『ツギクル芸人グランプリ2022』

2022.05.22更新

バラエティ・音楽

優勝はストレッチーズ!大会史上初、漫才コンビが王者に!

『ツギクル芸人グランプリ』第3回チャンピオン
ストレッチーズ

『ツギクル芸人グランプリ2022』

5月21日(土)14時30分~17時

5月21日(土)にフジテレビで生放送された、“次世代のスターお笑い芸人”を発掘する漫才、コント、ピンネタなどジャンルを問わないお笑いコンテスト『ツギクル芸人グランプリ2022』は、ストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)が優勝した!漫才師が優勝するのは、大会史上初。

放送直後、スタジオにて取材会が行われた。「囲み取材は人生初。芸能界にいるんだと実感する」と緊張しながらも、優勝への喜びをたっぷりと語った。

コメント
ストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)

◆今の率直なお気持ちは?

福島敏貴(以下、福島)「第1回、2回の大会はコント師が優勝したので、漫才師は難しいのかな、と思ったのですが“絶対に優勝するぞ”という気持ちでいちばん強い2つのネタを用意して挑みました。本当に、優勝できたんだ!という驚きもありますが、うれしいです!」
高木貫太(以下、高木)「めちゃめちゃうれしかったんですけど、“優勝はストレッチーズ”と言われた瞬間は何が起きているのかわからないという感じで。今、こうして囲み取材というものを人生で初めて受けていて、芸能界にいるんだなとちょっとだけ実感しています」

◆尊敬する芸人は?
高木「2人でよく面白いよね、と話しているのはオードリーさん。ラジオをよく聞いています。ネタ漫才で売れたというイメージがあるので、僕たちもそんな風になれたらいいよねと話しています」

◆太田プロダクション所属のお笑い芸人が、このようなコンテストで優勝するのは初めてと聞いたが、事務所の芸人で尊敬する人は?

福島「ダチョウ倶楽部の上島竜平さんです。とてもお世話になって、かわいがっていただきました。事務所に入って5年ほどですが、僕は上島さんに憧れて、目標にして、尊敬して、頑張るぞという思いでやってきました。会うたびに“お前は売れる”と言ってくれて“今はネタを頑張れ”と、励ましのお言葉をいただいてきました。“大会で優勝しました”と伝えたいですし、賞金で上島さんの大好きな黒霧島を買って乾杯しにいきたいです」
高木「上島さんには2人でお世話になっていたんですけど、特に相方はかわいがっていただいていました」

◆『M-1グランプリ』への意気込み
福島「今年優勝します!」
高木「『ツギクル芸人グランプリ』の決勝に進出できたことがまずうれしい。優勝したいと思って挑みましたが、いざ優勝すると現実味がなくて。でも、だんだん優勝したことを実感してきて、年末の『M-1グランプリ』への風向きがめちゃめちゃいいんじゃないかなと思ってきています」

◆各局のプロデューサー、演出家が審査していたが、出演したい番組は?

高木「いっぱいやりたいネタがあるので、ネタ番組はどの局でもどの番組でも出たいです」

福島「相方とは高校、大学が一緒でずっと友達なんですけど、高校のときからずっと『ハモネプ』の話をしていて。『ハモネプ』が放送するたびに、話をするくらい好きです。学生を応援する番組に出演することが夢なので、ネタ番組以外だったらそういう番組に出たいです」

◆芸人になることに対して、ご家族の反応は?

福島「めちゃくちゃ反対されて、いまだに反対されています。僕は、両親から“いつやめるんだ?”と実家に帰るたびに言われています。大学卒業のときに、“芸人になる”と言ったときも猛反対されました」
高木「僕は、今は母親も父親も応援してくれてるんですけど、大学卒業して就職するか、芸人になるかというタイミングで“芸人になる”と言ったときは母親からめちゃくちゃ反対されて。8回ぐらい家族会議があって、8回泣かれて、やっとしぶしぶ了承してくれた。最近は諦めてくれたのか、売れる方にギリギリBETしてくれたのかわからないですけど今は応援してくれています。今日も、たぶん見てくれたと思います」

◆本番に向けてどんな準備を?

