『秘密～THE TOP SECRET～』

『秘密～THE TOP SECRET～』

2025年3月31日22時～22時54分

　板垣李光人と中島裕翔がW主演の『秘密～THE TOP SECRET～』（カンテレ・フジテレビ系）。10話、11話へと続く最終章の幕開けは、第九の元捜査員・瀧本（眞島秀和）の復帰で始まった。連続殺人犯の貝沼（國村隼）のMRI映像を見たあと、錯乱状態になり療養していたはずの瀧本だが、再び薪（板垣李光人）の前に現れた理由は不明でSNSでは「瀧本、得体のしれない不気味さ」「どんな秘密を抱えているのか気になります」などと話題になった。また青木（中島裕翔）は姉夫婦を何者かに殺害され、その遺体を発見するという衝撃的な展開を迎えた。特に中島の演技については「息ができないぐらいに惹きつけられた」「我が事のように苦しくて涙が出てしまった」など、放送後に大きな反響が寄せられ、「#ドラマ秘密」がXで日本トレンド１位を獲得した。

今夜放送の10話では最終回を目前に物語はさらに急展開をみせていく。殺害された青木の姉、和歌子（佐津川愛美）らのMRI映像を見た薪は、そこに映っている犯人からのメッセージを見て、自分だけが知る“ある秘密”のために夫婦が犠牲になったと知る。さらに瀧本からも脅迫を受け追い詰められた薪は、岡部ら第九の皆を裏切り、ある行動に出る。10話は、中島演じる青木が、姉の死を目の当たりにしてなお第九にいることを懇願するシーン、得体の知れない不気味さで薪に迫る瀧本役の眞島と、緊迫感をみなぎらせる薪役の板垣、息つく間もなく引きこまれるシーンの連続だ。薪だけが知る秘密とは？瀧本が再び現れた真の目的は？そして第九の未来は？最終回に向けてみどころ満載の内容となっており、是非ご覧いただきたい。
第九捜査員・岡部靖文を演じた高橋努と、解剖医助手・菅井律子（スガちゃん）を演じた鳴海唯、そして第九メンバーを演じた4人がクランクアップし、撮影の感想やドラマ最終章のみどころなどコメントを寄せてくれた。

＜高橋努　コメント＞

Ｑクランクアップした感想を教えてください
ほっとしていますが、嬉しいと寂しいとの両方です。いい役、いいキャラクターだったので名残惜しさもありますね。でもやり切った感じもあります。

Ｑ視聴者からの反響はいかがでしょうか？
「岡部ママ」と言われていましたね。とても喜んでいただけている、共感してくれているのは感じました。監督やみんなとも相談しながら、とにかくほっとできるポイントを作ろうと努力していたので、視聴者のみなさんに届いていればありがたいなと思います。（ドラマは）キツい話なのでそういう部分は必要だと思いましたし、ひと息つくような感じが伝わればと思いました。

Ｑ板垣さん、中島さんと共演した感想を教えてください。
板垣さんは自分より20歳以上後輩ですが、すごいと思いました。精神的にも肉体的にもキツい役で、精神状態もキツいと思うので、本当に大変だったと思います。とにかく室長はずっと苦しんでいたので支えよう、とにかくやれることをやろうという感覚で演じていました。
中島裕翔さんはホントいい奴、優しい奴です。青木が泣くシーンで、セッティングの時にみんなに少しシーンとさせてしまったと裕翔が言うんです。僕らは気を遣うというか、感情を作ってもらうために普通にしていたのですが、彼はそれを後で反省していました。「だめだな俺、すみません。みんなでやっているのに自分に気を遣ってもらって、そういう空気にしてしまった」と謝りに来て。「何を言っているんだ、苦しいシーンはみんなでやるものだから」という話をしました。それくらいいい奴なんです。

Ｑ第10話、11話の見どころを教えてください。
第九として突然のトラブルやハプニングが起こりますが、これまでやってきた第九のチームワークだったり、経験値が発揮されたりします。息もつけない展開になっていると思うのでぜひ、まばたきせずに見ていただきたいです。

＜鳴海唯　コメント＞

あっという間の撮影期間でした‼秘密チームの一員になれたこと、キャスト、スタッフの皆様とご一緒できた時間はとても光栄で、ぜい沢な時間でした。スガちゃんの悪気なく本音をズケズケと言うキャラクターはなぜか憎めない、愛らしいキャラクターになればと思い演じていました。数日間の撮影だったのですが、現場に行くとスタッフの皆さんがいつも温かく迎え入れてくださり、安心して臨むことができました。門脇さん演じる雪子先生との掛け合いのシーンは毎度クスッと笑える要素があり、演じていてとても楽しかったです。
目を背けてしまいたくなるほど苦しい瞬間もありますが、絶望の先に希望があると信じて、今夜もぜひ最後まで見届けていただければ幸いです。そしてスガちゃんが少しでも明かりを灯す存在になれていれば嬉しいです。

＜濱津隆之　コメント＞

重く沈み込みがちな場面の多い作品でしたが、皆さんのもれなく素敵な人柄と空気感で毎日楽しい現場でした。ありがとうございました。とても居心地の良い本当に素敵な座組だったなぁ、と勝手ながらに一方的に改めて感じています。人が心に持っている善と悪の、その奥にある言葉に出来ないものがこの作品には沢山滲（にじ）んでいて、その僅（わず）かなものを感じて何かを思うのが人の心で、何も思わないのもやっぱりそれも、ちゃんと人の心なんだと思います。そんな風に見ていただけましたら幸いです。

