上野の森美術館所蔵作品展「万博の時代~画家たちの移動と交流~」

【日時】
2025年7月13日(日)~27日(日)
10:00~17:00

【場所】
上野の森美術館

*会期中無休
*入場は閉館30分前まで

このたび上野の森美術館では、初公開作品を含む、洋画家・渡辺武夫、神戸文子の寄贈作品とともに、新たに版画家・野田哲也氏から寄贈いただきました版画集を併せてお披露目いたします。

野田氏寄贈の版画集には1970年の大阪万博に関連した『人間と文明』があります。万博の開催に伴い生じる人々の「交流」と大規模な「移動」、この2つの視点を手掛かりに所蔵品を紹介します。

「交流」は版画家たちに注目します。国際的な版画展で多数の受賞者を輩出した日本は“版画の国”といわれ版画家たちはしばしば海外に招かれ「国際交流」に寄与しました。国際的なシンポジウム、ワークショップにおいて多くの国の作家が参加して編まれた版画集をご紹介します。

「移動」は渡辺と神戸に注目します。1955~56年にフランスに留学し、帰国後は主に国内の風景を描いた渡辺に対し、同じ会派に属した10歳年下の神戸は地中海沿岸の国々を旅し、中近東を描きました。日本から海外への「移動」をめぐる状況から2人の制作や作品を見比べます。


【入場料】
一般、大学生500円、高校生以下無料

*学生の方は、学生証・生徒手帳をご提示ください
*障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料

【主催】
上野の森美術館

【後援】
フジテレビジョン







渡辺武夫 《無題》 油彩、カンヴァス




神戸文子 《ミモザ咲くフェズ》 油彩、カンヴァス