2024.12.11更新
報道・情報
大賞:【石川テレビ】能登半島地震で崩れた窯
2025年1月3日(金) 4時55分~5時55分
フジテレビ系列各局の番組制作能力向上とその蓄積を図る趣旨から1992年に創設された「FNSドキュメンタリー大賞」。第33回を迎えた今回、系列28局が制作し今年放送されたノミネート作品の中から、審査の結果、石川テレビ放送 制作の『珠洲の窯漢』(読み:すずのかまおとこ)が大賞に決定した。石川テレビ放送が大賞を受賞するのは、1993年(第2回)の受賞以来、31年ぶり2回目となる。
大賞:【石川テレビ】2023年の地震後、窯を直す珠洲焼作家・篠原敬
大賞:【石川テレビ】作品を作る珠洲焼作家・田端和樹夫
2023年5月、震度6強の地震が石川県能登半島にある珠洲市を襲う。『珠洲の窯漢』は、その半年後の2024年元日に震度7の能登半島地震に襲われ、繰り返し絶望を味わいながらも、気持ちを奮い立たせて再び立ち上がっていく、対照的なキャラクターの2人の陶芸作家を見つめていく。取材対象者との距離感も適度で心地よく、言葉という表現にだけに頼らずに映像で語りつくした力作であると高い評価を得て大賞受賞となった。
フジテレビでは、2025年1月3日(金)午前4時55分から『決定!第33回FNSドキュメンタリー大賞』にて、大賞作品『珠洲の窯漢』を放送する。
日本列島を繰り返し襲う大地震。2024年1月に能登半島地震で壊滅的な被害を受けた珠洲市では、前年5月にも震度6強の地震に見舞われていた。復興へと歩んできた半年後に、再び襲った大地震。本作は、珠洲の土でしかつくれない珠洲焼の作家2人に着目し、被災者の計り知れない絶望感と、再度復興に向かおうと気持ちを奮い起こしていく姿を描き切った。取材対象者と程よい距離感を保ちつつ、2人の対照的な人間性を浮き彫りにしたほか、彼らの表情や言葉を通して、被災者の心情を丁寧に伝えた。被災地の惨状をカメラに収めるだけでなく、人間のドラマとして被災地に希望を見いだせる作品に仕上げたことには「こう描くのか」と驚きの声も上がった。ナレーション(常盤貴子)の評価も高かったが、何よりも映像に語らせている点がドキュメンタリーとして高評価を集めた。
「度重なる災害に見舞われた能登に、こうして焦点を当ててもらえることが何よりうれしいです。(珠洲焼作家の)田端さんは今でも“周りの人から辞めるなと言われて困っている”と、うれしそうに話しています。実際は片付けがほぼ終わり、残った作品で個展も開いています。相変わらずの“らしさ”に改めて魅了されています。一方、篠原さんはあらゆるメディアに応え、能登を引っ張る頼もしいリーダーでいてくれています。自然とともに、柔らかく強く生きるお2人に頭が下がります。2年前に始動した初めてのドキュメンタリー制作も、自然災害に翻弄(ほんろう)されて悩まされながら多くの方々の力を総動員して完成にこぎ着けました。お2人はもちろん、天才カメラマンの和田さん、石川テレビの番組制作経験者のみなさんのすごさに支えられての受賞です。本当にありがとうございました」
2024年1月1日に発生した能登半島地震。石川県最北端にある珠洲市は壊滅的な被害を受けた。珠洲市はこれまでも地震に翻弄されてきた。そんな珠洲市で作られている焼き物、「珠洲焼」の作家2人に密着。これまでの地震で大量の作品が割れ、窯は崩れた。2人の作家は窯を再建するも、再び起こった地震で振り出しに戻る。あらがえない自然の脅威に翻弄されながら、地震のある町で珠洲焼とどう向き合っていくのかを追った。
ナレーター:常盤貴子
プロデューサー:才澤 孝
ディレクター:濱口真子
構成:濱口真子
撮影・編集:和田光弘(フリー)
音声:石倉信義(フリー)
美術:高倉園美
MA:林 壮樹(RS studio)
音楽:大野木千夏(エヌ・エス・エル)
制作著作:石川テレビ放送
優秀賞:【テレビ熊本】慈恵病院に設されている「こうのとりの」ゆりかご
全国の病院で唯一「赤ちゃんポスト」を設置している熊本市の慈恵病院。設置から17年が経過し、初期に預け入れられた赤ちゃんは思春期を迎えている。子どもの出自を知る権利、そしてゆりかごの奥に見える女性たちの現実を追った作品。
特別賞:【関西テレビ】福崎伸一郎裁判長
退官前に逆転無罪を連発した福崎伸一郎裁判長の真意は何だったのか。法曹界に残された謎を解き明かそうと“弁護士記者”が立ち上がった。
特別賞:【福島テレビ】大堀相馬焼の窯元・近藤学さん
2011年の原発事故から14年目、300年以上の歴史を誇る福島県浪江町の「大堀相馬焼」の一人の窯元を通して福島県浪江町大堀地区の現在地を追った作品。
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