「品川火力発電所」と「東京電力自然学校」を見学して
今回、施設を見学し意見交換させて頂いた東京電力は、発電所や送電所などで地域社会と密接に関わっていることもあり、まさに事業活動のひとつとしてCSR活動を行っているという印象を強く受けました。
電力事業では日本全体の1/3を発電し社会に供給する一方、日本でCSR(企業の社会的責任)という言葉が使われるようになるよりもかなり前から「企業の社会的責任」を経営指針として掲げてきたということや、条例で敷地の1/4を緑化しなければいけないことに対応し発電所にビオトープ(人工の生態系のようなもの)を併設し生物多様性にも配慮していること、そのビオトープを小学生などの環境教育の場としても活用していること、約3万8千名の従業員のうち100名が「環境部」としてCSRに携わっていること、などの話を伺い、CSRに対する歴史的背景や取り組み方の違いに衝撃を受けました。
フジテレビとは業界も状況も違いますが、CSRの先輩企業とも言える東京電力の活動を知ったことは、これからのフジテレビCSRのひとつの道標となるような気がしました。
文:梅木 輝(フジテレビ人事部)