2022.02.02更新
ドラマ
左から)松下洸平、土屋太鳳
4月スタート 毎週(木) 22時~22時54分
フジテレビでは4月より、主演・土屋太鳳、そして松下洸平が共演する木曜劇場『やんごとなき一族』を放送することが決定した。土屋はフジテレビ系連続ドラマ初出演となり、木曜劇場初出演にして初主演。また、松下と共演するのは今作が初めてとなる。講談社『Kiss』で連載中の、こやまゆかり作の同名コミックが原作。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”をお届けする。
下町育ちの主人公が嫁ぐことになったのは、江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する一族。一等地に建つ豪邸に住み、一流の品々に囲まれ、華やかな宴(うたげ)を楽しむ…。しかし、これはただの玉の輿(こし)ではない!誰もがうらやむ豪華絢爛(けんらん)な一族の栄華の影にあるのは、“嫁VS姑(しゅうとめ)”、“本妻VS愛人”の戦いや後継者争い、いまだに残っている“男尊女卑”など、壮絶な試練の数々。そんな魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく一族にまっすぐに立ち向かう主人公によって、ワケあり一族の本当の姿が次々と暴かれていく。
今作の主人公・篠原佐都(しのはら・さと)は、母と二人で大衆食堂・まんぷく屋を営む下町育ちの女性。芯が強く、明るい性格で、食堂の看板娘として常連客からかわいがられている。ある日、交際中の深山健太(みやま・けんた)からプロポーズされ、それを受け入れる。身分の格差を理由に深山家の親族からは結婚を猛反対されるが、純朴で庶民的な健太を信じ、駆け落ち同然に入籍。はじめは深山家の旧態依然ともいえる上流社会ならではのしきたりの数々に納得できずにいたが、健太の心中に“深山家を普通の家族にしたい”という願いがあることを知り、深山家に入って戦うことを決意する。そんな佐都を演じるのは土屋太鳳。土屋は、ヒロインを務めた連続テレビ小説『まれ』(2015年/NHK)や第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した映画『orange-オレンジ-』(2015年)をはじめ、『チア☆ダン』(2018年7月期/TBS)や『今際の国のアリス』(2020年/Netflix)など、数々の話題作で主演を務めてきた。さらに、SIA『ALIVE』日本版MVでは本格的なコンテンポラリー・ダンスを披露したほか、2020年には『ローマの休日』でミュージカルに初挑戦し、昨年公開されたアニメ映画『アイの歌声を聴かせて』では主演声優を務めるなど、多方面で常に挑戦し続けている。土屋がフジテレビ系の連続ドラマに出演するのは意外にも今作が初めてであり、木曜劇場初出演にして初主演を飾ることとなる。コミカルな役からシリアスな役まで、作品によって全く違う顔を見せる土屋が、自らの誇りや愛する家族を守るため逆境に立ち向かう主人公をどのように演じるのかにも注目だ。
一方、佐都の夫となる深山健太(みやま・けんた)を演じるのは松下洸平。400年以上続く由緒正しき名家である深山家の次男でありながら、明るく気さくな性格で、教養もあるジェントルマン。独裁的な父・圭一(けいいち)や深山家の慣習に対して幼い頃から嫌悪感を抱いていたため、学生時代に家を出て一人暮らしを始め、深山家とは無関係の会社に就職した。佐都と出会い、人情味あふれた彼女の家庭に憧れを抱いており、深山家のことも“家のために誰かが傷つき、犠牲になるようなしきたりや、親族同士の争いごとのない、普通の家族になりたい”と願っている。佐都との結婚後、父・圭一の策略によって再び深山家での生活を始めることになる。そんな健太を演じる松下洸平は、2018年の舞台『母と暮せば』の演技で第73回文化庁芸術祭の演劇部門新人賞を受賞。翌2019年には連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)で主人公の相手役を演じ、一躍話題となった。昨年には『最愛』(2021年10月期/TBS)で、主人公に思いを寄せながらも、連続殺人事件の重要参考人として捜査をする刑事役を好演したことも記憶に新しい。また、昨年8月には音楽アーティストとしてメジャーデビューするなど、マルチな才能を発揮している。松下が木曜劇場に出演するのは『知ってるワイフ』(2021年1月期)以来1年ぶりとなり、土屋とは今回が初共演。名実ともにいま日本で最も注目される俳優の一人である松下が、自らの家族の在り方を変えるため、主人公との夫婦の絆をもとに、二人三脚で奮闘する心優しき青年を丁寧に演じる。
