出演者プロフィール
PROFILE

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
Berliner Philharmoniker, orchestra

1882年に自主運営楽団として創立。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバド、サイモン・ラトルらが首席指揮者を歴任し、2019年キリル・ペトレンコが同職に就任。2009年に開始した「デジタル・コンサート・ホール」ではライブや収録演奏を世界中に配信しているほか、2014年には自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」も創設。また、2022年より、ベルリン・フィルとキリル・ペトレンコはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のドイツにおけるパートナーであるUNO-Flüchtlingshilfe(ドイツ国連難民援助財団)のアンバサダーを務めている。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

© Stephan Rabold

キリル・ペトレンコ(指揮)
Kirill Petrenko, conductor

2019年シーズンよりベルリン・フィル首席指揮者・芸術監督を務める。シベリアのオムスク出身。地元で音楽を学び始め、のちにオーストリアで研鑽を積む。マイニンゲン歌劇場とベルリン・コーミッシェ・オーパーで指揮者としてのキャリアを重ね、2013-20年バイエルン州立歌劇場音楽総監督を務めた。ウィーン、ロイヤル・オペラ、パリ、メトロポリタン、バイロイトなどの名歌劇場や、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、イスラエル・フィルなど世界を率いるオーケストラに度々客演している。
ベルリン・フィルとは2006年のデビュー以来様々なテーマ性を持ったプログラムが生まれてきた。その中には、就任公演で指揮したベートーヴェンの交響曲第9番に代表されるような、ベルリン・フィルの中核をなす古典・ロマン派の主要作品への取り組みも含まれる。さらには、スーク、ハルトマンなどの知られざる作品などにも力を入れている。ベルリン・フィルとのオペラ公演では、R.シュトラウスの『影のない女』や『エレクトラ』が近年注目を集めた。

キリル・ペトレンコ

© Chris Christodoulou