フジテレビ・武田祐子アナウンサーからのメッセージ
予想を裏切る作品のクオリティーに、驚愕!
実は"学生映画祭"と聞いて、そんなに期待してはいなかったんです。スミマセン。だって、本業として映画を制作している訳ではないのだし。言い換えれば"素人"のはずだから。しかし、7本の作品を見て、はっきり言って驚きました。
どれも素晴らしく個性的な作品でしたが、中でも「おってくらんし」(日本映画学校)は、最初のカットからまるでプロのようで技術的にも秀逸な作品。なんといっても主人公のアキの心情にたまらなく惹かれました。
また、「Love Suicides-手紙」(早稲田大学)は、無性に色々と考えさせられる奥深い作品。早く監督に解説して欲しくてゲストトークを待ちわびていました。上映後すぐに、映画評論家の佐藤忠男さんやフジテレビの映画担当(プロですっ!)そして学生監督のトークがあるのは、非常に面白くためになるし、この映画祭ならではです。
映画祭終了後の懇親会では、学生の皆さんがプロに熱心に話を聞いている姿がなんとも印象的でした。
そして、「純粋に作れる幸せ」を語っていた亀山千広映画事業局長の言葉も感慨深い…。オトナになると、純粋だけでは仕事が出来ないのかも。
今回のSF7に参加した皆さんと、いつか現場で会える日を心待ちにしながら、この場を提供出来たフジテレビの映画も一生注目です。
文:武田祐子(フジテレビアナウンサー)