2024.06.27更新
ドラマ
生瀬勝久、柄本明、小池栄子、仲野太賀、濱田岳、キャバ嬢60名
7月3日 スタート 毎週(水) 22時~22時54分 *初回15分拡大 22時~23時9分
宮藤官九郎による完全オリジナル脚本で送るフジテレビ7月期 水10ドラマ『新宿野戦病院』。7月3日(水)22時からの放送スタートに先がけ、小池栄子、仲野太賀、濱田岳、生瀬勝久、柄本明と、本作のメインキャストが登壇した。会場には現役の歌舞伎町で働くキャバ嬢の方々【総勢60名】も宣伝担当として客席にて参加。早速、司会進行の佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)からキャストの皆さんに役どころについて話を伺った。
本作の主人公で、アメリカ国籍の元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマンを演じる小池は「ヨウコは岡山弁&英語が流ちょうという設定で難しい役だと思うのですが」と聞かれると、「ハードルが高い役柄だったのですが、だんだん英語をしゃべるのが楽しくなってなじんできました。英語も岡山弁も温かい目で観て頂けたらと思います。喋っている姿を含めてヨウコ像を楽しんでいただけたら良いなと思ってチャレンジしています」と役について語りつつ、佐野アナウンサーから「13年間軍隊病院で働いていたというバックボーンを持っている役ですが、どういう風にお考えになりましたか」という質問には「戦地で今消えそうな命を助けていた軍医の役ということで、ここに揃われているお医者様たちとはまた違った視点で命というものと向き合っていて、またそういったバックボーンがとても活かされた宮藤さんの脚本だなと感じました。どんな命も目の前にあるものは絶対に諦めずに救うという。それがどんな立場の人にも同じように尊いのだから救うという信念を持った本当に強くてかっこいい女性です」と答えた。脚本については、「台詞の面白さはピカイチですし、ぶっ飛んだ役柄が多いのですが、そこが全然違和感がなく歌舞伎町に行ったら、この人たちに会えるのではないかなと1話を観て感じました。色々な訳アリの患者さんが運ばれてくるのですが、そういった方たちを宮藤さんの本は軽視するわけではなく、しっかり向き合って”どういう風に人と人が接するか”というのを優しく丁寧に描かれているので、ドラマを見て頂けて頂けると分かっていただけるかなと思います」とコメント。
小池栄子
仲野太賀
続いて、同じく主人公で、父譲りの金もうけ主義者で、チャラくいけすかない典型的な気取り屋の“美容皮膚科医”高峰 享(たかみね・とおる)役を演じる仲野は、小池との共演について、「初めての共演ですが、本当、ヨウコという役は英語も岡山弁もあるし医療シーンも多いので、俳優としてどれだけ大変なことかわかるのですが、ものすごい集中力で演技されていて、しかもほとんどミスなくて」とコメント。続けて、「ワンテイクで進んでいく撮影が多いのですが、そこに照準をしっかり合わせていて、かなりの打率だと思います。抜群に魅力的なキャラクターになっているので、ぜひヨウコさんを楽しみにしていただきたいです」と小池の凄さを熱弁。小池は「そんなことないよ!テンパって泣きそうになっている姿見せてるでしょ(笑)」と返答した。
「享はかなりチャラついているキャラクターとのことですが―」と聞かれると、仲野は「設定的にも若くして美容皮膚科でお金を持っていて、チャラチャラして、港区で遊びまくっているキャラクターですけど、自分でも思ってもいないくらい伸び伸びとやれています(笑)。自分の中の持前のチャラさなのかわからないですが、本当に楽しく撮影をさせて頂いています。やはり宮藤さんの描くキャラクターなので、ヨウコや新宿歌舞伎町で色々な人と出会うことによって亨自身も成長していく姿をドラマを通して表現できたらいいなと思います」とコメント。
濱田岳
生瀬勝久
新宿・歌舞伎町にある交番の地域課に勤務し、町民たちから無駄に絡まれてしまうこともある映画やサブカル好きの警察官・岡本勇太(おかもと・ゆうた)を演じる濱田は、「警察官役ですが本日の衣装は結構ラフな格好をされていますね」と聞かれると、「今日の衣装は役衣装です。私服ではないですよ(笑)。仕事でない時は、このような格好で医者でもないのに聖まごころ病院に何故かいる役です。歌舞伎町の治安維持に燃えている警察官というわけではなく、歌舞伎町に住んでいる一人の映画好きという方が近い感じだと思います。警察の格好でも聖まごころ病院に涼みに来るだけというか。僕も難しいなと思っているのですが、最近の台本を見ると“なぜかいる岡本”と記載してくれているので、理由なんて考えても仕方ないんだろうなと思っています(笑)。なのでこの世界にいることを楽しんでいます!」と役柄についてコメントした。小池は「私としては仲間という感じがしていて、岡本さんがいても違和感ないですよ。岡本さんがいても手術してますし。処置しているのを“わあ”って言いながら見てますし」と語り、濱田は「医療ものには珍しいガヤの役がいるという(笑)」と笑わせた。
生瀬勝久、柄本明、小池栄子、仲野太賀、濱田岳
