2024.05.03更新
ドラマ
渡部篤郎
第5話:5月10日(金) 21時~21時58分
フジテレビで<毎週(金)21時~21時58分>に放送中の篠原涼子×バカリズムW主演作『イップス』。 “書けなくなった”小説家・黒羽ミコ(篠原涼子)と“解けなくなってしまった”刑事・森野徹(バカリズム)の“絶不調バディ”が、毎回変な事件に首をつっこんでいくミステリーコメディー。毎話見どころの一つになっている犯人ゲストだが、来週5月10日(金)放送の第5話では渡部篤郎の出演が決定!俳優デビューから数々の作品で物語の要となる役を演じてきた渡部だが、連続ドラマへのゲスト出演は初。そして、法廷画家という職業を演じるのも初。初尽くしの今作で、交通事故により死別した妻の復讐のために殺人を犯す画家役を務める。俳優デビューから約33年のキャリアを重ねる渡部が、このゆがんだ愛を持つ役をどのように作り上げるのか。「台本を読みながら役どころのヒントを探した」と明かす、渡部の演技にもご注目いただきたい。
今回渡部が演じる板野恭二(いたの・きょうじ)は、法廷内の様子を描きニュース番組に納品する法廷画家の男。15年前、個展を開くなど画家としてようやく生活できるようになった頃に妻を交通事故で亡くし、それからは思うように絵が描けなくなってしまった。現在は法廷画家として活動しながら、交通事故の犯人を弁護した杉本浩紀(すぎもと・ひろき/田中要次)への復讐の機会を狙っている。
渡部は『青春の門』(1991年、テレビ東京系)で俳優デビューすると、映画『スワロウテイル』(1996年)、『ケイゾク』(1999年、TBS系) などの話題作で人々の記憶に残る役どころを熱演。その後も映画とテレビドラマ作品双方で活躍し、近年も『外事警察』(2009年、NHK)、『ルパンの娘』シリーズ(2019年ほか、フジテレビ系)、映画『マスカレード・ナイト』(2021年) などさまざまな作品に出演し続けている。篠原涼子とは『なにさまっ!』(1998年、TBS系)以来、約26年ぶりの共演となり、バカリズムとは初共演。今作で初の連ドラゲスト出演を果たす。
渡部篤郎
左から)田中要次、渡部篤郎
左から)篠原涼子、バカリズム
◆渡部篤郎
「俳優人生の中で法廷画家という役は初。初めてではありましたが、台本には演じるためのヒントがしっかりと書かれていたので、その部分を熟読して撮影に臨みました。この作品の面白さは、やはり最初に犯人がわかる倒叙式になっているところだと思います。篠原さんやバカリズムさんがどうやって犯人を追い詰めていくのかは見どころです。そんな篠原さんとは約26年ぶりと随分久しぶりになってしまいましたが、撮影は楽しくさせていただきました。バカリズムさんは普段芸人として一人芝居もされている方なので、お芝居は私よりも慣れているのでは…という完成度でした。今回の役は普通のミステリー作品の犯人像とは少し変わったパターンになっていると思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」
黒羽ミコ(篠原涼子)は、運転手を務める坂浦猛(渡辺大知)とともに小説のネタ集めのために裁判の傍聴に来ていた。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きたとされる、建設現場での死亡事故についてその責任を争う裁判で、ミコがコメンテーターとして出演している情報番組でも取り上げていた注目度の高い案件だった。傍聴席についたミコは、坂浦の左に法廷画家と思われる男性・板野恭二(渡部篤郎)が座っていることに気付く。
裁判では、被告で発注元である大手建設会社、茄子原建設の弁護を担当するやり手弁護士・杉本浩紀(田中要次)が、施行計画書の合理性を主張。原告の梅坂工務店が利益を上げるために施行行程を省略した結果起きた事故ではないか、と主張し逆に原告側を追い詰めていた。
閉廷後、ミコたちは別の法廷へと向かった。ミコの弟・慧(染谷将太)が担当する、テレビドラマの制作現場で起きたパワハラ事件の裁判だった。この裁判でも法廷画を描く準備をしている板野の姿を見かけるミコたち。
同じころ、裁判所の屋上から男性が転落死するという事件が起きる。死亡したのは弁護士の杉本だった。通報を受け、現場に駆けつける森野徹(バカリズム)たち。傍聴を終え、慧たちと一緒に帰ろうとしていたミコは、森野の姿を見つけると早速この一件に首を突っ込む。現場の状況から怨恨(えんこん)による殺人の可能性が高いとにらんでいたミコと森野は板野に話を聞くが、板野の余裕な態度に苦戦していく…。
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。