Introduction

軽はずみな「守る」という言動が人生を狂わす引き金に。
常軌を逸する戦慄の“女子高生ストーカー” 彼女の過去に潜む闇…エリカの愛が今、蘇る!
臨時教員として赴任してきた青嶋一哉(渡辺大知)は、クラス内で浮いた存在となっている生徒・閉野恵里佳(茅島みずき)の噂を耳にする。「彼女の問題を解決できれば、本採用も夢ではない」、そんな助言を受け、解決を決心する青嶋。しかしどこか不自然な距離感や体臭、周囲と噛み合わないエリカの言動に、次第に違和感を覚えていく。そしてエリカとの出会いによって彼の人生は大きく崩れ始める。彼女の常軌を逸するストーカー行為により、彼だけでなく、彼を取り巻く人たちにも危害が及ぶ。目まぐるしい展開と衝撃のバッドエンドに目が離せない。果たして青嶋は、エリカの呪縛から逃れることができるのか…。
episode.1 センセエ、好きな食べ物は何ですか?

臨時教員として担任を任されることになった青嶋一哉(渡辺大知)は、クラスに馴染めていない閉野恵里佳(茅島みずき)を解決することができれば、本採用もあると教頭先生から告げられる。恋人の小峰綾(岡本玲)との順調な共同生活と共に本採用に意気込む青嶋は、早速、恵里佳と美術室で出会うのだった。




episode.2 センセエ、彼女いますか?

青嶋一哉(渡辺大知)の目の前で涙を流す閉野恵里佳(茅島みずき)。青嶋は、恵里佳が恋人の小峰綾(岡本玲)に会うなど、手を焼いていた。
そこに体育教師の牛田先生(續木淳平)から提案を持ち込まれる。青嶋は、教師として牛田先生の提案に迷いを見せるが、、、。




主演 茅島みずき
この作品のお話を頂いてから初めて原作を読ませて頂いた時に、どうなるか分からない話の展開にドキドキし、読み終わっ た時にはゾワッと鳥肌が立つような恐怖がありました。それと同時にホラーというジャンルで片付けたくない、読み手によって色んな解釈ができる作品だなと思いました。私は撮影していく中でとてもピュアで一途な女の子の話なんじゃないのかなと思いました。皆さんはどんな風に感じるでしょうか。お楽しみに。
渡辺大知
ホラーの作品を観るのが大好きで、いつか自分もその世界に入りこんでみたいと思っていたので、撮影中は気合いが入りまくっていました。
このドラマは「怖い」とか「気味悪い」という感情をただ嫌なものとしてではなく、ちゃんと大切な感情として人間ドラマに落とし込んでいて、どこか品を感じます。
ぜひ茅島みずきさん演じるエリカに翻弄されてください。エリカほど"怖カワイイ"やつはいない!
岡本玲
はじめて原作を読んだとき、ゾクッとするような恐怖の中に、胸が締めつけられるような孤独を感じました。これは、深くて切ない「愛」の物語だ、と。そして撮影を通してその想いはさらに強くなりました。
クランクアップのときにいただいたジャスミンティー。飲もうとするたびに、エリカの顔が浮かんで、まだ手が出せずにいます。(原作をご存じの方には、きっと理由が伝わるはず…泣)
蒸し暑い夏の夜、ドラマ『エリカ』で背筋から涼んでください。
楽しんでいただけますように。
原作者 楠本哲
もう20年以上も前の作品ですが「女の情念」の普遍性を痛感いたします。閉野恵里佳という女の子はちょっぴり思い入れが強く、多少感情の起伏が激しく、若干ハメを外す時もありますが、どこまでも一途で真っ直ぐなキャクター。作者である自分にとってはとても愛しい存在です。なので製作者、出演者、視聴者の皆様も含め恵里佳をただの怪物(モンスター)扱いせず暖かく見守り愛していただければ…恵里佳はきっと超いい子でいると思いますので笑。「エリカ」の事、何卒よろしくお願いいたします。