不動産コンサルタントとして成功しており、聖まごころ病院の建物と土地で新たな事業を企てる高峰啓三(たかみね・けいぞう)役を演じる生瀬勝久は、「兄(柄本明)と聖まごころ病院について意見が割れて対立している」点を聞かれると、「先代から続いている病院ですが、兄が医者になり、僕は医者にはならず、この聖まごころ病院をどうしていくかという将来を考えている次男です。長男との仲は良くない設定なのですが、僕は学生の時に柄本さんのお芝居をみて、憧れてこの世界に入った人間ですので」と話すと、柄本は「嘘だ(笑)」とすかさずツッコミ。生瀬は「本当です!柄本さんみたいな俳優さんになりたいと思っているので、(共演を)嬉しく思っています」と喜びを語った。
最後に、創業100年の聖まごころ病院・3代目院長であり、歌舞伎町の“赤ひげ先生”と呼ばれる高峰啓介(たかみね・けいすけ)役を演じる柄本明は役柄について聞かれると、「僕ね、いつもよくわからないんですよ。台本を頂いて、この人はどういう人なのかなと探しながら、横にいる生瀬さんや皆さんに本当に助けていただきながらやっております。宮藤さんの本は、この発想はどこから出てくるのかと思うことも多く、楽しくやらせていただいております。」と回答。小池は「柄本さんは本当にチャーミングな医院長なんです。でも、ヨウコとしては一番の理解者で一番落ち着くという気持ちでやらせていただいております」と話した。
※「サザンオールスターズ」宣材写真(右)のみの
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「新宿野戦病院」×サザンオールスターズ(宣材写真)2面
その後、本作の主題歌であり、サザンオールスターズが歌う新曲『恋のブギウギナイト』が会場に流れた。昭和から平成初期のディスコサウンドと令和のEDMサウンドを融合させたダンスナンバーとなっている『恋のブギウギナイト』。サザンオールスターズの曲が主題歌に決まったことに対して小池は「サザンオールスターズが書き下ろしてくださるって聞いたときは、皆で発狂しました!皆大好きですし、新曲を提供してくださりとても有難いです」と喜びを語った。さらにこの制作発表のために、ボーカル・桑田佳祐から出演者のみなさまに「音声メッセージ」が届いた。
「小池栄子さん、仲野太賀さん、濱田 岳さん、生瀬勝久さん、柄本 明さん、スタッフの皆さん、そしてドラマ「新宿野戦病院」の制作会見にお集まりの皆様、こんばんは。サザンオールスターズの桑田佳祐でございます。この度は、とっても素敵なこのドラマの主題歌を担当させて頂きまして、心より感謝申し上げます。フジテレビさんでのドラマの主題歌をやらせていただくのは、なんとサザンは20年振りだそうでございまして、本当に宜しいんでしょうか?後で後悔しないようにしていただきたいと思いますけども、今回その主題歌として起用していただきました我々の楽曲『恋のブギウギナイト』はですね、月並みな言い方ですが、ちょっぴり切なくもノリノリなダンスナンバーということで、大変おこがましいとは思いますけども、今や世界中から注目を集めるこの新宿歌舞伎町にピッタリではないかと、おこがましいですけども思っている次第です。ドラマと併せてお楽しみいただけたら、嬉しいでございます。私もちらっと台本を拝見したんでございますが、めちゃくちゃ面白いよ。すげぇよ。さすが宮藤官九郎。私も大ファンのクドカンさん、面白くないわけありません。期待してます。いつも有難うございます。そしてわが愛しの栄子ちゃんこと、小池栄子さん、大好きです。しばらくご無沙汰しております。頑張ってください。そして仲野太賀さん、私、『すばらしき世界』という映画をみて、感動しました。太賀さん、あんたはすごい! 皆さん、応援しております。いよいよ一週間後に迫って参りましたドラマの初回放送。サザンオールスターズ一同、心より楽しみにしております。主題歌もどうぞ宜しくお願いします。いっぱい聴いてちょうだいね。以上、サザンオールスターズの桑田佳祐でございました。有難うございました!」
そのメッセージを聞いた小池は、「“頑張んないと”という気持ちです。本当にご無沙汰しておりまして、約21年ほど前に(サザンオールスターズの)MVに呼んでいただいて、出演させていただきました。爆笑問題の太田さんと桑田さんが仲いいので、太田さんと番組で会うと、私の特番を観てくれているということを教えて頂いていたのですが、今回ご一緒出来て本当に嬉しいです。本当にこの曲は一度聴いたら忘れられない曲で、この夏はこの曲で決まりですね!」と感動を隠しきれない様子。一方、仲野も「たまらないですね。桑田さんに名前を呼んで頂けただけでも嬉しいのに、あんなメッセージもいただけて、本当にこの作品に出て良かったなと大満足です。この曲に恥じないようにドラマも頑張って盛り上げていけたらいいなと思いました。」と気合を込めた。生瀬は「このメッセージ音源いただけますかね?本当に嬉しいです。桑田さんのお声で“生瀬勝久さん”と言われたこと自体が凄くて、それだけで本当に嬉しいです」と続き、「僕も名前を呼んでいただけて、感激しております」と柄本もコメント。そして、濱田は「物凄く感動しました。同業者に少しマウントとれるんですよね、うちの主題歌サザンだぜって(笑)。それぐらい凄く胸を張れることなので、物凄く興奮しました。お名前を呼んで頂けて、鳥肌が立ちました」と興奮気味に語った。
