『第2回世界SF作家会議“人類は○○で滅亡する”』

2021.01.04更新

バラエティ・音楽

未来のプロフェッショナル「SF作家」が再集結!コロナで混迷する世界の中心で<人類滅亡>を白熱議論!レジェンド・新井素子、俊英・藤井太洋、新鋭・小川哲に加え、2020年芥川賞作家・高山羽根子らも登場!

『第2回世界SF作家会議“人類は○○で滅亡する”』

1月6日(水)26時05分~27時05分 ※関東ローカル

フジテレビでは、1月6日(水)26時05分より、『世界SF作家会議』を地上波にて放送する(関東ローカル)。また、同日の27時10分より「会議」の全容を収めた<オリジナル版>の配信を、フジテレビが運営する YouTube「8.8チャンネル」にて予定している。

AD2020年7月。COVID-19の第二波に揺らぐ人類文明に対し、極東のTOKYOから突如放たれたTVプログラム、『世界SF作家会議』(2020年7月26日(日)25時55分~26時55分放送 ※関東ローカル)は、<アフターコロナの未来>をSF作家たちの想像力で鮮やかに照らし出し、大きな反響と共感を呼んだ。

第三波が襲うAD2021年初頭、待望の声に応え、全世界からふたたび才能が集結。「第1回会議」のメンバーである新井素子、藤井太洋、小川哲に加え、今回は芥川賞作家・高山羽根子も登場。

その議題は、なんと、<人類は〇〇で滅亡する>。

1日後の未来さえ見通せないコロナ禍のさなかにあって、あえて<人類滅亡>という巨大で挑戦的なテーマが選ばれたのだ。それは、明日のことかも、あるいは50億年後のことかもしれないが、人類最後の日は、はたして何によって、どのようにもたらされるのか?
彼ら、第一線のSF作家たちが想像する<人類滅亡>とは?
議論はさらなる白熱を見せ、思考とイメージは思いもがけない軌跡を描く…。その思考とは?そのイメージとは?ノンストップで繰り広げられる知性と爆笑のSFヒットパレード、に、刮目されよ!

…知性と想像力、ユーモアだけを武器に、何者をも恐れず、未来をかき分けるSF作家たち。彼らが立ち向かうホモ・サピエンスの行く末に、このコロナ禍の真っ最中、新年から目が離せない!

『第2回世界SF作家会議』で議論を繰り広げる<未来のプロ>=SF作家たち、は次の4氏

新井素子、藤井太洋、小川哲は第1回に続いての待望の再登場となる。さらに今回新たに、SF作家としてキャリアをスタートし2020年に芥川賞を受賞した高山羽根子も参加!

新井素子(あらい・もとこ)

AD1960年生まれ。高校2年生のとき、『あたしの中の......』で鮮烈なデビューを飾る。恐るべき10代から以後43年、今も大活躍中の日本SF界のレジェンド。前回の会議では自分の生活感覚に根ざした、タフで明快な主張を繰り出し、またその太陽のようなキャラクターで白熱する論座を爆笑の海にたたき込んだ。代表作に『星へ行く船』シリーズ、『グリーン・レクイエム』他。

藤井太洋(ふじい・たいよう)

AD1971年生まれ。2012年、ソフトウェア会社勤務の傍ら執筆した長編『Gene Mapper』を電子書籍で個人出版。同作は異例の話題を呼び、『Gene Mapper‐full build‐』として出版された。『オービタル・クラウド』(2014年)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。第18代日本SF作家クラブ会長を務め、2019年、アジアSF協会の暫定初代議長に就任。彼のIT時代における科学的な知性と想像力は、世界水準。

高山羽根子(たかやま・はねこ)

AD1975年生まれ。2009年『うどん キツネつきの』で鮮烈なデビュー、2016年『太陽の側の島』で林芙美子文学賞、2020年『首里の馬』で第163回芥川龍之介賞を受賞。SF作家としてスタートし芥川賞も受賞するという、今の若手の台頭がめざましいSF界のホープ。著書に『オブジェクタム』『居た場所』『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』『如何様』などがある。

小川哲(おがわ・さとし)

AD1986年生まれ。衝撃のディストピアSF『ユートロニカのこちら側』(2015年)でデビューした、日本のSF新世代を代表するSF作家。東大教養学部卒、同大学院総合文化研究科博士課程退学。日本SF大賞と山本周五郎賞をダブル受賞した代表作『ゲームの王国』(2017年)は、恐怖政治下のカンボジアから始まる壮大な SF巨編。前回の会議でも切れ味の良い言説と明晰な頭脳で、並び立つ大先輩たちにキャッチーな言説を投げ続けた。

さらに、世界の現代SF界を代表する各国のSF作家たちも参加する!

