スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』

2021.02.12更新

ドラマ

三谷幸喜×アガサ・クリスティー×野村萬斎シリーズ第3弾!今作を彩る、比嘉愛未、堀田真由、原菜乃華が三谷作品への初出演を語る!

左から)堀田真由、比嘉愛未、原菜乃華

スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』

3月6日(土)21時~放送

フジテレビにて3月6日(土)21時から土曜プレミアム枠にて放送されるスペシャルドラマ『死との約束』。今作品は、『オリエント急行殺人事件』(2015年)、『黒井戸殺し』(2018年)に続く、「野村萬斎主演×原作・アガサ・クリスティー×脚本・三谷幸喜」の夢のコラボレーション、待望のシリーズ第3弾だ。

『死との約束』は、ミステリー界の女王・アガサ・クリスティー(1890年~1976年)が1938年に発表した長編小説だ。『死海殺人事件』のタイトルとして1988年に映画化もされているが、日本での映像化は初めてのこととなる。さらに、今作も舞台・映画・テレビドラマと数々の名作を世に送り出し、その作品の持つ魅力で日本中をとりこにしている三谷幸喜が脚本を担当。舞台を“巡礼の道”として世界遺産にも登録されている熊野古道に、そして時代設定を昭和30年に置き換えて執筆。三谷流の『死との約束』を作り上げた。

アガサ・クリスティー×三谷といえば、フジテレビ開局55周年特別企画として2夜連続で放送した『オリエント急行殺人事件』(2015年1月11日・12日)において初コラボレーションが実現。第一夜・16.1%、第二夜15.9%と、記憶にも記録にも残る作品を世に送り出した。そして視聴者からのラブコールを受け、2018年に第2弾として『黒井戸殺し』(2018年4月14日)が放送された。

『死との約束』の主人公は、『オリエント急行殺人事件』『黒井戸殺し』に続き、狂言の第一人者・野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)。萬斎のドラマ出演は『黒井戸殺し』以来、約3年ぶりとなる。そして勝呂をとりまくキャストには、勝呂とは旧知の仲で、勝呂にとっての“運命の女”、婦人代議士・上杉穂波(うえすぎ・ほなみ)役に鈴木京香、積極的に勝呂の捜査に協力する医師・沙羅絹子(さら・きぬこ)役に比嘉愛未、本堂家の税理士・十文字幸太(じゅうもんじ・こうた)役に坪倉由幸(我が家)、穂波に随行する編集者・飛鳥ハナ(あすか・はな)役に長野里美、勝呂に捜査を依頼する警察署長・川張大作(かわばり・たいさく)役には阿南健治が決定している。

さらに、事件の被害者で、家族を思いのままに支配しようとする本堂夫人役には、松坂慶子。本堂家の長男・本堂礼一郎(ほんどう・れいいちろう)役に山本耕史、礼一郎の妻・本堂凪子(ほんどう・なぎこ)にシルビア・グラブ、次男・本堂主水(ほんどう・もんど)役に市原隼人、長女・本堂鏡子(ほんどう・きょうこ)役に堀田真由、次女・本堂絢奈(ほんどう・じゅんな)役には原菜乃華も発表されている。

このたび、今作品を彩る女性キャスト・比嘉愛未、堀田真由、原菜乃華に作品への思いを聞いた。堀田と原が演じるのは、本堂夫人に支配されている長女・鏡子と次女・絢奈。堀田演じる鏡子は常に一家のことを気にかけ、夫人の厳しい態度にも努めて笑顔で応えている。一方の原が演じる絢奈は、小さい頃から体が弱く神経質な性格だった上に、夫人の過度な支配のあまり、家族に対しても心を閉ざしてしまっている。鏡子はそんな絢奈のことをふびんに思い、常に心配している。そしてそんな一家に執ように興味を示し、関与してくる医師・沙羅を比嘉が演じる。三人とも、このシリーズはもちろんのこと、三谷作品への出演ははじめてのこととなる。

「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。それは、休暇中にホテルのバルコニーでくつろいでいた勝呂が耳にした言葉だ。三日後、本堂家を支配していた一家の母が死体で発見される。病死か?殺人か?その家族には誰にも動機があり、そして全員に彼女を殺すチャンスがあった・・・。名探偵・勝呂史上、最もややこしい事件の幕が、今、開く!全員の何気ない一言、一挙手一投足に一瞬たりとも目が離せない極上の推理劇が繰り広げられる今作!三谷作品ならではの豪華出演者の個性と演技がぶつかり合う。勝呂は、この難事件をどのようにひもとくのか?!世界最高のミステリー作家と日本屈指の脚本家による、夢のコラボシリーズ第3弾にご期待を!

