2025.01.20更新
ドラマ
2025年1月20日スタート 毎週月曜22時~22時54分 (カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
Q 原作を読んだ感想を教えてください
原作漫画を、あまりの面白さに一気読みしてしまった時の高揚感をそのままに、生身の人間が演じることの意味をとても考えて、丁寧に書かれた台本だなと感じました。演じる側にとって、挑戦状のようにも感じる台本でした。
Q夏子さん演じる「露口絹子」は、夏子さんにとってどんなキャラクターですか?
ずっとひとりで闘ってきた、強くもあり底知れない寂しさを抱えた人物だと思っています。今まで誰にも打ち明けなかった絹子の秘密を、MRIを通して薪と共有することになった時、絹子は出会ったことのない感情に出会うのではないか、それは怒りや憎悪なんて単純な気持ちではない、その何かを探して撮影していました。
Q絹子を演じるにあたって意識したことを教えてください。
第九のメンバーは人の秘密を見ることに葛藤したり苦悩したりしますが、見られた人間がどうやって世界を見てきたのか、“見る”ということを意識して演じていました。
Q撮影現場の感想を教えてください。
本当に素敵な座組でした。松本監督をはじめ、現場の皆さんが倫理観を問うこの作品に真剣に向き合われていました。役者の皆さんのお芝居も本当に素敵で、クランクアップしてももっと一緒に撮影したい!と思いました。
Q板垣さん、中島さんと共演されましたがそれぞれの印象や、感想を教えてください。
板垣さんはとにかく大人っぽく、誰よりも落ち着いている方でした。中島さんはとても気さくで、中島さんがいる日は現場が明るいだろうなと感じる方でした。お二人が並んでいると漫画から出てきた、薪と鈴木がそのままいるようで、放送がより楽しみになりました。
Q第1話の見どころ、ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
センセーショナルな出来事の裏にはどんな人がいて、何があり、何を感じたのか。普段忘れてしまいそうになる想像力を今一度思い出させてくれるドラマだと思います。一緒に見て考えながら楽しんでもらえますように。
驚異的な記憶力と鋭い洞察力を持つ薪剛(板垣李光人)は、科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”の室長に任命され、大学時代からの親友で副室長の鈴木克洋(中島裕翔)とともに、新たな任務に就くことになる。第九では、凶悪・重大犯罪において被害者および犯人が死亡した際、その脳を特殊なMRIスキャナーにかけ、生前の記憶を映像化する「MRI捜査」を行う。脳科学者の貝沼清孝(國村隼)が開発したこの技術により、真相を明らかにできる可能性は高まったが、一方で倫理的な問題もあるため、第九は機密組織とされている。ある日、薪と鈴木は、警察庁長官の指示により、第九初となる死刑囚の脳を調べることになる。被告の露口浩一(光石研)は6年前に妻と次女、義母の3人を刺殺。長女の絹子(夏子)は殺害後に海に投棄したとされ、死刑が確定していた。しかし、露口のMRI映像には目を疑うような光景と共に、思いも寄らぬ事実が映っていた―。そして同じ頃、とある交番では20代の女性が保護されて…。
原作は清水玲子氏による同名漫画で、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。白泉社発行の雑誌「MELODY」で1999年から2012年まで掲載され、全12巻で完結。現在は同作スピンオフ「秘密 season0」の連載が続いている。
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