラマ『Dr.アシュラ』を放送中(毎週水曜22時~22時54分)。本作は、帝釈総合病院救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医・杏野朱羅(あんの・しゅら)の活躍をノンストップでお届けする救命医療ドラマ。原作はこしのりょう先生による同名コミック(日本文芸社/全3巻)。
先週6月4日(水)に放送された第8話では、これまでベールに包まれてきた朱羅の過去が明かされた。28年の時を経て、かつて両親の命を奪い、自身の命も危機に陥れた犯人が朱羅の前に搬送された。朱羅にとってその男は憎悪の対象であり、それと同時に命を救うべき患者でもあった。朱羅の壮絶な過去を知り、薬師寺保(佐野晶哉)や大黒修二(田辺誠一)ら救急科の面々も言葉を失う。苦悩と葛藤の末、朱羅は揺るぎない信念で“修羅場“からその男を救うが、ほどなくして、予想外の結末が訪れるのだった。
愚直なまでに「命を救う」ことだけを考え行動する朱羅。彼女の信念は、これまで救急科を敵視していた医師らに、医師として大切なものを思い出させ、チーム団結へと導いていく。再起を誓う小心者の元・心臓血管外科医で現・救急科医の梵天太郎(ぼんてん・たろう/荒川良々)も朱羅に鼓舞された仲間の一人。本日、6月11日(水)放送の第9話では梵天の妻・美鈴(村川絵梨)が初登場!梵天夫妻を基軸に、夫婦、家族、生まれてくる命をテーマに描いていく。
ある日、朱羅が病院の廊下を歩いていると、うずくまっている妊婦を見つける。朱羅と大黒は妊婦を初療室に運んで手当てする。診療後、その妊婦は朱羅や大黒、看護師の三宝加代子(阿南敦子)の名を呼んで礼を述べる。名前を知っていることに驚く朱羅たち。するとそこへ梵天太郎が「美鈴!!」と駆け寄ってくる。ニコニコと笑顔を振りまく美鈴は梵天の妻だったのだ。梵天は来月が出産予定日だと照れくさそうに話し、幸せいっぱいの様子で…。
後ろ)荒川良々、前)村川絵梨
一方、自動車にはねられ外傷を負った女子高生・土井明日花(吉冨さくら)が運び込まれてくる。彼女に意識はあるものの、こちらの呼びかけへの反応に乏しい状態だった。朱羅は耳が聞こえていない可能性を悟り、筆談を試みる。するとそこへ彼女の父・土井孝(三浦剛)が飛び込んでくる。しかし、父親の姿を見るなり娘の表情が曇り…。
左から)三浦剛、吉冨さくら
美鈴役の村川は連続テレビ小説『風のハルカ』(2005~2006年、NHK)でヒロインを演じその名を全国区へ。その後の活躍はめざましく、数々のドラマ、映画、舞台で主演やヒロインを務める。主な出演作に『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(2006年、日本テレビ系)、『ROOKIES』シリーズ(2008年他、TBS系)、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年、NHK)、『うちの弁護士は手がかかる』(2023年、フジテレビ系)、『嘘解きレトリック』(2024年、フジテレビ系)、映画『キングダム 運命の炎』(2023年)、『キングダム 大将軍の帰還』(2024年)、映画『金子差入店』(公開中)などがある。
聴覚障害のある女子高生・明日花を演じる吉冨は、耳が聞こえない親のもとに生まれたコーダ(CODA/Children of Deaf Adults)として育ち、幼少期から家族との会話は手話で行っていた。今年4月には出身地である広島ホームテレビにて、吉冨に密着したドキュメンタリー番組『ろうの世界に“音”を!~CODA俳優として生きる~』が放送され大きな反響を呼んだ。直近の出演作に映画『ル・ジャルダンへようこそ』(2024年)、舞台『ちいさき神の、作りし子ら』(2024年)などがある。今作では父親に対して心を閉ざした思春期の少女を繊細に演じる。彼女が手話で訴える“心の叫び”をお見逃し無く。
左から)吉冨さくら、松本若菜
明日花の父・孝を演じる三浦は関西で俳優活動をスタート。上京後、数々の映画やドラマに出演し、2001年に演劇集団「キャラメルボックス」に入団。2018年に同劇団の『エンジェルボール』で初主演を務めた。妻であり、ろう者の俳優・忍足亜希子との出会いをきっかけに、手話パフォーマーとしても活躍。『コウノドリ』第2シリーズ(2017年、TBS系)などの作品に手話指導として夫婦で携わっている。
左から)松本若菜、荒川良々、三浦剛、吉冨さくら
夫婦や家族の絆を描く感動作、『Dr.アシュラ』第9話は、本日6月11日(水)22時より放送!突如訪れる修羅場に“チームアシュラ”がどのように立ち向かっていくのか、乞うご期待!