福島「昨日の夜は、今日の1本目と同じネタの『M-1グランプリ』の予選の動画を見ていました。自分だけが見られるように保存していたんです。それを見て、ネタを忘れないようにしていたのもあるし、そこそこウケていたので“ウケている、大丈夫”と自分へのやる気を出させるために、その動画を見ていました」
高木「今日やったネタ2本は2人で仕上げてきたネタ。“他にこういう展開はないか”“こういうボケはないか”“いらない言葉はないか”と用意してきたネタだったので、優勝できるんじゃないかという気持ちで挑みました」

◆緊張は?
福島「昨日のリハーサルから緊張しました。でも今日出番の前に、太田光さんに“ストレッチーズの福島です”とご挨拶をさせていただいたら、“クソレッチーズ?”と言っていただいて。“あ、違います。ストレッチーズです”と返して。それで笑わせていただいて、ネタ前に緊張をほどいていただきました」

高木「します。こんなに照明の多いところに来ることはなくて。普段薄暗い場所にいるのでそれだけで緊張しちゃいます。リハも緊張しましたし、実際審査員の方や爆笑問題さんとかいらっしゃってより緊張したんですけど、今思えば、程よい緊張感でできたと思います」

◆賞金の使い道は?
福島「バイトをいったん休んで、お笑いに集中するお金にしたいと思います。アルバイトは、医学部専門予備校のチューターをやっています。講師ではないのですが、事務も兼任して。週2回ほどやっています」

高木「ほぼ相方と同じですが、もし(賞金が)余ればかっこいい自転車が欲しい(笑)。自転車だと移動がしやすいんですけど、今乗っているママチャリが壊れちゃったのに、お金がなくて買えなかったので。僕のアルバイトは警備員。工事現場の前に立って“すみません、ここ通れないので迂回してください”の人をやっています(笑)」

◆ネタを作るにあたって意識していることは?
福島「僕たち、はっきりしたキャラクターとか、カラーがないんです。テレビ番組を制作している方も僕たちをずっと使いづらかったと思います。“どんなキャッチコピーをつけようか”とか、“どういう風に打ち出したらいいのか”と。僕らも自身も出せないし、見つけていただけないな、と思っていたので、こういう大会で優勝して、“○○で優勝”という肩書きをキャラにするしかないな、と思っていました。これからは、『ツギクル芸人グランプリ2022年』優勝、というキャッチコピーで使っていただきたいです。そして他の賞レースでも優勝していきたいです!」

高木「内容は日常のあるあるを扱っています。いくつも展開があるネタが2人とも好きなので、一辺倒にならないように動きを加えたり、攻守が逆転したり、動き、展開が起こるネタを作ろうと念頭に置いています」

◆家に帰って、やりたいことは?
福島・高木「家帰ったらというか、今、まずたばこを吸いたいです(笑)家に帰っても吸います!」

【番組概要】

『ツギクル芸人グランプリ2022』
≪放送日時≫
5月21日(土) 14時30分~17時
≪出演者≫
<MC>
爆笑問題(太田 光、田中裕二)

<進行>
三田友梨佳フジテレビアナウンサー

<決勝審査員>
民放5局のバラエティー番組担当スタッフ5名
日本テレビ:橋本和明『有吉の壁』『有吉ゼミ』ともに総合演出
テレビ朝日:舟橋政宏『激レアさんを連れてきた。』演出
TBSテレビ:浜田諒介『お笑いの日』総合演出、『キングオブコントの会』演出
テレビ東京:小比類巻将範『ぴったり にちようチャップリン』演出、『家、ついて行ってイイですか?』 プロデューサー
フジテレビ:中川将史『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』演出、『お笑いオムニバスGP』総合演出

<審査員長>
渡辺正行

<審査員>
井上咲楽、元祖爆笑王、増田英彦(ますだおかだ)
※五十音順

<決勝進出者 ()←所属事務所/【決勝進出歴 ■→2019、◎→2021】>
キュウ(タイタン)【◎】
サスペンダーズ(マセキ芸能社)【◎】
さんだる(ホリプロコム)【■】
Gパンパンダ(ワタナベエンターテインメント)【■】
10億円(吉本興業ホールディングス)
ストレッチーズ(太田プロダクション)
ゼンモンキー(ワタナベエンターテインメント)【◎】
竹内ズ(プロダクション人力舎)
TCクラクション(グレープカンパニー)
ネギゴリラ(プロダクション人力舎)
ハナイチゴ(太田プロダクション)
パンプキンポテトフライ(ホリプロコム)
ママタルト(サンミュージックプロダクション)【◎】
森本サイダー(松竹芸能)
わらふぢなるお(グレープカンパニー)
※五十音順
≪スタッフ≫
チーフプロデューサー:朝妻 一
プロデューサー:山本布美江、宇和川 隆(クリーク・アンド・リバー)
総合演出:北山 拓

【大会概要】
■参加芸人について

「地上波のゴールデン・プライム帯の番組レギュラーを持っていない芸人」、つまりテレビにほぼ出演したことのない超若手から中堅実力派まで、日本音楽事業者協会に所属する約2000組以上の芸人の中から、各芸能プロダクションが「次世代のスター芸人だ!」と社を挙げて厳選した72組のお笑い芸人が予選会に進出。

■決勝大会について

予選会を勝ち抜いた15組が進出する決勝大会は、2ステージ制。まず15組が3ブロックに分けて争い、ファイナルステージに進出する3組を決める。この3組が、チャンピオンの座をかけて競う。

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。