ニュースリリース
更新日:2026年3月30日
2026年3月度社長会見要旨(2026.3.27)
昨年3月31日に第三者委員会の報告書が出てから、約1年が経とうとしています。この1年間を振り返るということは、私の心情的にはなかなかその余裕がないのですが、この1年間、我々として何に取り組んできたかを簡単にお話し致します。この1年間で最も優先したことは、「人権ファーストの会社に生まれ変わること」です。そのためにガバナンス改革に取り組みました。まず会社のトップから変えなければならないということで、役員と取締役会の構成を大幅に刷新しました。人数は半分以下に、女性比率は30%以上、外部の独立社外取締役が過半数という構成に抜本的に改めました。それに伴い、社内体制も大幅に変わりました。女性幹部社員の比率も20%を大きく超えました。
さらに社内のあらゆる階層でコンプライアンス強化に取り組み、各セクションにコンプライアンス・オフィサーを設置し、コンプライアンス委員会も設けました。また、コンプライアンス意識の醸成にとどまらず、上位概念であるサステナビリティへの取り組みとして「サステナビリティ経営委員会」を設け、全社横断の組織として毎月1回、役員・執行役員・局長クラスで会議を行い、その月の課題について話し合っています。これらの組織にはすべて外部の人権専門の弁護士や人的資本経営の専門家に入っていただき、「外部の目を徹底して入れること」を特に心がけてきました。その結果、今までの問題点は社内の同質性の高さにあったと考えています。変わるためには外の目で「ここはおかしいのではないか」「こういう課題がある」とはっきり指摘してもらい、それを改革につなげることが重要でした。この1年間、本当に時間をかけて取り組んできた結果、社内の体制・制度面はかなり整ってきたと感じています。
その上で、現在さらに続けているのは、その制度を運営する社員の意識を変えることです。様々な研修、そして何より対話を重ねることで、社員の意識を少しずつ変えていく取り組みを続けています。外部の方々との研修も多く実施してきました。やがて色々と気づきが定着し、息を吸うように様々な意識が身についていけば、改革はさらに進んでいくと思っています。
またこの考え方については、取引先・ステークホルダーの皆様にも我々の考え方を遵守していただくよう、様々な対話を進めております。人権デューデリジェンスの一環としても継続的に取り組んでいます。
フジテレビのリブランディングについては、当初3月31日に発表することを考えていましたが、5月にフジ・メディア・ホールディングスとして中期グループビジョンの新理念体系を決算発表に合わせて発表する予定があり、そことの整合性を持たせるため、1ヶ月ほど遅れての発表となる予定です。
4月改編はGP帯で40.6%という大改編となりました。昨年の10月改編は、なかなか着手できなかったため、4月改編に全力を集中してきました。主な変更点としては、GP帯初となる冠レギュラーバラエティ『タイムレスマン』(金曜21時58分~)、10年ぶりとなるGP帯の音楽レギュラーバラエティ『STAR』(木曜19時~)などがあり、ドラマを除くと6番組を改編しています。
『タイムレスマン』はタレントパワーが盛り上がっているタイミングであり、深夜時代からの企画も皆様に好評いただいておりますので、ゴールデンでさらにブラッシュアップされた内容にぜひご期待ください。
平日帯では『めざましテレビ』が9時まで拡大、『ノンストップ!』は9時スタートに拡大し、朝の時間帯を2番組で構成します。また13時50分からカンテレ制作の『旬感LIVE とれたてっ!』の第1部・第2部を編成することで、朝から夕方まで14時間にわたる生放送番組を編成しております。生放送のベルト番組は、OTT事業者が決してやらないコンテンツであり、これが現代のテレビの強みだと考えています。この生放送ベルト番組がどれだけ視聴者に浸透し支持されていくか、そこから何かを生み出すことができるのか、これがテレビの力を取り戻すことができると思っています。
「真のコンテンツカンパニーを目指す」一環にグローバル戦略もあります。土ドラ枠で『時光代理人』は、中国bilibili社のヒットIPの日本版を原作元と共同制作。日曜朝6時15分からは『ぱちぱちるんるん』をスタートし、キャラクタービジネスの強化につなげていきたいと考えています。