各都市から非常にボリュームのあるビデオメッセージが寄せられた。会議は「VTR参加」という形とし、白熱した議論を一層盛り上げることになる。そして、思いがけないユニークな発言も飛び出す!

まずは、第1回会議で「パンデミック以上に人類は<宇宙人の襲来>という危機に備えねばならない」と警鐘を鳴らした劉慈欣(りゅう・じきん)の提言には、引き続き要注目だ。その中国の至宝・劉氏に加え、今回は『紙の動物園』で世界SF史上に輝くケン・リュウがアメリカから、そして2019年に彗星(すいせい)のごとくデビューした27歳の新鋭キム・チョヨプが韓国から参加。このTVプログラムはいまや、まごうことなき「世界会議」となった。

劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)

AD1963年中国生まれ。『三体』で人気が爆発し、3部作が全世界で2900万部以上を売り上げる。2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞「ヒューゴー賞」を受賞。オバマ元米大統領をはじめ、世界中に多くのファンを持つ。

ケン・リュウ(Ken Liu)

AD1976年中国生まれ。2002年デビュー。弁護士・プログラマーとしての顔も持つ。代表作『紙の動物園』(2011年)でヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞を受賞。短編執筆の傍ら、中国SF小説の翻訳も精力的におこなっている。

キム・チョヨプ(김초엽)

AD1993年韓国生まれの新進作家。韓国科学文学賞を受賞した表題作を含む『わたしたちが光の速さで進めないなら』(2019年)がベストセラーに。2020年には日本語訳が発売され注目を集める。

そして、第1回会議に引き続き、司会は日本TV界最大の知性・いとうせいこう、番組顧問は日本SF界の重鎮・大森望が務める

いとうせいこう

AD1961年生まれ。作家・クリエーターとして、あらゆるジャンルに渡る幅広い表現活動を行う。小説『ノーライフキング』『想像ラジオ』の他、エッセイ『ボタニカル・ライフ―植物生活―』などの著作がある。近作に、「小説禁止令」が発布された近未来が舞台の『小説禁止令に賛同する』(2018年)、『夢七日 夜を昼の國』(2020年)。

大森望(おおもり・のぞみ)

AD1961年生まれ。SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。劉慈欣『三体』など訳書多数。新刊時評・アンソロジー編纂などのSF評論活動も旺盛に行う、日本のSF界のオーガナイザーである。『2010年代SF傑作選』(伴名練との共編)をはじめ、傑作SFアンソロジーを多数編纂。
2020年にはアンソロジー『ベストSF2020』、最新評論集『21世紀SF1000 PART2』を刊行。

第1回会議にも印象的な作品を提供した漫画家・森泉岳土の「挿し絵」が美しく番組と議論を彩る。今回は『SFマガジン』にも連載を持つ漫画家・宮崎夏次系が<人類滅亡>をテーマに描き下ろした新作も初公開!

森泉岳土(もりいずみ・たけひと)

AD1975年生まれ。特異な画風と静謐な世界観で注目を集める漫画家。著作に『祈りと署名』『セリー』の他、文学作品を漫画化した『村上春樹の『螢』、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』などがある。2020年には作品集『爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇』を刊行。

宮崎夏次系(みやざき・なつじけい)

AD1987年生まれ。鮮烈なストーリーとイメージで読者の心を捉え、熱い支持を受ける漫画家。著作に『変身のニュース』『アダムとイブの楽園追放されたけど…』『あなたはブンちゃんの恋』など。『SFマガジン』連載の作品を収めた『と、ある日のすごくふしぎ』が2020年に刊行された。

オリジナルの劇伴(サウンドトラック)もこの『世界会議』を彩る。ソロユニットagraphでの活動でも知られる音楽家・牛尾憲輔が作曲を担当

牛尾憲輔(うしお・けんすけ)

音楽家/プロデューサー。
ソロユニットagraphでの活動の他、電気グルーヴのサポートメンバーとしても活躍。Netflixにて全世界独占配信中の『日本沈没2020』をはじめ、数多くの映画・アニメの劇伴を手掛ける。2010年のアルバム『equal』には SF作家・円城塔が書き下ろし短編を寄稿。

宮崎夏次系の漫画作品の声優として、やくしまるえつこ、髙城晶平、マキタスポーツが参加

この漫画部分のサウンドも、やくしまるえつこが担当した。このメンバーの顔ぶれは、音楽ファンの間でも話題となることは必須だ。
日本の若きSF作家たちの興隆と呼応するかのように、若き才能あふれる音楽家たちも出現してきており、「2020年代のSF的な現象」とのちに言われる可能性も…!