『やんごとなき一族』は、現在『Kiss』(講談社)で連載中の同名コミックが原作。コミックスは9巻まで発刊している。原作者のこやまゆかりは、女性の等身大の視点と、時代を切り取ったストーリー展開、リアルな心理描写が多くの女性読者に支持されている漫画家で、『バラ色の聖戦』(2011年9月期/テレビ朝日)や『ホリデイラブ』(2018年1月期/テレビ朝日)などの作品が映像化され話題となったことも記憶に新しい。脚本を務めるのは、『相棒』シリーズ(テレビ朝日)や『この恋あたためますか』(2020年10月期/TBS)を手がけた神森万里江。主人公の嫁ぎ先である大富豪一族の華やかさと、その中に秘めた泥臭さをリアルに描く。また、演出を務めるのは『コンフィデンスマンJP』シリーズや『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年7月期)、『イチケイのカラス』(2021年4月期)など数々のヒットドラマを手がけた田中亮。医療ドラマからコメディードラマまで、幅広く手がける田中のこだわりの演出にも乞うご期待。
大切なものを守るべく、敵だらけの魔窟に飛び込み、高い壁に真正面から挑む佐都たちの姿は、見る人に勇気を与えること間違いなし!ハッピーエンドのその後を描く、新時代の“アフター・シンデレラ・ストーリー”に、ぜひご期待いただきたい。
(C)こやまゆかり/講談社
出演が決まったときの感想
「子どもの頃に感動したドラマを改めて思い返すと、フジテレビさんのドラマが多いんです。家にも父母が若い頃から揃(そろ)えたフジテレビさんのドラマのDVDやビデオがあって、自分にとって“フジテレビのドラマ”は、まさに富士山のように“少し離れた場所から眺める存在”でした。その存在の中に自分が入っていくのかと思うと不思議ですし、今の時代が求めている何かをリアルタイムで届ける使命があるようにも感じて、心が引き締まります」
台本を読んだ感想
「正直な気持ちを言葉にしますと、とても共感を覚える部分と、自分には共感が得にくい部分の両方を感じました。でもそれは、この作品と佐都がそれだけ豊かな面を持っていて、かつパワフルで、しかも変化が多い存在だからだと思います。クランクインまでに機会があればディスカッションさせていただきつつ、素直に、そして、こやまゆかり先生が創り出してこられた原作コミックに敬意をこめて佐都を見つめ、健太と深山家を見つめ、心身共にスタートダッシュできる準備を整えたいと思います」
佐都を演じる上で心がけたいこと、意気込み
「観(み)て下さる方々が接する佐都の時間はオンエアから後の時間ですが、その時間をどう生きるかを決めるのは、佐都の過去だと思います。ですので、まずは佐都の過去を探り、推察してみたいと思います。たとえば私も庶民だからこそ感じますが、庶民にもさまざまな環境が存在します。その中で健太が惹(ひ)かれた部分は何だったのか、それは佐都だけの個性ではなく過去から繋(つな)がっている部分だと思うので、まずは過去をしっかり考えたいと思います」
初共演となる松下さんの印象
「実は御一緒すると知ってから、あえて松下さんの作品や情報に接さないようにしていたんです。先入観なく健太としてお会いしたかったからなのですが、実際にお会いした松下さんは、驚くほど、既に健太でした!上手く説明できないのですが、そう感じたんです。まるでさまざまな木が繁(しげ)る森のような方だと思います。演技や音楽などさまざまな活動をなさっているからか、佇(たたず)まいは静かなのに経験の豊かさが滲(にじ)み出ていらっしゃって、驚きました」
視聴者の皆さんへメッセージ
「佐都は結婚を通してさまざまな出来事に出会いますが、もしかしたらこれって必ずしも佐都と深山家だけの姿ではなく、社会のいろいろな場所で、いろいろな人が出くわしている出来事と、とても近いのではないかと思います。こういう人いるよね…とか、こういう空気あった!とか、共感しながら観(み)ていただけると思いますし、未来における何かのヒントになるかもしれません。新年度と同時にスタートする佐都たちの世界、ぜひ見守って下さい!」