※視聴率は、ビデオリサーチ調べ(関東地区・世帯視聴率)

【比嘉愛未インタビュー】

Q.今回の出演のお話がきたときの率直な感想は?
「『オリエント急行殺人事件』も『黒井戸殺し』も見ていましたので一ファンとして、出演させていただけるのはうれしかったですし、何よりも三谷さんの作品で、萬斎さんと共演できるのはなかなかないチャンスだと思いました。私が今までやってきた作品とはまた違う作品との出会いだと思って、“これは絶対やりたい!”と、すぐにお返事させていただきました。三谷さんの舞台も好きで見させていただいていましたので、純粋にうれしかったですね」

Q.台本を読まれての感想。
「固くシリアスになりがちなサスペンスものも三谷さんが書かれるとどこかユーモアがあって、本当に“言葉の魔術師” だと思いました。一人一人のキャラクターがしっかりと浮き立っていて、本当にいとおしいキャラになっていて、でもそれぞれがけんかをせずにうまくまとまっているという印象でした。誰が犯人なのか、最後の最後までわからない、さすがの展開になっていて、一視聴者としても早く見たいです。収録ではあるのですが、謎解きのシーンでは、ライブで舞台をやっている感覚で集中してその場に臨めました。ドラマでは貴重な体験だと思います」

Q.今回の役を演じての感想。
「沙羅は、本堂家の人々に対しても関心を持ち、勝呂の事件捜査にも自分から積極的に協力する人なので、人なつっこさもあり、でも本当はどういう人なのかつかめない。いい人そうに見えて実は・・・というようにいろいろな表情をだせたらと思いました。昭和30年という時代において、自立した女性の医者は珍しいと思うので、衣装も他の人とはちょっと違って、トラディショナルというかメンズっぽいパンツを着てみたり、そういうファッションセンスでも一歩先をいっていて。でも何よりも沙羅の持つ“正義感”を一番大事に演じました。萬斎さんと二人のシーンも多かったのですが、私自身がすごく楽しんでお芝居できました。本当に紳士な方なのですが、チャーミングで、ついつい目で追ってしまいました。でもその中に鋭さとか、観察力、最後には決める爽快感。それがこの作品のシリーズの大事な見どころでもあるので、主人公がそういう愛されるキャラクターだというのは大事なことだと思いました。肩書がたくさんあってもどこか親しみやすさもある・・・やっぱり三谷さんは素晴らしい本を書かれるな、これからもずっと続けてほしいシリーズだなって思います」

Q.撮影現場はいかがでしたか?
「(城宝)監督とは『マルモのおきて』(2011年)以来ですが、無理なくキャッチボールができるので、自然と現場がはじまって、自由に演じさせていただきました。今回キャストの皆さんのキャラクターも豊かなので、自分がそこにどうなじめているのか、放送を見るまでは安心できないですね。熊野古道は一度行ってみたかった場所だったので、ロケの日は夜明けと共に早朝にマネージャーさんと一緒に、撮影の前に大斎原の鳥居を通って本宮大社まで歩きました。その空気感を実際に味わうことができたのは役作りにも生かすことができたと思います。作品の祈願もすることができましたので大丈夫だと思います(笑)」

Q.視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「三谷さん、萬斎さんのこのシリーズ3回目のこの作品で、今までのファンの方ももちろんですが、はじめて見る方も絶対楽しめると思うので“誰が犯人なのか?”一緒に体感しながら自分もドラマの世界の中の一員のような気持ちで是非楽しんで見ていただけたらと思います」