髙城晶平(たかぎ・しょうへい)

3人組ポップバンドceroでボーカルとギターを務め、楽曲制作も手がける。カクバリズム所属。ソロプロジェクト“Shohei Takagi Parallela Botanica”のファーストアルバム『Triptych』が2020年に発売された2010年代後半の東京の「シティポップ」と言われるジャンルを、ジャンルレスに軽やかに駆けてゆく。

やくしまるえつこ

アーティスト兼プロデューサーとして「相対性理論」など数々のプロジェクトを主宰。音楽・アート・テクノロジー・文筆・朗読など、スケールの大きい、パースペクティブの広い、クロスジャンルな芸術活動を独自に展開する。『SFマガジン』での特集や連載も。2016年には“人類滅亡後の音楽”をコンセプトとした作品『わたしは人類』を音源と遺伝子組換え微生物で発表、世界最大の国際科学芸術賞アルスエレクトロニカ・STARTS PRIZEグランプリを受賞。その独特な「SF的なセンス、としか言いようのないセンス」で、時空や次元や意味を、平然と行ったり来たりする。

企画・黒木彰一(フジテレビ第二制作室) コメント

「2020年7月放送の第1回『世界SF作家会議』は、SNSをはじめ各所で想像以上の反響と共感をいただき、その皆さんの声を励みとし第2回の放送までこぎつけました。テレビで、YouTubeで、この番組をご覧いただいた皆さまに感謝を致します。
コロナ禍で足元の生活も不安定な2021年新春。今だからこそ、もっと大きく未来を見据えたテーマを!と考え、『第2回世界SF作家会議』では<人類滅亡>をテーマに、SF作家の皆さんに議論していただきました。いっさいの遠慮や忖度のない言葉で、想像力の赴くままに、未来のビジョンを語ってもらっています。“未来のプロ”SF作家の自由な精神と発想、そしてとっても素敵なその話し方や魅力的なポートレートを新年から皆さんにお届けできることをとてもうれしく、ここにしかないこの“会議”、何とぞお楽しみいただけたらと願っております」

地上波放送と『会議』の全容を収めた<オリジナル全長版>のWeb配信が決定。YouTube「8.8チャンネル」での公開を予定している(配信開始時間は2021年1月6日(水)27時10分)。

「8.8チャンネル」概要

中心ではなく周緑から、カルチャーは生まれる。文化と文化の境目から、カルチャーは生まれる。8チャンネルよりも、0.8はみ出した場所から9チャンネルよりも、0.2おさまった場所から展開する架空の放送局的な存在。
URL:https://www.youtube.com/c/88channelinjapan/featured

【番組概要】

『第2回 世界SF作家会議 “人類は〇〇で滅亡する”』(地上波)
<放送日時>
1月6日(水)26時05分~27時05分 ※関東ローカル
『第2回 世界SF作家会議 “人類は〇〇で滅亡する” オリジナル全長版』(配信)
<配信日時>
1月6日(水)27時10分 配信開始予定
※YouTube「8.8チャンネル」で配信
■出演
<進行>いとうせいこう
<顧問>大森 望
<SF作家>
 新井素子
 藤井太洋
 高山羽根子
 小川 哲
 劉 慈欣(※VTR出演)
 ケン・リュウ(※VTR出演)
 キム・チョヨプ(※VTR出演)
■参加アーティスト
<音楽>牛尾憲輔
<挿絵>森泉岳土
<漫画>宮崎夏次系
<VOICE>
 やくしまるえつこ
 髙城晶平
 マキタスポーツ
 堤川周吉
■番組スタッフ
企画:黒木彰一(フジテレビ)
プロデュース:下川 猛(フジテレビ)
構成:竹村武司
演出:村尾輝忠
ディレクター:温井精一(フジテレビ)
プロデューサー:渡辺 資
制作補:濱田 舞、平山日菜子、古川 周(フジテレビ)
技術:フラッグ
協力:早川書房、小松左京ライブラリ
編成:枝根聡樹(フジテレビ)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。