2023.10.09更新
ドラマ
左から)江口のりこ、平手友梨奈、ムロツヨシ、吉瀬美智子、戸田恵子
10月13日スタート 毎週(金) 21時~21時58分 ※初回15分拡大(21時~22時13分)
9日、都内の映画館で主演・ムロツヨシ、共演・平手友梨奈でおくる連続ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』<10月13日スタート 毎週(金)21時~21時58分>の第1話完成披露試写会と舞台挨拶(あいさつ)が行われた。
今作は、芸能事務所の元敏腕マネージャー・蔵前勉(くらまえ・べん/ムロ)が、人気女優・笠原梨乃(かさはら・りの/吉瀬美智子)に突然解雇を言い渡されたことをきっかけに、超エリートなのに猪突(ちょとつ)猛進な性格で空回りしてしまう新人弁護士・天野杏(あまの・あん/平手)に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する、育成型リーガルエンターテインメントドラマだ。フジテレビのGP帯ドラマで初主演を務めるムロが、自身のキャリアで初となる芸能事務所のマネージャー、そして法律事務所のパラリーガル役を、そしてフジテレビドラマ初出演の平手が初挑戦となる弁護士役を演じる。
試写会当日は抽選で選ばれた約500人の観客がどこよりも早く第1話を鑑賞。30年間尽くした梨乃からクビを言い渡されて一度は人生に絶望する蔵前が、杏と出会うことによって始まる物語を堪能した。試写会後、舞台に登壇したのはムロ、平手ほか、人気女優・笠原梨乃役の吉瀬美智子、杏が所属する『香澄法律事務所』の所長・香澄今日子役の戸田恵子、杏とは異母姉妹で、『天野法律事務所』の所長・天野さくら役の江口のりこ。司会は堤礼実フジテレビアナウンサーが務めた。
舞台挨拶は、ムロがマイクを使わずに劇場中に響くような大きな声でで「ムロツヨシです!」と挨拶するという形で幕開け。第1話を鑑賞したばかりの観客からの大きな拍手に迎えられると、「ありがとうございます!映画のように大きいスクリーンで見ていただいて、このような反響をいただけるのは本当に嬉しいです。みなさんの感想をSNSに投稿していただいたり、恋人、友だち、いとこ、姪っ子、甥っ子まで、周りの方に感想を言っていただいたり、皆様の口コミがこれから大事になっていきますので!」とアピールするムロ。そして、この試写会をもって、ドラマのナレーションを時任三郎が担当することが明らかになると、「ビックリしました。ナレーションなの?って。どこかで(ドラマに)出てきてくれるんですかね?共演したことがないのでご一緒できたらうれしいです」と願望も。
ムロツヨシ
左から)ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、戸田恵子、江口のりこ
左から)江口のりこ、平手友梨奈、ムロツヨシ、吉瀬美智子、戸田恵子
また、ムロ以外は女性キャストということで、女性陣からムロへの質問コーナーも行われた。トップバッターの平手からは「現場で早弁をする姿を見たんですけど、何故でしょうか?」という質問が。これに対してムロは「これには明確な理由がありまして、早弁をすると2割、3割増しで美味しいです。大人なのに良くないことをしているという自覚と、スタッフさんに“ありがとう”という気持ちと申し訳ないと気持ちで食べる早弁は凄く美味しいです。だから僕が出来ることは、早弁をした申し訳なさを、差し入れの回数で返していく!」と回答。平手には見つからないようにやっていたというが、しっかり見られていたことを知ったムロが、「良かったら今度、早弁の良さと背徳感を一緒に!」と平手を誘う場面も。そんなムロとのお芝居に関して平手は、「(蔵前の)所作が本当のマネージャーさんかのような動きをされているので、そこが面白いです」と明かした。
吉瀬からは「ムロさんは本当にアドリブ力が凄くて、いつまでもずっと続けられている。その秘訣を教えてほしいです」という質問が。するとムロは、「全部台本通りです」と言い切り、「僕の台本にだけ、行間の空白に書いてあるんです。それをアドリブに見えるかのようにやっている。それを読み上げているようなものですから」と煙に巻く。ムロと吉瀬は初共演だが、設定上、車の中でのふたりだけのシーンなどが多かったこともあり、いろいろな会話をしながらコミュニケーションを取ることができたという。
