2024.03.28更新
ドラマ
左から)小芝風花、亀梨和也
最終話 3月28日(木)22時~22時54分 毎週(木)22時~22時54分
フジテレビで放送中の木曜劇場『大奥』(毎週木曜・22時~22時54分)が、いよいよ本日最終回を迎える。歴代のフジテレビ系『大奥』シリーズで名だたる俳優が主演を務めた歴史ある作品が、フジテレビの連続ドラマとしては2005年に放送された『大奥~華の乱~』以来、約20年ぶりに小芝風花主演で新たな令和版『大奥』として復活。この冬、“愛”をテーマにした『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーが誕生した。そしてこの度、本作で主演を務める小芝、そして亀梨和也がクランクアップを迎えた。
本作は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描く。2019年に『大奥』シリーズの完結作として放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』以来約5年ぶりに、世代を超えて長きに渡り愛されてきた『大奥』が、より一層進化を遂げ、儚(はかな)いラブストーリーとして木曜劇場枠に帰ってきた。
時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、主人公・五十宮倫子(いそのみや・ともこ/小芝風花)は、第10代将軍・徳川家治(とくがわ・いえはる/亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった一人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、女たちの熾烈(しれつ)な戦いの火蓋(ひぶた)が切られる。
京都でクランクインしてから約3カ月の撮影期間をともにしてきたキャスト、スタッフ陣は、撮影最終日となったこの日も抜群のチームワークで順調に撮影を進めていた。カメラが回ると真剣な表情で演技に集中する一同だが、カットがかかると小芝を中心に和気あいあいとした雰囲気で過ごしていた。
小芝よりも先にクランクアップとなった亀梨は、最後のシーンのカットがかかると、撮影期間中に苦楽を共にしてきた主演の小芝から花束が手渡される。そして、なんと先にクランクアップを迎え、この日に撮影がなかった宮舘涼太が亀梨のクランクアップにサプライズで駆けつけたのだ。宮舘が「お疲れさまです!」と声を掛けながら姿を現すと、亀梨は「なんで!?」と驚きながらも思わずうれしそうな表情に。「東京から来ました!宮舘です!」とキャストやスタッフ陣に声を掛ける宮舘に、最後のあいさつをするはずだった亀梨は「ちょっと邪魔しないでもらっていい?(笑)」と突っ込み、最後まで息の合った掛け合いを見せていた。
亀梨和也
そして、本作のオールアップは、小芝、西野七瀬、森川葵、栗山千明らが勢ぞろいする緊迫したシーンの撮影に。小芝は最後まで繊細に丁寧に芝居を紡ぎ、監督からOKが出ると思わずホッとした表情を浮かべる。スタッフからの「このシーンを持ちまして、五十宮倫子役の小芝風花さんオールアップです!」という掛け声の後、「やったー!」と両手を上げて満面の笑みを見せた小芝。続けて「とにかく皆さんが優しく楽しくサポートしてくださったおかげで、なんとかこの役を最後まで走りきることができてとても安心しております。この歴史ある『大奥』を皆さんと京都で撮影できたことが本当に幸せです」と目に涙を浮かべながら胸の内を明かした。キャスト、スタッフから慕われ、頼れる座長のあいさつで本作の撮影を締めくくり、終始温かい空気に包まれながらクランクアップを迎えた。
人はなぜ愛を求めるのか、愛とは何なのかという普遍的なテーマを『大奥』を舞台に描く本作。愛がなくても生きていける現代社会の人々にとって、誰かを愛することの喜びや苦しみ、誰かと共に生きていく意義を見つめ直すきっかけを与えるドラマになるはず。また、相次ぐ天変地異による不況の中、それでも懸命に生きようとする江戸の人々の姿を通して現代に勇気や希望をお届けする令和版『大奥』。最終話に向けてさらなる盛り上がりを見せる本作を、ぜひお見逃しなく!
小芝風花
「皆さん本当にお疲れさまでした!ありがとうございました。倫子という役に自分でもびっくりするくらい入り込んでしまって、割と切り替え上手な自信があったのですが、なかなか役と切り替えられずに皆さんに気を遣わせてしまった部分もあったかと思います。とにかく皆さんが優しく楽しくサポートしてくださったおかげで、なんとかこの役を最後まで走りきることができてとても安心しております。この歴史ある『大奥』を皆さんと京都で撮影できたことが本当に幸せです。ありがとうございました!」
「お疲れさまでした!一足先にクランクアップということで、本当に右も左も分からない状態のまま京都に来たのですが、皆さんに温かく迎えていただき、プロフェッショナルな現場の中で過ごさせていただけたこと、ありがたく思います。僕自身、まず京都の第一歩としてこの現場で歩ませていただけたこと、本当に感謝しています。また京都に戻ってこられるように頑張っていきたいと思いますので、その際はまたよろしくお願いします。本当にどうもありがとうございました!」
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