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『Dr.アシュラ』制作発表

『Dr.アシュラ』制作発表会が4月16日(水)にフジテレビ本社(お台場)で行われた。登壇者は、主演の松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! group)、田辺誠一、荒川良々、佐野史郎、鈴木浩介、片平なぎさ、そして渡部篤郎という豪華メンバー。司会進行は佐野瑞樹フジテレビアナウンサーが務めた。松本らは会場後方からレッドカーペットを歩いて登場し、100人の観客がいる会場は大きな歓声に包まれた。

まずは、主人公のスーパー救命医・杏野朱羅について。松本は、「とにかく目の前にある命は必ず助けるという、強い信念を持った女性です」とアピール。救命シーンが連続する撮影現場については、「もしかしたらその医療シーンは15分ぐらいになっているかな…?でも実は現場では2日間くらいかけて撮影しているんです。きっと見どころたっぷりのシーンになっていると思います。医療指導の先生もいらっしゃって、細かい手技などを教えていただいています」と語った。

続いては、“いいやつ、でもポンコツ”な初期研修医・薬師寺保を演じる佐野晶哉。保の役作りについて、「1話ではいいやつ要素はまだ出ていませんが、2話以降良い味が出てくるんじゃないかと思います。成長を楽しみにしていて欲しいです。松本さんからは作中では“ボウズ”と呼ばれ、プライベートは“佐野キュン”と呼ばれています」とニッコリ。初共演となる主演の松本については、「優しいし頼もしい」とひたすらリスペクト。

豪華キャスト集結で贈る今作について、松本は、「みなさんが会議室に集まっているのを見た時、真面目なシーンなのに笑っちゃったんです。メンバーがすごすぎて(笑)!今日もこうしてみなさんがいると身が引き締まる思いです」と、共演者たちへ敬意を表した。

朱羅の“かつての師匠”である多聞真を演じる渡部篤郎は、「師弟関係っていろいろあると思うんです。教えることはもちろん、見守ったり、時には突き放したりとか。作品を通して、そんないろいろな姿をお見せできれば良いんですけど。彼女自身(松本)は撮影現場ではリーダーですから、リーダーのやりたいこと、イメージしていることを我々はきちんとサポートしていくことが使命だと思っています」と語った。

続いては、理事長・阿含百合を演じる片平なぎさ。「台本を読んだだけで躍動感、スピード感があって医療シーンがすごく多いので大変そうだなぁと、松本さんを心配していたんです。でも、3話のシーンで初めてお会いした時も元気で明るくて、すごく周りに気配りなさる方だなと思いました」と松本の立ち振る舞いを称賛した。

院長・不動勝治を演じる佐野史郎は、キャストたちの仲の良さに触れ「(現場で)みんなよくしゃべってるよね(笑)」と前置きした後、「僕は院長役なので片平さんとのシーンが多くて、最初の頃は処置室に行くことはほどんどなかったんです。でも最近、ワケあって行くことになりました(笑)。だから、控え室ではみなさんとよく話しています。何をどうという話でもないんですけど」と、現場の打ち解けた雰囲気を明かした。

救急科を見下し、院長に取り入って出世を企む外科科長・金剛又吉を演じる鈴木浩介は役柄について、「すごく嫌な人ですよね。自分のことしか考えていないんだと思います(笑)。とはいえ、演じるのが楽しい役柄なのでがんばっていきたいと思います」と話し会場の笑いを誘った。

救急科科長で朱羅に手を焼く大黒修二を演じるのは田辺誠一。出世欲の塊で上司に媚びへつらう“ザ・中間管理職”だが、朱羅のせいで出世街道に黄信号が灯り、家族関係も冷え切っているというツラい役どころ。田辺は「まさに中間管理職で、下はいうこと聞かないし、上は怖いし…って感じです。ちなみに、原作のビジュアルに寄せて髪型を作っています」と話し、地毛であることを告白すると観客からは驚きの声があがった。

そして荒川良々が演じるのは“成功率99%を誇るゴッドハンド”と称される心臓血管外科医師の梵天太郎。朱羅たちとは違う大学病院に所属していながら、後々彼女たちと関わるようになるそうだが、まだ多くは語れず口ごもる。また、「梵天はある人物に劣等感を抱き続けている」という紹介をうけ、「それが(ここにいる)渡部さんなのか、田辺さんなのか、鈴木さんなのか、佐野さんなのか…っていう感じです。まあ、そこまでですね」と、含みたっぷりに語った。

続いて、会場に集まった100人のファンの方々から事前に募った質問に答えるコーナーへ。「人生の修羅場はあったか」という質問に松本は、「(修羅場は)いろいろありましたけど、なんだろう?トイレ入ったらトイレットペーパーがなかった時。修羅場ですよね(笑)?」とちゃめっ気たっぷりに回答。笑い声が上がる中、「自分の考えを言葉に出して伝えた方が絶対に良いと思います」とメッセージを寄せた。

一方の佐野(晶哉)は、本作の撮影で起きた“修羅場”について。「(渡部)篤郎さんとご一緒した撮影現場で、監督が“カット!”って言った後、篤郎さんが“佐野、早く言えよ”って。篤郎さんが何を求めてらっしゃるのか全くわからなくて、怖くて…。とりあえず“OKで〜す!”と大きな声で言ってみたら、篤郎さん“それだよ”って(笑)」と裏話を披露。すると渡部は、「全然覚えてない」ととぼけ、佐野(晶哉)は「えー!」っと食い気味に反応。2人のやり取りに会場は爆笑に包まれた。新しいことにチャレンジする方には、「とりあえずやってみよう!」とメッセージを寄せた。

最後に松本は「最初から最後まで、何度も何度も、ものすごい速さの救命シーンがあります。救命チームの話でもあり、病院内で野望を持った人間たちのドラマでもあるので、今までにない救命医療ドラマになっているんじゃないかと思います。今後、どのように物語がつながっていくのかは私も楽しみですし、みなさんに素敵なドラマを届けられるようにがんばっていきたいです」とメッセージを送り会見を締め括った。

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