＜阿佐辰美　コメント＞

密度が濃く、すごいスピードで終わった感覚です。人の生死を取り扱う作品ではありますが、キャストの皆さん、スタッフの皆さんがとても気さくで、撮影期間は勉強になることばかりで凄く楽しかったです。MRIを通して脳を映像化するという非現実的な設定を、チームの皆さん全体でしっかり伝えられるように、そして世界観に入り込んでいただけるようにと全員が日々考え続けている、そんな現場だった印象です。このような現場に参加させていただけたこと、本当に光栄でした。物語は終盤戦にさしかかっていますが、ここからさらに目が離せない内容になっています。僕自身現場で涙を流してしまうくらい辛い内容もありましたが、その分とてつもなく大きい愛を感じることができると思います。第九の皆を最後まで見届けていただければ嬉しいです。

＜森田想　コメント＞

第九のメンバーとして、圧倒的なオーラと知性を持つ薪室長と、冴えわたる青木さんのお二人からは、実際演じられるキャラを卓越したコンビネーションや親和性をひしひしと感じ、それが回を増すごとに鋭くなるのを、第九にいながら、そして近くで演じながら日々感動していました。捜査室という特殊な空間のみで事件を追う役柄でしたが、どうしたら、より自分ごととして捉えて没入できるだろう？と。岡部を演じる高橋努さんが引っ張ってくださる形で、「秘密」を守る捜査員としての振る舞いを考えることができました。皆さんとても優しく、周りへの心遣いがある方ばかりで、心地のいい撮影期間を過ごさせてもらいました。こんなにも原作に沿った、まさに漫画から出てきた主演お二人が織り成す全てが見どころですし、原作のまま心が痛む物語の展開にはなりますが、「秘密」らしい痛みでもあります。最後まで第九の行方を見守ってもらえると嬉しいです。

＜梅舟惟永　コメント＞

スタッフ・キャストの皆様がユーモアに溢れていて、とても楽しい撮影だったので、終わってしまうのがとても寂しいです。本当にたくさん助けていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。もうあのセットに戻れないのかと思うと切ない気持ちになりますが、また皆様と再会できる日を目指してがんばります！素晴らしいキャラクターの皆様と、漫画を通して、そしてドラマを通して出会えたことに感激しています。第九の一員になれてとても光栄でした！！終盤へ向けてますます加速し、物凄い展開になっていきます。本当に全部がみどころになっていますので、原作を読んだ方も、未読の方も、ぜひぜひ最後まで、一瞬も逃さずご覧いただけますと嬉しいです！

＜第10話　番組内容＞

青木（中島裕翔）の姉・和歌子（佐津川愛美）が夫とともに自宅で殺された。夫婦の脳は『第九』でMRI捜査されることになり、変わり果てた姉の姿を見た青木は、これまでの捜査で自分が人の死を利用してきたせいだと、和歌子の亡骸を前に号泣する。そして、弔問に訪れた薪（板垣李光人）に自分を捜査から外さないでほしいと懇願するが、それを聞いた母・千枝（神野三鈴）は激高。突然娘を失った悲しみとやり場のない怒りを青木にぶつけ、傍らにいた薪もまた、恐れていた事態が青木の身に起きてしまった絶望感で、青ざめた表情のまま動けずにいた。
条件つきで捜査に加わることを許されたものの、姉夫婦の殺害現場の写真を見て、残酷な現実を受け止めきれない青木。その様子を見た瀧本（眞島秀和）は、「鈴木（中島裕翔／二役）はもっと冷静で思慮深い男だった」と皮肉めいた言葉を投げかけ、さらに鈴木が胸の内に秘めていた薪への思いを代弁して挑発する。

そんななか、和歌子たちのMRI映像を見た薪は、そこに映っていた犯人と思わしき人物の姿を見てハッとする。それは、『第九』の中でも薪だけが知る、ある事件の被疑者だった。映像の中の手紙を見た薪は、それが自分宛のメッセージだと察知。和歌子たちが殺された本当の理由に気がついて…。

＜ドラマは最終章に突入！ダイジェスト動画をTVerで配信中＞

ドラマの最終章までを振り返るダイジェスト動画がTVerで配信中。板垣演じる薪と、中島演じる青木それぞれの物語をまとめた「８分でわかる！秘密」も配信中。薪だけが知る“ある秘密”のヒントも含まれているので、あわせてご覧いただきたい。

【作品概要】

『秘密～THE TOP SECRET～』

＜放送枠＞

毎週月曜22時 （カンテレ・フジテレビ系全国ネット）

＜出演＞

【出演】板垣李光人　中島裕翔　門脇麦　高橋努　鳴海唯・利重剛・眞島秀和　國村隼　ほか
【第10話出演】　
相島一之　赤ペン瀧川

＜原作＞

清水玲子「秘密-トップ・シークレット-」「秘密　season0」（白泉社「メロディ」連載）

＜スタッフ＞

【脚本】佐藤嗣麻子
【音楽】小島裕規“Yaffle”
【主題歌】「Iris」BUDDiiS（SDR inc.）
【オープニング曲】「ナンセンス」Penthouse（ビクターエンタテインメント）
【演出】松本佳奈　宝来忠昭　根本和政　稲留武
【プロデューサー】豊福陽子　近藤匡　近藤多聞
【制作協力】C＆Iエンタテインメント
【制作著作】カンテレ

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