2024.04.02更新
ドラマ
左から)菅野莉央、生田絵梨花、吉沢亮、安田顕、高梨臨、中尾明慶
4月13日(土) 21時~23時10分
吉沢亮主演の月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(2022年10月期)が4月13日(土)21時より、オール新作のスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』になって帰ってくる!
この度、本作の舞台挨拶(あいさつ)と完成披露試写会が都内の映画館で行われた。舞台挨拶には、主演を務める吉沢の他、安田顕、高梨臨、生田絵梨花、中尾明慶、菅野莉央が登壇し、伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)がMCを務めた。
今作は、北海道の丘珠(おかだま)病院PICUを舞台に、しこちゃん先生こと駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が、医師として、人間として成長していく姿を描くメディカル・ヒューマンドラマ。連ドラから約1年半ぶりにPICUメンバーが集まったことについて、吉沢は「約1年ぶりに連続ドラマからスペシャルドラマとして戻ってくることができて、とてもうれしく思っております。キャストの皆さんもそうですけど、スタッフの皆さんも連続ドラマの時から笑いが絶えず、すごく温かい現場だったので、あの空間をまた味わえるのかというのが1番うれしかったです」と話す。安田は「続編ものは数えるほどしかないものですから、こうして同じキャストの方と、役として出会えてすごくうれしかったですね」、生田も「久々の撮影だったので、(撮影に)入るまでは緊張していたんですけど、皆さんに会ったら懐かしくて撮影中はほっこりさせていただきました」と語った。
左から)菅野莉央、生田絵梨花、吉沢亮、安田顕、高梨臨、中尾明慶
今回の見どころの1つは、初めて後輩ができる武四郎の奮闘。PICUに配属された2人の研修医の指導係に任命されるが、武四郎の先輩ぶりについて吉沢は「先輩としてはあまり優秀ではない…。連続ドラマから見てくれている人は、しこちゃん先生のダメなところからの成長を感じてもらったと思うんですけど、そこに新たに先輩という要素が乗っかって、またちょっとダメなところから始まってくるという。ずっとかわいそうな男だなと思いながら演じてましたね(笑)」と明かした。安田はそんな武四郎を「だいたい優しく見ていますね(笑)」と語り、「しこちゃん先生は、妙に先輩面する先輩ではないし、うがってもいない。自然体で、若手と接するという感じです」と続けた。高梨も「連ドラの時はちょっと助けてあげたり、見守ってあげたりする部分もあったんですけど、今回は“しこちゃんが頑張ってね”みたいな。羽生が何かをすることもなくなるほど見守るぐらいになっていたと思います」と話した。一方、中尾は「しこちゃんの成長もそうなんですけど、作中あることがきっかけで、おじさんが集まるシーンがあるんです。安田さん、甲本さん、僕蔵さん、僕なんですね。…僕、おじさんですか!?って(笑)。いや、僕、しこちゃん先生の年齢的には近いぞって。スペシャルドラマになったらおじさん扱いされていて、しこちゃん先生の成長よりも、俺そんな成長してんの!?って、そこがすごい気になっちゃいました(笑)」と会場の笑いを誘った。
吉沢亮
中尾明慶
続いて、伊藤から北海道ロケに参加した吉沢、安田、菅野に質問。真冬の北海道での撮影について聞かれると、吉沢は「めちゃくちゃ寒かったです。寒いというか、痛いです。芝居どころじゃないくらい大変で。歴史的な大雪が降ってたんです」、安田は「大雪で、とにかく耳が冷たい。最後に薄着で雪山に登るシーンがあるんですけれど、こんな薄着で登る北海道の人いないだろうと思って。でも監督が“いい画だ!”っておっしゃるもんですから。そっかそっかと思ってやってましたけど(笑)。寒かったねえ」、菅野は「ロケに行く前、東京で撮影していた時も結構暖かい日が続いていたので、スタッフの方とかと“雪大丈夫かな、欲しい絵が取れるかな”って心配していたんです。でもいざ行ったらもうしっかり寒くて。 私、衣装さんに漁業の方が履くタイツみたいなのを借りたりしました(笑)」と振り返った。
さらに、北海道で安田にご飯に連れて行ってもらったという吉沢は「連続ドラマの時はコロナが大変な時だったので、誰ともご飯とか行けず。今回ようやくお寿司屋さんに!おいしかったですね」としみじみ。安田も「あれ、おいしかった。出る物出る物おいしくて。次の日、私は顔ぱんぱんでした(笑)」と笑みをこぼした。そんな2人に対し、中尾は「えー!?俺、湾岸スタジオの肉すいしか食ってないよ!いいなあ」と観客を笑わせた。