【堀田真由インタビュー】

Q.今回の出演のお話が来た時の率直な感想は?
「素直にうれしかったです。三谷作品は今回がはじめてなのですが、三谷さんは、私がレギュラーで出ているバラエティー番組に映画の番宣で来てくださったんです。その時はじめてお会いして、いつかお芝居の現場でご一緒できたらいいなと思っていたので、今回、声をかけていただいてすごくうれしかったです」

Q.台本を読まれての感想。
「三谷さんの作品は、他にも見させていただいていますが、それぞれの登場人物にしっかりとストーリーがあるというか、今回は特に皆さんのキャラクターが個性的ではあるのですが、それぞれに三谷さんの愛を感じるので、そこがすてきだなと思って読ませていただきました」

Q.役を演じるにあたって気をつけたことは?
「私の鏡子という役は、家族の中でも一番家族思いで、いろいろな人の表情や動作を見た上で、自分の気持ちを押し殺してセリフを言ったり、(みんなに)声をかけたりしているので、できるだけ同じように、皆さんの表情を見たり、どういう風にセリフを言われるんだろうというのを見ながら、自分のセリフを言うように気をつけました。夫人が言ったことに対してもいつも笑顔で返しているんですけれど、ずっとニコニコしている人って実は逆に怖いなと思っていて。沙羅先生とのシーンでも“早く死んでくれないかって思っているんです”とか怖いことを言っているので、逆にそれを笑顔で言ったらどうなんだろう?とか、そういう笑顔の多様性というか、表情で使い分けていけたら面白いかなあと考えました」

Q.実際に演じてみての感想。
「実はこの作品に入る前の作品と似ている環境で、近しい役で(笑)。いい感じで流れはつかめたと思います。実際には共通する部分はあまりなかったですし、はじめて共演する方が多かったのですが、本当に皆さんにはよくしていただいて、撮影現場ではいろいろなお話もしました。トレーニングがお好きな方が多くて、撮影がはじまる前に本堂家一同でストレッチをしたり、役とは違った一面で、和気あいあいとしていました。ロケも、熊野古道はなかなか行く機会のない場所でしたし、そういう(世界遺産のような)場所から撮影が始まったというのは、ぐっとみんなの絆が深まるような感覚があったので、すごくうれしかったです」

Q.視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「はじめに台本を読んだときに、私は実は犯人がまったくわからなくて、まんまと最後までだまされました。勝呂さんの推理を最後まで読んで“あ、そういうことだったんだ”と思ってもう一度台本を読み直してみたら、セリフやそれぞれの行動に伏線がしっかりあったので、素晴らしい台本だなと思いました。シリーズもので3作目なので前作までのファンで楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるでしょうし、個性的なキャラクターが集まっているので『死との約束』の原作ファンの方にもまた違った楽しみ方ができるのではないかと思います」

【原菜乃華インタビュー】

Q.今回の出演のお話がきたときの率直な感想は?
「オーディションだったんですけれど、オーディション原稿をもらった時からすごく“この役をやりたい”っていう気持ちが強かったので、決まった時は純粋にうれしかったです。前作『黒井戸殺し』を拝見していて、独特の世界観がすごく好きで、今回自分がそこに入ることができるんだなと撮影前からとても楽しみにしていました。」

Q.台本を読まれての感想。
「いろいろ想像しながら読んでいたのですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。でも全然ストーリーの展開が読めなくて、全員最後まであやしくて。一方で、容疑者役がはじめてですので、すごくワクワクしながら読んでいました」

Q.役を演じるにあたって気をつけたことは?
「絢奈はあまり感情を表にださないので、感情をどこまで見せるのかというのは事前に監督にご相談して、リハ―サルの時間もとってくださって。あの濃いキャラクターの皆さんの中で、どのくらいの怪しさがいいのか?一方で、絢奈の子どもらしいあどけなさもきちんと出したかったので、そのあんばいが本当に難しかったです」

Q.実際に演じられての感想。
「なんといっても容疑者役ははじめてですので、とても楽しかったですし、キャストの皆さんのお芝居をまぢかで見られたのはすごく幸せで、とても勉強になりました」

