第24回FNSソフト工場『テレビは終わった』（制作：テレビ熊本）

第24回FNSソフト工場『テレビは終わった』（制作：テレビ熊本）

＜10月27日（金） 26時55分～27時55分＞

【番組内容】

1953年のテレビ放送開始から70年。昭和、平成と大衆娯楽の頂点にあったテレビは今、“終わりの始まり”を迎えているのかもしれない。ネットメディアの台頭や、コンプライアンスによる動揺、さまざまな要因が複雑に絡み合い、人々のニーズに合わなくなったテレビ。この番組はそんなテレビを皮肉を交えて、再起動させるバラエティー番組である。
今回はテレビ“オワコン化の要因”である「若者のテレビ離れ」「コンプライアンス」の２つの軸に切り込む。実験的に展開される初体験の映像に、混乱あり！発見あり！笑いあり！さらにスタジオではモザイク処理、音声変換でスタジオ出演者のテレビに対する不満が爆発！？

■Ｚ世代に向けた新感覚ニュース番組『Ｚニュース』

日本のみならず、世界の“今”を伝えるニュース番組。しかし、現代の若者にニュース番組について聞いてみると、「難しい言葉が多すぎる」「常にお堅いイメージ。親しみがない」の声が多数！ということで、Ｚ世代に向けたポップな新感覚ニュース番組『Ｚニュース』を始動！しかし、伝えるべきニュースから脱線！？リポートそっちのけで別のことにいそしむリポーター。さらに、誰得な天気予報も！？もはや若者にも刺さらない！？カオスでポップな『Ｚニュース』はあなたに刺さる？

■テレビのコンプライアンスに線引きはできるのか？

「コンプライアンス＝法令順守」。テレビ業界においては「道徳的に守らなければならないルール」として使われることが多いが、果たしてその線引きはどこにあるのか？当番組では、通販などにおける「誤解を与える表現」、近年その姿が消えつつある「タバコの描写」、そしてバラエティー番組が直面する最大の壁「痛みを伴う笑い」について検証。立場や価値観などによって分かれる街の人々の意見。
果たして、テレビのコンプライアンスに線引きはできるものなのか！？

【コメント】

企画・演出：清田雄太郎（テレビ熊本 編成制作部）

「幼いころからテレビっ子な私。企画を出す際、ため込んでいたものを並べ、考えているときにふと思ったこと。それは“そもそもテレビってそんなに見られてないよな？”。テレビマンとして、そんな後ろ向きなことを考えてはいけないことは百も承知でしたが、友人から度々言われる“テレビってオワコンじゃね？”という言葉を無視できず、“そんなことないでしょ！”とうたえるテレビを作りたいと思い、制作に取り掛かりました。タイトルはとてもショッキングなものですが、番組の最後には私たちなりのゴールを添えています。今の時代、たしかにテレビは元気がないところもありますが、とはいえ、テレビは楽しくなければならないもの。そんな遊び心も忘れずに制作した実験的な企画、そしてスタジオ出演者陣の掛け合いを楽しんでいただけたらと思います。これはテレビへの恩返しを込めた、私のちょっとした挑戦です」

【FNSソフト工場とは】

「新しいバラエティー番組を制作する」ことをコンセプトにFNS系列局が制作費を出しあい、ブロック（北海道＆東北、中部、近畿＆中四国、九州＆沖縄、事務局）に分かれ企画を選考。番組制作の腕を競う。

【番組概要】

第24回FNSソフト工場『テレビは終わった』（制作：テレビ熊本）

≪放送日時≫

10月27日（金） 26時55分～27時55分

≪出演者≫

スタジオ出演：伊集院光、ゆうちゃみ、江上敬子（ニッチェ）、マシンガンズ（滝沢秀一、西堀亮）、みなみかわ
VTR出演：ぱーてぃーちゃん（すがちゃん最高Ｎｏ.１、金子きょんちぃ、信子）、ザブングル加藤、オキシジェン（三好博道、田中知史）、カミナリ（竹内まなぶ、石田たくみ）、古賀シュウ、早川知里（危険物てぃらてぃら）

≪スタッフ≫

構成：廣田勇人、金村原道
ナレーター：吉永幸一
プロデューサー：松田竜介（テレビ熊本）、菅田雄一（運栄屋）
ディレクター：吉村公洋　清水聖友
企画・演出：清田雄太郎（テレビ熊本）