戸田からは「事務所のシーンは賑やかに撮影をやっているのですが、プライベートなところで、ムロさんと平手さんはここまでの撮影の中でどんな感じになっているか、お聞きしたい」という質問。「結構、ワチャワチャ、ワッキャッキャやってます。この年齢差でありながら……台本という共通の話題があるので、序盤からよく話をしていますね。アイデアを出し合ったりして」と明かしてくれた。最後の江口からは「ムロさんはいつも荷物が多い気がするけど、カバンの中に必ず入っているものは?」という質問が。「4冊くらい台本が入ったケースに老眼鏡、そのサイドに何種類かペンとかも入れられるんです。あとひげ剃り。それと、本当の眼鏡と最近届いた郵便物。空ける時間がなくて」とムロが答えると、「ドラマの中で杏ちゃんがグミを食べていましたけど、絶対食べるお菓子とかありますか?」とさらなる質問が。「しょっぱいものが好きです。甘いものはあまり食べないです。あとうちの現場はアイスコーヒーが出るんですけど、それが僕の好みに合わせてくれて非常に薄味のアメリカン」という回答に、「あれ、ムロさんが言ってるの?」と驚く江口。「違う、リクエストはしてないの。飲んだら、今までの作品史上、一番薄かったの。それが凄く美味しくて……。主役って『これが美味しい』って言っちゃうと続いちゃって、このまま続いちゃうと濃いコーヒーが好きなスタッフさんに申し訳ないからたまに濃くしていいよ、とは言ってるんだけど」という言い訳もあった。
会場が爆笑に包まれたのは、「平手さんが一番謝ってくれたシーン」としてムロが披露した平手とのエピソード。「『顔が近い!』『うるさい!』という(杏の)セリフがあって。僕その時、湿布を貼っているという設定だったんです。だから台本にはないけど、『湿布臭い!』も入れてもらって構わないよ、と話したんですけど、いぜ本番になったら、直前に僕が言ったものだから混乱させてしまったんでしょうね…
『顔が臭い!』って言われて(笑)。言い間違いだと分かっていても、この世代間で顔が臭いは……。『本当にごめんなさい!』って謝ってくれましたけど」と笑うムロ。帰るときずっと顔を触ってはにおいを確かめていたムロの実演シーンもあり、会場中も大爆笑だった。
ムロツヨシ
平手友梨奈
吉瀬美智子
戸田恵子
江口のりこ
左から)平手友梨奈、ムロツヨシ
そんなムロと平手の“くらあん”コンビの活躍を描く育成型リーガルエンターテインメント『うちの弁護士は手がかかる』は10月13日(金)よる9時スタート。初回は15分の拡大版でおくる。是非、お見逃しなく!
主人公・蔵前勉(くらまえ・べん/ムロツヨシ)は人気女優・笠原梨乃(かさはら・りの/吉瀬美智子)を30年間サポートしてきた超敏腕マネージャー。スケジュール管理、気の利いた営業、的確な仕事の精査はもちろん、プライベートでのトラブル処理まで完璧なマネジメント力で“笠原梨乃”を日本トップ女優として確固たる地位を築いてきた。しかし、2人の夢だった海外進出を目前に、突然、蔵前は解雇されてしまう。「あなたの仕事は誰がやっても変わらない」と切り捨てられた蔵前。結婚もせず家族や友達とも疎遠になっても、人生の全てを彼女にささげてきた蔵前は絶望し、生きる意味すら見失ってしまう。そんな折、ひょんなことから、パラリーガル(※注釈1)として、新人弁護士・天野杏(あまの・あん/平手友梨奈)のマネジメントを任されることに。最年少で司法試験に合格(※注釈2)した超エリートの杏だが、人とのコミュニケーションが苦手な上にやる気が空回りしてしまい、弁護士として全く成果を出せずにいた。しかし、不器用ながらも依頼人に力を尽くそうとする杏の姿に心を動かされた蔵前は、杏が一人前の弁護士になるためのサポートをすることを新たな目標に掲げ、芸能界から法曹界へ、全く異なる世界へ飛び込むことを決意する。「マネージャーは、担当のアーティストのパフォーマンスを上げるため力を尽くす最高の裏方」をモットーに掲げる蔵前は、培ってきたマネジメント力を発揮して杏に尽くしていくのだが…。2人は、いかにして法曹界を席巻する最強のバディになるのか!?杏との出会いをきっかけに、再起をかけて奮闘する蔵前の姿は、すべての視聴者の明日への活力になること間違いなし!
※注釈1・・・パラリーガルとは、弁護士の指示・監督のもとで法律に関する事務を行い、弁護士の業務をサポートする専門アシスタントのこと
※注釈2…現行の司法試験制度上、受験者の年齢制限は設けておらず、2022年度の最年少合格者は18歳である。
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