2025.01.11更新
ドラマ
清野菜名
1月13日(月・祝)スタート ※初回30分拡大 毎週(月) 21時~21時54分
フジテレビでは、2025年1月13日(祝・月)スタートの“月9”ドラマ(毎週月曜・21時~21時54分※初回30分拡大)にて、清野菜名が主演を務める『119エマージェンシーコール』を放送する。本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリー。そしてこの度、本作で主演を務める清野菜名がインタビューに応えた。
「119番、消防です。火事ですか、救急ですか」。いつ、どこでかける状況が訪れるか分からない119番通報。その緊急通報に応答し、適切に救急車、消防車の出動を指令するのが指令管制員たち。さまざまなスキルを持った消防・救急のスぺシャリスト集団である彼らが、通信技能と医療知識を駆使して、危機に瀕(ひん)した“命”をつなぐために、日々、“声”を聞き“声”で救っている。パニックに陥る通報者の言葉から通報場所を特定し、1秒でも早く必要な部隊を現場に到着させる。消防局の司令センターは、“救命の連鎖”が始まる場所なのだ。
だが、その仕事は決して楽なものではない。多々発生するいたずら電話の対応にも時間を割かれ、緊急を要する119番通報では理不尽に怒鳴られ、ののしられることは日常茶飯事。そして、いつ来るか分からない巨大災害や大事故、パンデミックに対する覚悟も求められ、常に極限の緊張感にさらされた職場であると言っても過言ではない。急病や事故、火災、災害――。不安と隣り合わせの現代だからこそ、「救命が始まる最初の現場」である「119=エマージェンシーコール」を支える全てのヒーローたちの新たな物語を送り出す!
清野は、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員・粕原雪(かすはら・ゆき)を演じる。前職は銀行で働いていたが、あるきっかけで消防隊員の採用試験を受け合格。2年間の現場勤務を経て、自ら司令課への異動を希望した。普段はあっけらかんとした明るい性格で、思ったことはとりあえず行動に移してみるタイプ。集中力が高く、洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。その一方で、こうと決めたことは周りに合わせて変えない“我が道を行く”タイプでもあるため、組織の中では周囲を振り回してしまうこともしばしば。自分の対応が間違っていなかったかどうか、その答え合わせや復習の意味も含め、非番の日に通報の“その後”の状況を確認するため実際に事故現場を見に行ってしまうのだが、それがときに消防局全体の組織内で軋轢(あつれき)を生むことにもなり…。
そんな雪について清野は「演じていてとても楽しいです。これから雪がどう成長していくのか、私も楽しみです」と語る。さらに、見どころについては「司令センターから出た後の和気あいあいとした楽しいシーンもあって、通報を受けているときの緊迫したシーンとのギャップも楽しめる内容になっています。通報者の声も毎話声優の方が参加してくださり、見どころになっております」と明かした。
個性的な指令管制員たちが、困難な状況にチームとして立ち向かう中で、それぞれに抱える葛藤や問題をも乗り越えて成長していく群像劇。日常の現場で繰り広げられるさまざまな人間模様と、一瞬一瞬の緊張感の中で命を救うことにひたむきに働き続ける指令管制員たちの姿を「ありのままに」お届けする新たなヒーロードラマが誕生!清野菜名主演の月9ドラマ『119エマージェンシーコール』に、ぜひご期待いただきたい!この声でつなぐ、その命を救える命にするために――。
◆撮影が始まりましたが現場の雰囲気はいかがでしょうか。
「とてもいい雰囲気の中、撮影させていただいています。いつも和気あいあいとしていて、待ち時間にはみんなでゲームをしています。毎日現場に来るのが楽しみです」
◆改めて清野さんが演じられる粕原雪の役どころを教えていただけますか。
「過去のある出来事をきっかけに、この指令管制員という職業にあこがれて実際にこの仕事に就いた女性です。指令管制員という仕事に対する熱量がとても高くて、昔、指令管制員に助けてもらった経験から、自分も同じように通報者を助けたいという気持ちがとても強いです。一つ一つの通報に真剣に向き合っているまじめな部分もありますが、司令センターを出るとまじめさもありつつもとても明るくて。職場に来るときも走ってきて、お弁当の中身がが片寄ってしまうというかわいらしい一面もあって、演じていてとても楽しいです。まだ新人の雪がこれからどう成長していくのか、私も楽しみです」
◆実際に撮影をしてみて感じた指令管制員という職業の魅力や、演じる難しさは?
「この作品に携わるまでは、正直、指令管制員という職業がどんな仕事なのか存じ上げていなくて…。119番通報の裏側はこんなことになっているのかと勉強になりました。24時間一生懸命に働いてくださっていて、命を声だけで救っていくことの大変さを撮影を通して感じました。実際に横浜消防局にも伺い、見学させていただいたのですが、常に命と向き合っている本当に大変な職業で。でもその姿がとてもかっこよくて、必要不可欠な存在であることを視聴者の皆さんに伝えていけたらいいなと思いました」
◆現場で監督や共演者の皆さまと何か演技についてなどお話したことがあれば教えてください。
「結構手探りでやっている感じです。機械の操作も含めてですが、私たちも少しずつ慣れているところです。119番通報を自分がとる、というシーン一つでも、“実際はこっち(隣)の司令台も通報鳴っているよね?”とみんなで話し合いながら動きを確認して撮影しています。正解を日々探しながら、みんなで良いものをお届けできるように頑張っています」
◆最後に視聴者の皆さまへ見どころをお願いいたします。
「指令管制員の裏側をリアルに描いているドラマになっています。横浜市消防局が全面協力してくださっていて、衣装もセットも実際に横浜市消防局の皆さんが着用されているものを私たちも着させていただいています。司令センターから出た後の和気あいあいとした楽しいシーンもあって、通報を受けているときの緊迫したシーンとのギャップも楽しめる内容になっています。通報者の声も毎話声優の方が参加してくださり、見どころになっておりますので、ぜひ毎週月曜夜9時から楽しみにしていただけたらと思います」
「119番消防です。火事ですか、救急ですか」
横浜市消防局司令課3係で通話を受けた粕原雪(清野菜名)。雪の隣には、教育係として兼下睦夫(瀬戸康史)が指導にあたっている。緊急性のない119番通報に対しては厳しい態度をとる兼下の様子を、係長の高千穂一葉(中村ゆり)は苦笑いで見ていた。
休憩時間になると同僚の与呉心之介(一ノ瀬颯)や箕輪健介(前原滉)は、兼下の指導は無愛想だがもうすぐ終わるから辛抱するようにと雪を励ます。だが、当の雪は気にしていない様子。同じく同僚の新島紗良(見上愛)はみんなの話には加わらずにいた。
高千穂は自分のデスクに兼下を呼び、雪への指導に愛がないのではと注意する。兼下は最初から自分は指導係に向いていないと断ったと反論し、異動時期ではないのになぜ雪が来たのかと不満を漏らす。高千穂は銀行を退職してまで指令管制員になるために消防局に入った雪は大事に育てなければいけないと諭した。さらに、高千穂は、雪はずば抜けた能力を持っていると教える。それは、雪が一度聞いた声や音を忘れないでいることだった。
その夜、司令センターに現れた堂島信一(佐藤浩市)を雪はあこがれの眼差しで見ている。それには、ある理由があった。そんな時、雪が受けたネットカフェの男性客からの119番通報を皮切りに、管制員たちは次々に通報を受ける。
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