『俺なら、できる。~プロ野球選手のセカンドキャリア~』

2023.05.30更新

報道・情報

第32回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品(制作:東海テレビ)

三ツ間卓也

『俺なら、できる。~プロ野球選手のセカンドキャリア~』

<6月5日(月) 27時20分~28時20分>

戦力外通告を受けた元プロ野球選手を追った

日本を代表するスポーツでもある野球。数億円という契約を結ぶ一流選手がいる一方で、戦力外通告を受ける選手は毎年100人以上に及ぶ。平均20歳代後半から始まる、プロ野球選手の“セカンドキャリア”とは?異色の道を歩むことになった者や、アスリートにこだわる者。様々な“元プロ野球選手”の人生ドラマを通じて、第二の人生を歩む楽しさ、難しさ、たくましさを描く。今回取り上げる選手は、元中日ドラゴンズ選手の鈴木翔太と三ツ間卓也の2人。

人生を野球にかけた男たちは、どんなセカンドキャリアを歩むのか…

鈴木翔太

三ツ間卓也

今回取材をしたのは、プロゴルファーを目指す鈴木翔太と、いちご農家を目指す三ツ間卓也。ともに、2021年に戦力外通告を受け、プロ野球選手を引退した2人。

鈴木翔太は、いわゆる「野球エリート」。2013年に高卒ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。球界のエース番号とも言われる背番号18を託され、将来を嘱望されたピッチャーだった。しかし、利き腕でもある右手に血行障害を発症し2021年に現役を引退。プロアスリートへのこだわりから、プロゴルファー挑戦という第二の人生を歩む。しかし、待っていたのはプロ野球選手時代とは異なる待遇や、うまくプレーできない現実だった。

もう1人の主人公、三ツ間卓也は対照的な野球人生。独立リーグを経て育成選手(二軍の試合にのみ出場が許される)としてプロ入りし、苦労の末に支配下契約を勝ち取った。しかし、成績不振により戦力外に。妻子ある立場ながら、引退後は農業学校へ入学し、いちご狩り観光農園を開くために奮闘している。研修農家で技術を学んだり有意義な時間を過ごす一方で、「土地探し」という最大の課題を解決できないまま、時間ばかりが過ぎていく。

2人の若者が選んだセカンドキャリアでは、それぞれ全く種類が異なる壁が現われる。プロ野球選手になるという夢をかなえた彼らの心の中には、「俺なら、できる。」という信念。野球の世界で培われた「俺なら、できる。」という信念は、セカンドキャリアの世界でどう生かされるのか?

ディレクター・竹内一喜(東海テレビスポーツ部) コメント

ドキュメンタリー番組のナレーションに初挑戦
斎藤佑樹

「逆境に立ち向かうことや、不可能と思われることに挑む姿。そんなアスリートの生き様に刺激をもらいながら、私は普段からディレクター業をしています。人生を野球に捧げてきたプロ野球選手が、野球以外の世界に踏み出したとき。そこにどんな道があり、葛藤があるのか。そして彼らはどのようにして壁を越えていくのか。異競技のゴルフ、そして畑違いの農家を目指す彼らだからこそ、プロ野球選手だった頃には想像もつかない物語が待っているのだろうと考え、2人のセカンドキャリアを追いました。番組のナレーターは、去年プロ野球選手を引退した斎藤佑樹さん。主人公の2人と同じ目線に立ってもらえる人物という点で、私の中では斎藤さん以外の選択肢がありませんでした。斎藤さんにとっても、初となるドキュメンタリー番組のナレーション。もちろん最初からうまくはいきません。それでも何度も収録を繰り返す中で、感情を言葉に乗せたり、微妙な間合いをつくったりと、こちらの意図に真摯(しんし)に向き合ってくださいました」

【番組概要】

第32回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『俺なら、できる。~プロ野球選手のセカンドキャリア~』(制作:東海テレビ)
≪放送日時≫
6月5日(月) 27時20分~28時20分
≪スタッフ≫
ナレーター:斎藤佑樹
プロデューサー:吉野 健(東海テレビ)
ディレクター・構成:竹内一喜(東海テレビ)
撮影:米野真碁(東海テレビプロダクション)
   藤木貴博(東京フィルム・メート)
編集:平野輝雄(東海テレビプロダクション)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。