Q.撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
「設定はすごくぴりぴりした雰囲気の家族なんですけれど、カットがかかると、山本さんを中心にとてもアットホームな家族になっていました。地方ロケでもご当地の食べ物の話で盛り上がったり。皆さんすてきな方ばかりで、撮影は楽しかったです。松坂さんとは、『おもいでぽろぽろ』(2020年NHK)という作品で、ご一緒させていただいたのですがその時は一緒のシーンがなかったので、今回ご一緒できてとてもうれしかったです」

Q視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「脚本がすごくおもしろいのはもちろんですが、昭和30年の頃の車、衣装、小道具がとても細かく作り込まれていておしゃれなんです。その昭和30年の世界観も一緒に楽しんでいただけたらと思います」

あらすじ

「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)は休暇で訪れていた熊野古道のホテルで、その場に似つかわしくない物騒な言葉を耳にする。事件はこの時、すでに動き始めていた…。
翌日、朝食をとるためにホテルのラウンジに向かうと、そこで医学書を読んでいた医師の沙羅絹子(比嘉愛未)の姿を目にし、声をかける。沙羅は勝呂のことを新聞で見て知っていたため、二人はすぐに打ち解ける。そこに、本堂家の夫人(松坂慶子)、次男の主水(市原隼人)、長女の鏡子(堀田真由)、次女の絢奈(原菜乃華)がやってくる。どこか異様な雰囲気をかもしだす夫人は、やってくるなりホテルのスタッフをどなりつけ、子どもたちにはあれこれと命令し始める。さらに遅れて、長男の礼一郎(山本耕史)と妻の凪子(シルビア・グラブ)もやってくる。夫人の言動は、まるで一家の独裁者のようで、子供たちはみな完全に彼女の支配下に置かれていた。その風変りな家族の様子に、勝呂はあっけにとられてしまう。一家と古くからのつきあいがあるという男・十文字幸太(坪倉由幸)によると、主である本堂氏が、家族が一生遊んで暮らしていけるほどの十分なお金を残して死んだため、本堂家は家族全員で日本中を旅しているのだという。
沙羅から誘われて本宮大社を訪れ、散策をしていた勝呂は背後から声をかけられる。振り返ると、婦人代議士・上杉穂波(鈴木京香)と編集者の飛鳥ハナ(長野里美)だった。穂波は、自伝の執筆のために熊野を訪れたというが、どうやら勝呂とは旧知の仲らしい。穂波の前では今まで見せたこともないような顔を見せる勝呂。
その二日後、貸し切りバスで古道散策ツアーに向かった本堂一家と勝呂、沙羅、穂波、飛鳥。霊峰と言われる熊野には神秘的な山道が多く、景色もどこかミステリアスだ。そして、昔から天狗(てんぐ)の目撃談も後を絶たない。各人が、思い思いの場所に分かれて時を過ごす一行。そんな中、参道沿いのベンチで休んでいたはずの本堂夫人が、遺体となって発見される。地元の警察署長・川張大作(阿南健治)に事件解決を要請された勝呂は、早速捜査をはじめる。夫人は普段から心臓が弱かったというのだが、勝呂は、その右腕に注射針の後を発見する。病死なのか?誰かに殺されたのか?勝呂は、ホテルに到着した晩に、偶然耳にした言葉をふと、思い出す。「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。あの声は一体誰だったのか?夫人の死と関係があるのだろうか?ぎくしゃくしていた家族の誰にも動機があり、全員に殺害するチャンスがあった。名探偵・勝呂史上、最もややこしい事件の推理が、今、始まろうとしていた。

左から)比嘉愛未、野村萬斎

左から)堀田真由、原菜乃華

【番組概要】

スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』
<放送日時>
3月6日(土)21時~放送
<出演>
野村萬斎/松坂慶子、山本耕史、シルビア・グラブ、市原隼人、堀田真由、原 菜乃華/比嘉愛未、坪倉由幸(我が家)/長野里美、阿南健治/鈴木京香 他
<原作>
アガサ・クリスティー『死との約束』
<脚本>

三谷幸喜

<スタッフ>
プロデューサー:渡辺恒也、高丸雅隆(共同テレビ)
演出:城宝秀則(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。