『ドラHOTプラススペシャル 恩返し~ 立浪和義 ミスタードラゴンズの第二幕 ~ 』

2022.05.31更新

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第31回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品(制作:東海テレビ )

立浪和義監督

『ドラHOTプラススペシャル 恩返し~ 立浪和義 ミスタードラゴンズの第二幕 ~ 』

6月7日(火) 27時25分~28時25分

人間・立浪和義が貫き通してきたものとは

今季から中日ドラゴンズの監督に就任したミスタードラゴンズ立浪和義(52)。現役時代、言わずと知れたスーパースターだった。端正なルックスに加え、ファンが期待する場面で必ず結果を残す勝負強さ、闘志あふれるプレー、ファンが魅了される要素は当時からたくさんあった。
現役22年間で積み重ねた安打はプロ野球歴代8位の2480本。いまだプロ野球記録であり続ける487本の二塁打。そんな輝かしい記録を持ちながら、引退後の立浪は監督就任までに12年の月日を擁した。しかし、ファンはその12年間ずっと立浪の監督就任を待ち望んでいた。現役時代からスーパースターとして、多くのファンを魅了し続けてきた立浪。監督就任にあたり、まだ何の実績もないにも関わらず、周囲から大きな期待を寄せられている。立浪和義が人々に愛され、人々を惹きつける理由。それは単に立浪の現役時代の活躍だけではない、彼の人間的魅力があるはず。そこを探っていこうと取材を始めた。

「一番は気持ち、何事も。ダメだと思ったらダメ」小さな身体でプロ22年間やり続けられたのは“負けん気”

少年野球大会に出席した時の立浪監督

立浪には大事にしている言葉がある。それは“氣”。勝負どきに大切になる“気持ち”“負けん気”、ファンや球団スタッフ、周囲の人たちへの“気配り”これら全ての言葉に“氣”という文字が入っている。立浪はプロの世界で戦うため、ずっとこの言葉を大切にしてきた。野球の1プレーにも“気持ち”がこもっていたことは言うまでもないが、引退後も様々な活動を通してファンや野球を愛する人たちに自身の気持ちを届けてきた。野球教室に参加した子供やファンのお年寄り、さらには障害を抱えながらも野球を頑張る高校球児に。また、16年前に現役を引退した落合英二さんと交わした約束、PL学園時代の先輩で覚せい剤取締法違反の罪から再起を誓う清原さんを今でも慕うところにも立浪の人柄が垣間見えた。

左から)清原和博氏、石川昂弥選手、立浪和義監督

「選手には勝ちへの執念を植え付ける」「“打てない”と言われるが、必ず何とかする」「妥協はしない」。立浪が就任会見で語った言葉。全てはドラゴンズを強くするため。引退後にみせた優しい立浪の姿も、監督となって発した力強い言葉も全て“ファンに恩返しをしたい”という強い気持ちで繋がっている。

伊貝純矢ディレクター(東海テレビスポーツ部)コメント

「“一番は気持ちですよ。何事も…ダメだと思ったらダメです”“グランドの中で相手に弱気な顔を見せるなよ”こう発する立浪監督の言葉は私たちが日常で生活をしていくうえでも当てはまることだと思います。私は立浪監督の取材を通じて、本当に多くのことに気付かされました。立浪監督は“氣”という文字を大切に、そこから繋がる“気持ち”“気配り”“負けん気”などを支えにプロ野球人生を歩んできました。しかし、それはプロ野球選手でなくても大切なこと。立浪監督は選手時代も含めて、プロ野球界に生きる“選手”である前に人間・立浪和義としての振る舞いを大切にしてきたんだなと知りました。これはプロの世界に限らず私たち一般社会で生きる者にとっても当てはまること。取材を通して人間・立浪和義さんからたくさんのことを改めて気づかせてもらいました」

【番組概要】

第31回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『ドラHOTプラススペシャル 恩返し~ 立浪和義 ミスタードラゴンズの第二幕 ~ 』 (制作:東海テレビ )
≪放送日時≫
6月7日(火) 27時25分~28時25分
≪スタッフ≫
プロデューサー:松鷹裕介(東海テレビ)
ディレクター(構成):伊貝純矢(東海テレビ)
ナレーター:MASH(エイベックス)
撮影:坂井洋紀(東海テレビプロダクション)
編集:岡本泰明(東海テレビプロダクション)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。