◆村川絵梨
・台本をお読みになった感想や、撮影現場を振り返っての感想をお聞かせください
「ドラマの終盤にとってもワクワクする役柄での出演になり、若菜さんはじめ再会が楽しみな方も多く、撮影中は終始幸せな時間でした。家族、命の大切さがフィーチャーされている回だと思います。『Dr.アシュラ』ファンの皆様に、温かいメッセージが届きますよう心を込めて演じさせていただきました」
◆吉冨さくら
・台本をお読みになった感想や、撮影現場を振り返っての感想をお聞かせください
「夫婦や家族の絆、すべての命が等しく尊いのだと改めて感じました。今回明日花を演じさせていただきましたが、思わず相手を傷つけてしまうようなことを言ってしまう明日花の葛藤に共感しました。思い悩む明日花にアシュラ先生が紙に筆談で伝えてくれた言葉があるのですが台本を読んだ時に私自身も今後大切にしないといけないなと考えさせられ印象に残っています。
また、空き時間に松本若菜さん、三浦剛さんと“楽しい”、“イライラ”、“お酒の種類”の手話などを意味も伝えながら“こんな手話ですよー!”とお話ししたことが楽しかったです。ろう女優の忍足さんが手話監修とろう監修で入ってくださっていたのですが、私がベッドに座っていて、透明ガラス窓の外から忍足さんが手話のアドバイスをくださり、私も“分かりました!”と手話で話していたら、周りのスタッフさん方から“近くまで行かなくても窓越しに会話ができて楽でいいね”と言われ、“確かに!”と笑いが起こり和やかな雰囲気でした」
◆三浦剛
・台本をお読みになった感想や、撮影現場を振り返っての感想をお聞かせください
「私にも中学生の娘がいるので、最初に台本を読んだ時は涙しました。我が家はドラマの設定とは逆で娘が聴者で妻がろう者(耳が聞こえない)です。
なので、家族3人でいる時の言語は手話で話しています。聞こえる、聞こえないが当たり前の我が家ですが、当たり前だと思ってる中に気づいていないことが沢山あるのではと、今回の作品を通して考えさせられました。ドラマの親子のように家族だから言わなくても分かるだろう、伝えたから分かってくれるだろうと思ってしまっている自分と土井孝という役を重ねて考えました。今作品で聞こえる・聞こえない関係なく、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちに共感していただけたら嬉しいです。現場では撮影中の緊張感とは一転して休憩中は本当に和やかな現場で、松本さんや荒川さんと色々な手話のお話で盛り上がりました。素敵なキャスト・スタッフさんが集まる素敵な作品に参加できて、とても幸せでした」
■ FOD 概要
「FOD」とはフジテレビが運営する公式の動画・電子書籍配信サービスです。「FODプレミアム」では、ドラマ・アニメ・バラエティ・映画など最新作から過去の名作まで100,000本以上の対象作品が月額976円(税込)で見放題。また、200誌以上の雑誌も特典で読み放題となります。さらに漫画など電子書籍も700,000冊以上の豊富なラインナップからお楽しみいただけます。会員登録不要の「FOD 見逃し無料」では、人気テレビ番組を放送後期間限定で配信。無料で気軽にご利用いただけます。テレビ局ならではのエンターテイメント体験を提供しています。
https://fod.fujitv.co.jp/ (オフィシャルページ)
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。