そして、制作発表イベントのメイン企画として、本作の中で小池演じるヨウコによる英語のセリフが要所に出るということで「英語早口×3連続チャレンジ」を決行。チャレンジする言葉は、元軍医であるヨウコが取得している医師資格の略称「USMLE」(※日本語:米国医師免許試験)の正式名称である
UNITED STATES MEDICAL LICENSING EXAMINATION
(ユナイテッド ・ ステーツ ・ メディカル ・ライセンシング ・ エグザミネーション)
小池さんは劇中でもこの台詞を言ったことがあると話し、「後半の二単語が難しいんですよね」と話した。生瀬はこのチャレンジ企画を聞き「早口言葉でこれを言うの?」と驚き、それを受けて小池が「怖いよ。生瀬さん怒っちゃうから(笑)」と冗談交じりで話した。
生瀬勝久、柄本明、小池栄子、仲野太賀、濱田岳
佐野アナウンサーがまず初めにお手本として披露し、それを聞いた小池は「さすが!ネプリーグみたい」とコメント。柄本は医院長役ということで、審査員長として参加した。「小池さんは英語がペラペラな役ということで“トリ” でお願いしたいと思います!」と佐野アナウンサーから指示があり、まずは仲野さんが挑戦。
仲野は、かなりの早口で途中少し笑みがこぼれながらも挑戦し、見事成功。仲野は「結構良い線いってません?」とコメントした。
続く濱田は「プレッシャーです…医者じゃないのに(笑)」と言いながらも、しっかりとノーブレスで成功。
一方の生瀬は“生瀬節”を効かせて挑戦するも、キャラを作りすぎたせいか少し言い切れずに終了。
トリを飾る小池は、流ちょうで美しいイントネーションを披露して見事成功した。
チャレンジ終了後、会場にいるキャバ嬢の皆さんと審査委員の柄本の判定により、敗者は生瀬に決定。生瀬はキャバ嬢の皆さんへ「皆、顔覚えておくからね!お店行きます!」と笑いを誘った。そして負けた生瀬さんは、スクリーンに映し出された「番宣文言」を、「15秒以内」で読み上げるチャレンジにトライ。
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「新宿野戦病院」が7月3日水曜10時から始まります!
宮藤官九郎さんが贈る、新宿歌舞伎町が舞台の医療ドラマです!
クセの強い医者たちと、歌舞伎町のワケあり患者が繰り広げる
会話劇にご期待ください!
笑って泣ける「新宿野戦病院」をぜひお楽しみに!
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全力で告知を話し、15秒でしっかり言い切った生瀬。キャスト陣からも歓声があがり、生瀬は「お芝居で褒められたいよね!俺、役者だから!」とコメントを残し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
その後、記者からの質疑応答パートに移り、「“眠らない街・歌舞伎町”と言われますすが みなさまが自身のキャッチコピーを付けるなら、どのようなコピーをつけますか??」という質問に対して、小池は「“やる気元気小池”ですかね!」とコメント。仲野は「“いつかはシャンパン本指名・仲野です”でいきます。いつかはシャンパンを入れられるような男になってみたい…ということで!」と話し、濱田は「”ザ・内弁慶 濱田岳です”。 現場の仲間とは軽口でジョークとかも言えるんですけど、こういうイベントでは言葉がでてこないので…内弁慶だなと痛感しております」とコメント。生瀬は「“喋りすぎ 生瀬勝久”。本当に黙ってればいいのに、喋っちゃうんですよね。でもだからこそノーストレスなんですよね。でも喋りすぎなんです。でも中身がないので、凄く楽しくてずっと喋っているのですが、家に帰ったら何の話をしていたか覚えていないんです(笑)」とコメント。柄本は「“睡眠第一 柄本明”。7時間から8時間は寝るので。理想は8時間寝たいのですが、7時間が多いですね」と語った。
生瀬勝久、柄本明、小池栄子、仲野太賀、濱田岳
そして最後に主演の小池からメッセージ。
「ついに7月3日水曜よる10時からスタートします!今日ご覧になっていただいた皆さまには伝わっているかと信じていますが、本当に楽しくてチームワークも良く、皆で一所懸命、暑い夏を乗り切ろうと、そしてサザンの曲にも負けないようなパワーで素晴らしい作品をお送りしたいと思い日々頑張っております。世界から大注目されている新宿歌舞伎町という実際にある街が舞台というのはとても意味のあることだと思っていますし、本作は患者さんも主役だと思います。毎回色々な患者さんが運ばれてきて、その方たちが抱えている問題というのを真面目にしっかりと向き合って、その方たちと寄り添いながら、それに加えて医療があるということで、新感覚な医療エンターテインメントとなっていますので、ぜひぜひ、ご期待ください!宜しくお願いします!」
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