出演が決まったときの感想
「とってもワクワクしました。新しい作品や役に出会って自分自身がどう変わっていくのかいつも楽しみで、またその機会を頂けたことに感謝です」
台本を読んだ感想
「“深山家、恐るべし”でしたね。深山家という恐ろしい一族の人間ながら、深山健太は人情にあふれた人物だと思います。男としてのプライドもあって頑固なところもありますが、人をまっすぐ愛することができるし、不器用なところもあるけれど、憎めない人懐っこさもあるような…これまで自分が頂いた役柄を全部足したようなキャラクターではないかと思います」
健太を演じる上で心がけたいこと、意気込み
「本当に“やんごとない一族”です。これは只事(ただごと)ではないです!でもそこに実際に立ち向かっていかなければいけないので、ぐっと背筋が伸びます!」
初共演となる土屋さんの印象
「とても明るくて天真爛漫(らんまん)な雰囲気はあるのに、芯は強くて太い。そんな印象を受けました。悩みながら演じることもあると思いますが、その都度土屋さんとも話し合いながら作っていけたらなと思っています。現場で一緒に芝居するのがとても楽しみです!」
視聴者の皆さんへメッセージ
「やんごとない一族と立ち向かうこととなる二人の行く末を、どうか見届けてください。毎話毎話、本当にいろいろなことが巻き起こります。木曜日の夜10時、ジェットコースターに乗っている気分でハラハラドキドキしながらご覧になって頂けるとうれしいです!たくさん笑って、時々泣いて、皆さんが非日常に飛び込んで楽しんでもらえる1時間を作っていきます!」
「“知られざる日本の上流階級”を舞台に連載を始めた時、取材をすればするほどあまりに一般の生活との違いに驚き、これをどうエンターテインメントとして作り込んでいくか頭を抱えたものでした。けれど今回、ドラマ化のお話を頂いてその苦労も吹き飛びました。本当にうれしいです!
そしてなんと主演は土屋太鳳さん!実はドラマになるなら佐都役は土屋さんがいいな、とずっと思っていたので、編集部からお話を伺った時は思わず叫んでしまいました!
そして健太役が今をときめく松下洸平さんとは!松下さんの、ユーモアがあり少しヤンチャっぽくて誠実な雰囲気が健太にピッタリで、素のままでいいんじゃないかと思ってしまったほどです。
これから、あの豪華絢爛(けんらん)で魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界を映像で見られるのは非常に楽しみですし、脚本も原作をとても大切にしてくださりつつドラマならではの華やかなアレンジも加わっていて非常に面白く、視聴者の皆さまが上流階級に嫁ぐハラハラドキドキのバーチャル体験が出来ることは間違いありません。私もいち視聴者としてこれからテレビの前を陣取ります。幸せな春になりそうです。ありがとうございます!
視聴者の皆さまにもぜひワクワクの春を味わっていただけますように!」
「好きな人と一緒になり幸せに-、というよくあるハッピーエンド。
そろそろその後のストーリーも見てみたいと思っていた時に、ドラマよりドラマチックなこやま先生のこの原作に出会い、とてもワクワクしました!
しかも、佐都の芯の強さと素直さを土屋さんに、健太の誠実さと愛情深さを松下さんに演じていただけるなんて!お芝居に圧倒的な魅力のあるお二人が描く世界が早くも楽しみで仕方ありません。
誰も見たことのない煌(きら)びやかな上流社会、そしてその裏に隠された本当の姿と思惑に、“マジかーやんごとない!”と、思わず口に出してしまうほどの強烈さと、目が離せない怒涛(どとう)の展開が相まって、現実を忘れられるような1時間を毎週お届けできたらと思っております!
違う世界に飛びこんで立ち向かっていく佐都にハラハラしながらも共感したり、大切なものを守るべく奮闘する佐都と健太の絆と愛にドキドキしたりと、ご覧になる皆様の感情を刺激し続け、明日へのエネルギーが少しでもチャージされるようなエンターテインメント作品にできたらいいなと思います。一筋縄ではいかない華麗なるキャラクターたちのキャスティングの続報もぜひご期待ください!」
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。