出演者プロフィール
PROFILE

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
Berliner Philharmoniker

1882年に自主運営楽団として創立。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバド、サイモン・ラトルらが首席指揮者を歴任し、2019年キリル・ペトレンコが同職に就任。2009年に開始した「デジタル・コンサート・ホール」ではライブや収録演奏を世界中に配信しているほか、2014年には自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」も創設。また、2022年より、ベルリン・フィルとキリル・ペトレンコはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のドイツにおけるパートナーであるUNO-Flüchtlingshilfe(ドイツ国連難民援助財団)のアンバサダーを務めている。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

© Stephan Rabold

グスターボ・ドゥダメル(指揮)
Gustavo Dudamel, conductor

グスターボ・ドゥダメルは、大衆に広く知られるようになった数少ないクラシックの音楽家であり、音楽を通じて世界中の恵まれない地域の人々への教育活動や、クラシック音楽の影響力を新たな、そしてより多くの聴衆に広げるためにたゆまぬ努力を続けてきた。ベネズエラでのつつましい幼少期を経て、芸術的・社会的に比類なき業績を築いた彼の物語は、文化が個人の人生に意味をもたらし、世界全体に大きな調和をもたらすという生きた証となっている。現在、ロサンゼルス・フィルハーモニックとベネズエラのシモン・ボリバル交響楽団の音楽・芸術監督を務め、2026年にはニューヨーク・フィルハーモニックの音楽・芸術監督に就任し、マーラー、トスカニーニ、バーンスタインらのレガシーを引き継いでいく事が決定している。

これまでに、スーパーボウルのハーフタイム・ショーにクラシックの音楽家として初参加したほか、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートには史上最年少の指揮者として登場。アカデミー賞からオリンピックまで世界的な主要イベントに出演し、ビリー・アイリッシュ、クリスティーナ・アギレラ、リッキー・マーティン、グウェン・ステファニー、コールドプレイ、ナズといった音楽界のアイコンとも共演している。このほか、スピルバーグが新たに映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』のサウンドトラックを指揮、J.ウィリアムズたっての依頼で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオープニングとエンディングの音楽を指揮している。さらには『セサミストリート』『ザ・シンプソンズ』『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』『トロールズ ミュージック★パワー』『くるみ割り人形と秘密の王国』などの映画やテレビ番組にも出演し、2019年にハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星を授与された。

グスターボ・ドゥダメル

© Danny Clinch for LA Phil

クリスティーナ・ランツハマー(ソリスト)
Christina Landshamer, soprano

幅広いレパートリーと多才さで人気を博し、これまでにブロムシュテット、ヤノフスキ、ウェルザー=メスト、ティーレマン、M.ホーネックらのもと、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管、パリ管、サンタ・チェチーリア管、N響、ニューヨーク・フィルなどと度々共演。オペラではバイエルン、ドレスデン、シカゴなどの世界主要歌劇場や、ザルツブルク、グラインドボーンなどの音楽祭に登場。情熱的なリート歌手としても定評があり、ウィグモア・ホール、カーネギーホールなど世界主要会場に迎えられている。

クリスティーナ・ランツハマー(ソリスト)

© Marco Borggreve

宮本 益光(バリトン)
Masumitsu Miyamoto, baritone

A.プレヴィン『欲望という名の電車』スタンリーで一躍注目を集め、以降、二期会『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『金閣寺』溝口、新国立劇場『鹿鳴館』清原栄之輔、日生劇場『メデア』イヤソン等話題の公演に数多く出演。古典から現代、邦人作品までレパートリーは幅広く、オペラやコンサートに加え、作詞、訳詞、執筆、演出等でも多彩に活躍している。東京藝術大学卒業、同大学院博士課程修了。学術(音楽)博士。MOZART SINGERS JAPAN主宰。桐朋学園大学教授、聖徳大学客員准教授、東京藝術大学講師。二期会会員

宮本 益光