菅野莉央
会場にも本作の医療監修を務める先生方にお越しいただいたが、安田演じる植野元のモデルとなったのが、小児集中治療のパイオニア・植田育也(うえた・いくや)医師だ。本作のオファーを受けた際に植田医師を紹介されたという安田は「実際にお会いして、とにかくまなざしが優しくもあり、そして厳しくもあり、人の命を扱うプロフェッショナルだなと感じました」と語った。今回会場に来られなかった植田医師からサプライズで手紙が届いた。進行の伊藤が代読すると、「ドラマには大きな大きな力があります。ドラマは新聞よりもニュースよりも多くの人に届きます。 このドラマ『PICU』のおかげで、この4月より実際にドクタージェットを運行できるようになりました。成長していくしこちゃん先生に負けない様に、現実の世界でも、もっとたくさんのこどもたちの命を救えるように頑張りたいと思います」と熱いメッセージが届いた。
メッセージを受け安田は「特に北海道という地域は非常に広いですから。ドクタージェットというものがあると、より子供の命、患者さんの命が救われるというところがあると思います。今回、実際にドクタージェットも運用されるようになったということですが、定期的に、常用的にそばにいてくれるドクタージェットになるように。これはドラマの力だけじゃなく、皆さん1人1人の力が必要です。ぜひ、よろしくお願いいたします」、吉沢は「ドラマはフィクションなので、ノンフィクションで実際にこういう活動をしていらっしゃる方々の覚悟にはもちろん何もかなわないです。でも、ドクタージェットが実際に動いたり、どこかでこの作品もお力添えできているのかなって。それだけでも、ドラマをやった意味があるなと思いますし、医者の格好いい姿だけじゃなく、医者が抱えている葛藤や、人を救ってるのは同じ人であるという部分を丁寧に描いてるところが、この作品のよさだと思っています。いろいろな人に見ていただきたいですね」と本作への思いを語った。
安田顕
本作の放送が4月ということで、春から新生活を始める方々に向けてエールを送った。菅野は「目標とかやりたいこととか、いろいろあると思うのですが、あまり自分へのハードルを高くしすぎず、なんでも楽しんで挑戦していただけたらなと思います。応援しています」、生田は「新しいことをスタートさせるって、すごく不安や緊張がたくさんあると思います。私たちの仕事も、緊張と戦う瞬間がすごくたくさんあるのですが、それを自分たちがやることによって、少しでも皆さんの励みになればいいなと思っております。応援しています」、中尾は「僕は子役からこの仕事をやってますし、あまり偉そうなことも言えないんですけれど、頑張ろうと思うとちょっと大変じゃないですか。だから少し気を楽にして、楽しんでいただけたらなと思います」、高梨は「私はこの歳になっても新しいことに挑戦し続けることがすごく好きで。挑戦した時のわくわくって何歳になっても変わらないので、社会人とか学生関係なく、いろんなことに挑戦する楽しさを持ち続けてほしいなと思います」、吉沢は「自分の希望通りの道を進んでる人もそうじゃない人もいらっしゃると思いますけど、どの道を選ぶかというより、どうやってその道を歩くかの方が大事だと思います。過去振り返って“この道選んでよかったな”って思えるかどうかは、今の皆様の頑張りだと思いますので、ぜひ頑張っていただいて、“よかった選択”にしてください。応援しております」と激励した。
そんな中、社会人1年目は別の仕事をしていたという安田は「私は最初医療関係の仕事につきましたけれども、半年で辞めたということがございます。お芝居をやりたいなとか、いろんなことを言いながらすぐ辞めてしまったので。その時、上司の方から年賀状をいただきまして、“信頼というものは度失うとなかなか取り戻せません”と…。それを肝に命じて信頼だけは失わないようにと、そう思って四半世紀が過ぎました。新入生、新社会人の皆さん、ギリギリのところで信頼だけは失わない人間関係を築いてください」と自身のエピソードを明かし笑いを誘った。
高梨臨
生田絵梨花
北海道を舞台に、「生きるとは」「命とは」「家族とは」という普遍的な問いに真っ正面から向き合った感涙必至のスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』は4月13日(土)21時より放送!消えそうな幼い命を前に、武四郎たちはどのように向き合っていくのか。お見逃しなく!
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